物価「かなり上がった」69% 調査

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物価「かなり上がった」69% 調査
[紹介元] Yahoo!ニュース・トピックス – 経済 物価「かなり上がった」69% 調査

長引く物価高は人々の生活意識の重荷となっている

新型コロナウイルス流行から三度目の夏。いまだに感染状況に翻弄される日常が続く中、今年に入ってからは、ロシアによるウクライナ侵攻や円安の影響などから、今までにない「物価高騰」に見舞われています。賃金据え置きのまま、くらしの中のあらゆるものの度重なる値上げラッシュに家計が圧迫され、人々の意識や行動はどう変わってきたか、また、どのように家計をやりくりしているのかを、首都圏在住の生活者の最新調査からお伝えします。

日本銀行が17日発表した生活意識に関する調査で、現在の物価が1年前と比べて「かなり上がった」と答えた人の割合は69.2%(前回9月調査63.8%)となり、比較可能な2006年9月以来、過去最高となった。食料品や日用品の値上げが相次ぎ、生活実感が悪化したとみられる。

現在の暮らし向きDI(「ゆとりが出てきた」−「ゆとりがなくなってきた」)はマイナス52.4%ポイントで、前回のマイナス47.4%ポイントから悪化し、23年9月以来の低水準となった。食料品価格の上昇や電気・ガス料金の補助終了などで物価高が意識されたとみられている。

[東京 17日 ロイター] - 日銀が17日発表した「生活意識に関するアンケート調査」(第100回<2024年12月調査>)によると、1年後の物価が「上がる」と予想する回答者の割合は85.7%となり、前回9月調査の85.6%からわずかに増加した。企業の値上げが続く中、引き続き高水準を維持した。長引く物価高は人々の生活意識の重荷となっている。

2022年7月の『家計のやりくり意識』の調査では、「苦しい(苦しい+やや苦しい)」と感じる生活者が32%にのぼっています。新型コロナウイルスが流行した2020年5月は、新しい生活様式に対応するための支出が増えたり、働き方が変わり収入が一時的に減額したりした世帯もあったためか、「苦しい」と感じる割合は37%でした。しかし、その後徐々に回復し、2022年2月には26%となり一旦落ち着く気配があったものの、さまざまな値上がりによって、やりくりが「苦しい」と感じる生活者が増加に転じました。また、『家計の引き締め意識』も同様に、2022年7月には、「引き締めている(かなり引き締めている+やや引き締めている)」が52%となり、物価高から家計は厳しさを増しています。

現在の物価上昇についての感想を聞くと、86.7%が「どちらかと言えば困ったことだ」と回答。23年3月以来の高い水準となった。

1年後の物価は現在と比べて何%程度変化すると思うか聞いたところ、平均値は11.5%上昇、中央値は10.0%上昇で、ともに9月を上回った。

日銀は2%の物価安定目標の実現には家計や企業のインフレ期待の高まりが重要と位置付けており、同アンケートは家計のインフレ期待の動向を把握する指標の一つとなっている。調査期間は11月7日から12月3日。

5年後に「上がる」との予想は9月調査の83.6%から82.5%に減った。これから5年間で、物価が現在対比、毎年平均何%程度変化するかについては、平均値が9.2%上昇と、比較可能な06年9月以降で最高となった。中央値は5.0%上昇だった。

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