用語集を備忘録として記載していきます。
FXの基本用語集
FX(Forex)とは
外国為替取引(Foriegn Exchange)の略
異なる2つの通貨を換金する取引です。
互いの通貨を換金するときの比率を為替レートといい、レートの変動によって利益を生み出します。
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FXトレードのスタイル
取引時間の長さによって名前が決まっています。
取引の方法は全部同じです。
スキャルピング
数秒~数分、長くても1時間の取引スタイルです。
使用する時間足は5分足~15分あたりです。
デイトレード
1日のなかで取引を終了するスタイルです。
だいたい1時間~数時間で終了させ、次の日に持ち越さないのが基本です。
使用する時間足は1時間あたりがメインとなります。
スイングトレード
数日~数週間で取引を完結させます。
時間足は4時間足~日足です。
スワップ狙い
ポジションを持ったら基本的には決済せず、持ち続けてスワップポイントを毎日獲得していくスタイルです。
数か月、場合によっては数年持ち続けます。
使用する時間足は日足~週足、月足も見ます。
取引に必要なもの
FXをするにあたり、必要なものを記載します。
プラットフォーム
取引をするためのシステムが必要です。
FX会社(ブローカー)がそれぞれ提供しているアプリやWeb画面があります。
また、MT4(Meta Treader4)というアプリがあり、それに自分の取引口座を接続して使うこともできます。
為替取引用口座
自分のお金を管理するFX会社(ブローカー)の口座です。
口座を開設することによって入出金が可能になります。
デモ口座も簡単に開設することができます。
練習用、検証用の口座で初めからお金が入っていますが、架空のお金となります。
デモ口座で利益が出ても損失が出ても、実際のお金には影響がありません。
デモ口座でしっかり分析をして練習ができればと思いますが、実際には「失敗してもお金減らないし」ということで雑な分析で適当にエントリーしてしまいがちになります。
気を付けましょう。
分析ツール
分析ツールで分析をしてエントリーポイントや決済ポイントを決めるという流れです。
分析ツールで有名なのはTrading Viewを挙げておきます。
証拠金取引とは
FX会社(ブローカー)に入金したお金は証拠金として扱われます。
10万円を入金した場合は、10万円までの損失を負える取引までは取引ができます。
FXでは入金額以上の大きな為替取引ができることが魅力の1つです。
日本のFX会社では25倍までレバレッジ(後述)をかけることができるので、10万円入金の場合は単純計算で250万円分までの取引が可能です。
リスク管理をしながら大きく稼ぐことも可能となります。
ただし、証拠金の金額までマイナスになってしまうと取引させてもらえずに強制退場(ロスカット)となります。
ポジション(ロング/ショート)
「ポジション(建玉とも言う)を持つ」とは「取引をしている」ということを言います。
今から上がるぞ!と予想して取引をする場合は「買い」の取引をします。
今から下がるぞ!と予想して取引をする場合は「売り」の取引をします。
「買い」のことを「ロング」、売りのことを「ショート」ととも呼びます。
なので、買いの取引をしている状態を「ロングポジションを持つ」
売りの取引をしている状態を「ショートポジションを持つ」と呼んだりします。
エントリー
新しくポジションを持つとき「エントリーする」という呼び方をします。
「ロングでエントリーしたけど下がってしまった」などといった感じです。
建値
建値(たてね)とはエントリーした時の価格を言います。
EP(Entry Place)とも言います。
利確、TP
利確とは、利益を確定することです。
買いポジションを持っていて上がった場合に、そのポジションを決済(売る)することです。
売りポジションを持っていて下がった場合に、そのポジションを決済(買い戻す)ことです。
TP(Take Profit)とは、利確した時の価格のことです。
損切り、SL
損切りとは、損失を確定させることです。
買いポジションを持っていたが残念ながら下がってしまったときに、そのポジションを決済することです。
売りポジションを持っていたが、残念ながら上がってしまったときに、そのポジションを決済することです。
損切りは単に「切る」という言葉で表すこともあります。
SL(Stop Loss)とは、損切りをした時の価格のことです。
ポジションを持つときは必ずSLを予め設定しましょう。
SLを設定することで損失を抑えることができます。
レバレッジ
FXの魅力はレバレッジを使って入金した証拠金よりも大きな金額の取引ができることです。
日本のFX会社では証拠金に対して25倍までの取引をすることが可能です。
例)1ドル=150円だった場合
1万ドルの取引をしたい時、普通は150円×1万=150万円が必要となります。
150万円を用意して取引をする場合、言うなれば「レバレッジは1倍」です。
FXでは150万円も用意せずに1万ドルの取引をすることが可能です。
75万円の証拠金で1万ドルの取引をすることも可能です。レバレッジは2倍です(150万円÷75万円)。
50万円の証拠金で1万ドルの取引をすることも可能です。レバレッジは3倍です(150万円÷50万円)。
6万円の証拠金で1万ドルの取引をすることも可能です。レバレッジは25倍です(150万円÷6万円)。
