ポンド/円 今日の見通し 「英雇用統計次第でBOEの年内利下げ回数が増加の可能性」FXトレード戦略 2025/1/21

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ポンド/円 今日の見通し 「英雇用統計次第でBOEの年内利下げ回数が増加の可能性」FXトレード戦略 2025/1/21
 

ポンドのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
日々、相場情報発信中!

ポンド(GBP)トレードに関わる現在までの相場トピック

本日16:00 英12月雇用統計発表!
・12月17日に発表された英11月失業率は4.6%で前月(4.7%)から低下。8-10月週平均賃金(除賞与)は前年比+5.2%と予想(+5.0%)以上に前月(+4.9%)から伸びが加速した。

・1月16日に発表された英11月月次国内総生産(前月比)は予想(+0.2%)を下回る+0.1%だった。11月15日に発表された、英7-9月期国内総生産(GDP、速報値)は前期比+0.1%で市場予想や前期(+0.2%、+0.5%)を下回った。

・英12月消費者物価指数(CPI)は前年比+2.5%で予想通りや前月(+2.6%)を下回った。CPIコアは+3.2%で前月(+3.5%)から低下したほか、サービスCPIは+4.4%で前月(+5.0%)から大きく低下した(1月15日)。

・英12月製造業購買担当者景気指数(PMI)・改定値と12月サービス業PMI・改定値はそれぞれ47.0、51.1となった。製造業PMIは速報値(47.3)以上に前月(48.0)から減速。一方でサービス業PMIは速報値(51.4)下方修正された(1月2日、6日)。

・12月19日の会合でイングランド中銀(BOE)は政策金利を4.75%で据え置いた。金融政策委員会(MPC)メンバーの9人中6人が据え置きを支持、3名が25bp(0.25%ポイント)の利下げを支持した。

今日のポンド(GBP)トレード メインシナリオ

英雇用統計次第でBOEの年内利下げ回数が増加の可能性

このところの英経済指標をみると、12月消費者物価指数(CPI)は前年比+2.5%と前月(+2.6%)からやや鈍化。ただ、英中銀が重視するサービスCPIは11月(+5.0%)から+4.4%まで急速に鈍化を示した。
本日は英雇用統計が発表される。現時点で市場は年内2~3回の利下げを織り込んでいる。インフレに続いて、9‐11月週平均賃金などの英国の労働市場の指標も弱い結果を示すことになれば、市場が織り込むBOEの年内3回利下げの織り込みが進む可能性もある。

他方で、昨日第47代米大統領に就任したトランプ大統領は、関税政策の即日発効こそ見送ったものの、メキシコとカナダには25%の関税賦課を2月1日に開始する意向を示すなど、発言でドル相場が大きく動いている。ポンドには直接関係がない場合にも、米ドルを中心に大きく動く可能性がある。トランプ大統領の発言にも注意しておきたい。

ポンド/円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

16:00 英12月雇用統計

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」ではポンド/円、ポンド/米ドルともに雨。12時にポンド/円の移動平均でシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。

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2028年11月のポンド円見通し

2028年11月のポンド円見通し。当月始値 230.54、最低 224.82、当月最高 231.66。平均 228.82。月末 228.24。変更 -1.0%。

ポンド円が50日線を完全に上方ブレイクすれば、196.00のトライを想定したい。このラインはレジスタンスへ転換する可能性がある。

2028年10月のポンド円予想。当月始値 223.83、最低 223.83、当月最高 234.00。平均 228.05。月末 230.54。変更 3.0%。

続いて、ポンド円のチャートは以下の通り。

ポンド・ドルのチャートは、以下の通り。

2028年2月のポンド円予想。当月始値 227.06、最低 222.40、当月最高 229.18。平均 226.11。月末 225.79。変更 -0.6%。

15日のポンド円は、193.00付近で推移。

2028年7月のポンド円見通し。当月始値 230.24、最低 225.02、当月最高 231.88。平均 228.90。月末 228.45。変更 -0.8%。

一方、米雇用統計が米ドル高の要因となれば、ドル円との相関性が高いポンド円は反発の展開が予想される。このケースでは、195.10台で推移している50日線の突破が最初の焦点となろう。

2028年9月のポンド円見通し。当月始値 226.72、最低 220.47、当月最高 227.19。平均 224.55。月末 223.83。変更 -1.3%。

ポンド系の通貨ペアを取引する際に注意すべきことは、主に以下の2点です。

2028年6月のポンド円予想。当月始値 232.35、最低 226.79、当月最高 233.69。平均 230.77。月末 230.24。変更 -0.9%。

上のグラフは、日英両国の政策金利の推移です。 英国は2021年末から政策金利を引き上げた一方、日本は政策金利を維持し続けました。 日本が政策金利を引き上げたのは、2024年半ば以降です。 日英の政策金利差が大きく開いたことを受けて、ポンド/円は円安が進んだとされています。

ポンド/円は2015年に円高トレンドに転換しており、国民投票後の急落を経て円高がさらに進んでいます。 この結果、一時的に2012年の安値付近まで円高が進行しました。

2028年3月のポンド円見通し。当月始値 225.79、最低 225.79、当月最高 236.05。平均 230.05。月末 232.56。変更 3.0%。

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