鶏卵高騰 エッグショック 懸念
これから年末年始を迎え、様々な料理などに重宝される卵ですが、全国で鳥インフルエンザの発生が相次ぎ、価格が高騰しています。この事態に新潟県内からも懸念の声が上がっています。
今後はクリスマスや正月の料理、おでんの具材などとしての需要が高まり、例年は年末にかけて50円ほど値上がりするという。社長の秋葉弘道さん(56)は「(さらに今年は)鳥インフルエンザが出てきたらもっと高くなるのでは」と懸念する。
今回は卵が品薄になったり値上がりしたりする、いわゆる「エッグショック」について考えます。このエッグショックの影響はいろいろな所に出ています。
年末年始にかけ、卵の価格の高騰が心配されている。記録的な猛暑による鶏の夏バテで、産卵数が減っている上、秋になって鳥インフルエンザが過去最悪のペースで急拡大する悪循環に陥っている。卵の価格が約2倍に跳ね上がった一昨年シーズンの「エッグショック」の再来を懸念する声も出ている。
さらに、別の卵農家のお店では、他の理由による値上がりを懸念していました。猛暑が長引いた影響などでニワトリの産卵状況もよくなかったと言います。デイリーファーム 市田旭宏専務:「暑くなると鶏が卵をなかなか産んでくれなかったり、暑すぎて夏バテになってエサを食べる量が減ってくるせいで、卵の大きさが小さくなるとかが今年は特に起きていました。毎年、卵の価格は季節で上下するが今年は顕著。おそらく来年も再来年も温暖化によって続くんじゃないかなと思っています」「鳥インフルエンザの猛威」に「夏バテ」のWパンチ。今後も卵の価格が上がる可能性は高そうです。
採卵用の鶏は1日1個のペースで1年半ほどの期間、卵を産みます。農林水産省は、卵を産ませる期間を延ばすことで流通する卵を増やそうとしています。一方、年を取った鶏は卵を産むペースが落ちるため、関係者からは餌代などのコストがかさむと懸念の声が上がっています。
農林水産省食肉鶏卵課によると、今夏の記録的な暑さで鶏が弱り、産卵率が低下し、卵のサイズも小さくなり、供給量が落ちたことから価格が上がった。さらなる高騰の要因として、同課の担当者が注視するのが、鳥インフルエンザの影響だ。
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