理屈では6万円あれば1万ドルの取引が可能ですが、1ドル=150円が「1ドル149.999円」になった瞬間に強制退場(ロスカット)となりますので、実際に1万ドルの取引をする場合はもっと証拠金を用意する必要があります。
pips
FXでの値動きの共通単位はpipsとなります。
ピプスまたはピップスと読みます。
私はピップスですね。
どちらでも良いです。
USD/JPY 1USD=150.246 JPY
4のところが1の位となります。
150.246 JPYが150,286 JPYになった場合、「4pips上がった」と表現します。
通常の通貨ペアであれば、一番右から2番目の桁が1pipsの位です。
仮想通貨などはこの限りではありませんので注意です。
pipsの計算
FXではpipsという単位を使って利益と損失の計算をします。
トレードでどの位のpipsの変動があったかで、証拠金から加算・減算されます。
pipsの計算方法
利益pips数=TPーEP(建値)
損失pips数=EP(建値)ーSL
pipsから日本円に換算する
■USD/JPYの場合
150.000から1,000通貨をロング(買い)して150.250になったので利確した
日本円(JPY)が絡む場合は分かりやすく、
0.250円上がったのが1,000ドルあるので、0.250×1,000=250円という風に計算できます。
pipsから金額を計算する場合、
⇒利益pips=25pipsとなります。
1,000通貨なら1pipsあたり10円です。
なので10円×25pips=250円と計算できます。
(なんか難しいですね)
■EUR/USDの場合(日本円が絡まない通貨ペア)
0.91234から1,000通貨(1,000ユーロ)をロング(買い)して0.91484になったので利確した
今回も利益pips=25pipsで1,000通貨なので、250円の利益かと言えば、そうではないのです。
今回は0.00250 USD×1,000 USD=2.5 USD の利益です。
1 USD=150円だった場合、150円×2.5 USD=375円の利益となります。
もしも1 USD =100円だった場合は、100円×2.5 USD=250円の利益となります。
つまりは為替レートの変動によって日本円での利益額や損失額は変わってくるのです。
ロットサイズ(取引量)
取引をする通貨量をロット、取引量と呼びます。
ロットを増減させることでリスクをコントロールすることができます。
口座の金額に対し、適正なロットサイズで取引をしましょう。
まず、日本のFX会社での言い方でUSD/JPYを例に説明します。
1ロット=10,000通貨=10,000ドル分の取引量となります。
0.1ロット=1,000通貨=1,000ドル分の取引量です。
多くのところは0.1ロット(1,000通貨)単位で取引を行うことができます。
海外のFX会社の場合は桁が異なります。
■スタンダードな口座の場合
1ロット=100,000通貨=100,000ドル分の取引量となります。
0.1ロット=10,000通貨=10,000ドル分の取引量
0.01ロット=1,000通貨=1,000ドル分の取引量
0.01ロットが最小の取引量となります。
■マイクロ口座の場合
海外のFX会社にはマイクロ口座という、より少額でも取引可能な口座を作成することができます。
スタンダード口座の100分の1で取引をすることができ、
1ロット=1,000通貨=1,000ドル分の取引量
0.1ロット=100通貨=100ドル分の取引量
0.01ロット=10通貨=10ドル分の取引量となります。
マイクロ口座で0.01ロットで取引をした場合、ほとんど利益も損失も出ません。
100pipsの変動があったとしても、±10円です。
デモ口座では架空のお金の取引なので、やる気が出ずに適当に取引をしてしまうこともありますが、マイクロ口座はリアルなお金の取引ですので、リスクの少ない環境でFXが可能です。
1,000円もあれば十分なので、初心者向けでもあると思います。
スプレッド
トレードをするうえで、とても重要なスプレッドについてお伝えします。
スプレッドとは、買う時の価格と売る時の価格の差額のことです。
この価格の差でFX会社は利益を出しています。
USD/JPYでは
Bid(売る時の価格):150.123
Ask(買う時の価格):150.128
このように表記されています。
買う時の価格が0.005 高いですね。
150.128円で買って、瞬時に売ったとしても150.123円になってしまいますので
1USDにつき0.005円の損失になります。
つまり1,000通貨でトレードした場合、5円の損失になってしまいます。
スプレッドは「広い」「狭い」で表すのが一般的です。
USD/JPYでは
Bid(売る時の価格):150.100
Ask(買う時の価格):150.128
だった場合、スプレッドが28ポイントも開いているので「スプレッドが広い」と表現されます。
逆に
Bid(売る時の価格):150.126
Ask(買う時の価格):150.128
のように、2ポイントのスプレッドは「スプレッドが狭い」と表現されます。
スプレッドは狭い方がトレーダーにとって有利です。
FX会社や通貨ペア、時間帯によってスプレッドは異なります。
スプレッドの狭いFX会社、狭い通貨ペア、狭い時間帯を選択してトレードをしましょう。
取引手数料
スプレッドとは別の意味で取引手数料がかかるFX会社もあります。
「1,000通貨の取引につき〇円かかる」といった形です。
手数料がかかるかわりにスプレッドがゼロなどの特典があります。
スワップ金利
スワップは通貨間の金利調整分のことです。
