すかいらーくと資さん 互いの思惑
すかいらーくは9月6日のプレスリリースで資さんの買収にあたり、次の通りブランドを維持する方針を明らかにしています。
すかいらーくは9月6日、資さんの全株式を取得し、子会社化すると発表しました。買収理由について、次のように説明しています。
すかいらーくHDは、投資ファンドのユニゾン・キャピタル(持ち株比率 68.7%)、Unison Capital Partners Ⅳ(F),L.P.(持ち株比率14.4%)、ナイン・ステーツ・4投資事業有限責任組合(持ち株比率14.2%)などから資さんの株式を取得します。買収額は240億円程度といいます。
「私たちすかいらーくグループは、北九州のソウルフードとして愛され続ける資さんの味・歴史を尊重し、大切に守り続けたいと考えています。長きにわたり資さんを愛してこられたお客様・従業員を大切にし、すかいらーくグループ約3,000店舗のインフラを利用いただく事でお店を拡げ、全国に資さんファンを増やしてまいりたいと考えています」
外食大手すかいらーくホールディングス(HD)は2024年10月上旬にも、北九州発祥のうどんチェーン「資(すけ)さんうどん」の運営会社「資さん」の全株式を取得し、子会社化します。9月6日に両社が発表しました。出店拡大のリソースを必要とする「資さん」と、地方ロードサイドの自社カニバリ解消のための業態転換候補としての新ブランドを必要としているすかいらーくの思惑が一致する形となりました。
1970年にファミリーレストランすかいらーく1号店・国立店(府中市)を出店。
すかいらーくの公式サイトによると、株式会社すかいらーくの前身であることぶき食品は、1962年に保谷市(現 西東京市)“ひばりが丘団地”の片隅で小さなひもの食品店を開業。起業精神を忘れないという意味を込め、創業の地“ひばりが丘”に由来し、SKYLARK=ひばりと名付けました。
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