今晩はもみ合いか。昨日はキング牧師誕生日の祝日のためNY市場が休場。先週は物価指標の鈍化を受けて年内の利下げ期待が再び高まったことや、大手金融機関の第4四半期決算が総じて良好な結果となったことで主要3指数がそろって3週ぶりに反発。ダウ平均が3.69%高、S&P500が2.91%高、ナスダック総合が2.45%高と軒並み大幅高となった。
今晩はもみ合いか。昨日は休場だったが、トランプ氏が第47代大統領に就任し、多数の大統領令に署名したほか、不法移民対策として南部国境の緊急事態を宣言した。関税に関してメキシコとカナダに25%関税を2月1日発動することを示唆したが、交渉の余地も残された。今後はトランプ政権が打ち出す具体的な政策に一喜一憂する展開が予想され、今晩の取引でも政策にらみの神経質な展開となりそうだ。
今晩は主要な米経済指標の発表はなし。決算発表は寄り前にD.R.ホートン、プロロジス、キーコープ、3M、チャールズ・シュワブ、引け後にネットフリックス、ユナイテッド・エアラインズなどが発表予定。(執筆:1月21日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
見通し NY株見通しもみ合いか 決算発表は3Mや引け後のネットフリックスなど
今回はこれまでに発表された4-6月期決算から、好調なものをご紹介いたします。
一方、7/20(木)には前日引け後に決算を発表したテスラとネットフリックスが大幅に下落してテクノロジー株に波及したほか、新規失業保険申請件数が予想を下回ったことを受けて米10年国債利回りが上昇に転じたことから、反落となりました。7/21(金)も相場上昇をけん引してきた銘柄群に利食いが出て、高値警戒を反映した動きとなりました。
【NQNニューヨーク=川上純平】18日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸した。前日比36ドル86セント(0.08%)高の4万3275ドル91セントで終え、連日で最高値を更新した。ネットフリックスの好決算を背景にハイテク株が買われ、相場を下支えした。もっとも、株価の上昇が続いたことから主力株には利益確定売りも出やすく、ダウ平均の上値は重かった。
注:日付は現地時間によります。(E)はBloombergによる予想を示します。企業決算の赤字でのハイライトは、当社顧客保有人数の1~30位、青字のハイライトは31~50位を示します。
S&P500指数採用銘柄のEPS(既に発表された決算と今後発表される決算の混合)は、前年同期比9.0%減の予想です(FactSet社による集計)。先々週末から下方修正となっています。ネットフリックスやテスラの決算発表を受けてテクノロジー大手の業績予想が下方修正された可能性が考えられ、市場には警戒感があるとみられます。
ダウ平均の構成銘柄ではないが、ネットフリックスが11%高で終えた。前日発表の2024年7〜9月期決算で売上高が市場予想を上回り、好感された。ハイテク株を巡る投資家心理が上向き、ダウ平均の構成銘柄ではアマゾン・ドット・コムやセールスフォースが上昇。新型スマートフォンが中国で販売好調と伝わったアップルへの買いも目立った。
個別銘柄では、4-6月期決算を発表をしたテスラ(TSLA)の下落が大きくなりました。年初から数次にわたる値下げによって粗利率が低下、粗利率の低下はわかっていたことですが、市場予想も下回ったことが嫌気されたとみられます。4-6月期決算自体は、売上が前年同期比47%増、EPSが同20%増となって市場予想を上回っています。
4-6月期の決算発表は3週目で佳境を迎えます。マイクロソフト、アルファベット、メタプラットフォームズなどのテクノロジー大手が発表を予定しています。GAFAMのうち、アップルとアマゾンドットコムは8/3(木)と来週にずれています。
インテルやハネウェル・インターナショナル、コカ・コーラが上昇した。半面、アメリカン・エキスプレスが下落。18日発表の四半期決算で売上高が市場予想に届かなかった。メルクやナイキ、スリーエムも売られた。
今週の株価材料として、4-6月期決算発表、FOMC(米連邦公開市場委員会)、4-6月期実質GDP(速報値)、などが注目されます。
主力企業による24年7〜9月期の決算発表が先週から本格的に始まった。市場では「好調なスタートを切った」(UBSのデビッド・レフコウィッツ氏)との見方がある。米経済が大幅な悪化を避けられるとの観測も根強く、主力株への資金流入が続いた。
コメント