銀行の普通預金でお金を預けていると、たまに利子が入っていることがあります。
あれは預金金利に合わせてお金が口座に入ってきているのです。
FXのスワップは+スワップであれば毎日その利子が入ってきて利益になります。
逆に-スワップであれば毎日利子が支払われ、損失が増えていきます。
「毎日」というのが特徴です。
土曜日、日曜日は休日のためスワップが入ってきません。
だいたい水曜日に3日分のスワップが発生し、調整されています。
スワップの大きさは通貨ペアによって様々です。
また、FX会社によっても変わってきます。
「ウチはスワップが大きいですよ!」とアピールしているFX会社もあります。
リスクリワード(損益比率)
EP(建値)からSLまでの損失幅を1としたときに、EPからTPまでの利益幅は何倍になるかを表した比率のことです。
この比率を保つことで、たとえ勝率が低くても利益を出していくことが可能なのです。
リスクリワードが1:1の場合、勝率が50%の場合に利益(損失)はゼロになります。
勝率が50%未満だと損失が発生することになります。
リスクリワードが1:2の場合、勝率が33%あれば利益(損失)がゼロになります。
勝率が33%以上あれば利益を出すことができるのです。
FXの基本的なこと6 為替取引の用語集
エクイティはFX用語で、口座の現在価値(オープンポジションの損益を含む)を指します。初心者はエクイティを把握し、それに基づいてリスク管理戦略を策定します。
クロスレートとは、二つの通貨間の交換レートを指すFXの用語です。初心者は、USDを介さずに通貨を交換する際のレートを理解するためにこの用語を使用します。
レジスタンスは、価格が何度も上昇しようとして反転したところを指すFXの用語です。初心者は、この用語を理解して、取引戦略を構築するのに役立てることができます。
ボリンジャーバンドは、価格が一定の範囲内で動くことを示すテクニカルインジケーターです。初心者向けには、このFX用語は価格が過去の平均からどれだけ離れているかを示すため、過剰買いまたは過剰売りの状況を識別するのに役立ちます。
FXを始めるにあたって、必須で知っておかなければならないFX用語は冒頭で解説を行いました。そのほかに、知っておくべきFX用語の100種類を一覧で解説しました。そして、テクニカル分析や手法を理解する際に必要なFX用語の100種類をわかりやすく解説したので、初心者トレーダーにはとても参考になる情報です。
FXの取引は、取引所FXを除き基本的にはFX会社と投資家との相対取引となります。従いまして、FX会社の業務状況などによっては投資家に不測の損失を与えるリスクもあります。故に、財務状況が健全で証拠金の管理をしっかり行っている会社を選ぶ必要があります。
ハンギングマンはハンマーと似ていますが、このパターンは上昇トレンドの終わりを示す可能性があります。初心者にとって、このFX用語は価格の反転を予測する上で役立ちます。
口座開設ボーナスは、主に海外FXで使用される用語で、新規口座開設をすることで10,000円前後の入金不要の取引に使えるボーナスのことを指します。併せて覚えておきたい用語として、入金ボーナスがあります。入金ボーナスは、取引口座に入金する事で証拠金として利用する事ができます。100%入金ボーナスの場合であれば、50,000円の入金に対して、50,000円の取引ボーナス(クレジットボーナス)が付与され、70,000円の損失が出た場合には、残高0円、クレジットボーナス30,000円の状態となます。残ったクレジットボーナスの30,000円は出金することができませんが、取引による利益分のみ出金可能です。
例えば、1ドル=100円で1ドルを購入して1ドル=120円でこの1ドルを円に戻せば、「120円-100円=20円」の利益が出ます。反対に1ドル=80円になれば20円の損失になるわけです。このようにFXでは、為替の変動を利用して利益を狙います。
もう1つFXの利点としてあげられるのが、基本的に24時間取引ができることです。FXは原則として月曜日から金曜日まで世界のどこかの市場が開いていれば、いつでも取引ができます。
逆ヘッドアンドショルダーズは、ヘッドアンドショルダーズの逆パターンで、”頭”が最も低く、その左右に比較的高い”肩”が形成される状況を指します。初心者にとってもわかりやすいFX用語で、買いのサインと解釈されます。
FXは株式市場と違って取引できる時間が限られておらず、ほぼ24時間いつでも取引することができます。各国の通貨は時差により変動する時間帯が大きくなる時間帯がありますので、変動が大きくなる時間帯を狙って取引を行うのも良いでしょう。
ロールオーバーは、FX取引で開いたポジションを翌日に持ち越すことを指します。初心者向けには、このFX用語は特にスワップ(金利差)が発生する点を理解すると良いでしょう。
反対に1ドル=90円のタイミングで100ドルを円に交換すると9,000円となり、1,000円の損失ということになります。これがFXの基本的な取引の仕組みです。
FX取引は世界中で行われており、なかでも東京、ロンドン、ニューヨークは世界三大外国為替市場と呼ばれています。市場がさまざまな拠点にあるため、FX取引は時差を生かして24時間行うことが可能です。一日の取引はニュージーランドとオーストラリアで始まり、その後、日本からヨーロッパ、そしてアメリカへと移っていきます。アメリカで夜に終了した取引が、その後ニュージーランドへと再び引き継がれます。
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