「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha
今日のドル円 テクニカル分析で環境認識(動画の内容 ポイントまとめ)
市場分析と今後の展望:
1. ドル円相場の見通し:
– 157円台への上昇可能性
– 主な上昇要因:
* トランプ大統領の関税政策に関するドル先高観、ダボス会議にて講演予定(1/23 25時)
* 日銀会合での植田総裁発言次第
2. トランプ政権の関税政策:
– メキシコ・カナダ向け最大25%(2月1日期限)
– 中国向け10%追加関税
– 具体的な実施時期と税率が注目点
3. 日銀金融政策会合のポイント:
– 利上げ実施は市場織り込み済み
– 展望リポートでのインフレ見通し修正
– 植田総裁会見(15:30〜)での注目点:
* 次回利上げ時期の示唆
* ハト派的発言の可能性
* インフレ見通しへの言及
4. ドル円テクニカル分析:
– 156.00付近が上値抵抗
– ダブルボトム形成の可能性
– ネックライン突破で157円台視野
5. 日銀会合のリスクシナリオ:
– 利上げ見送りの場合、急激な円売り
– 158円台回復の可能性
– 深夜の日経新聞電子版での事前情報に要注意
結論:
当面のドル円相場は、トランプ米大統領講演と日銀会合が主導。植田総裁が次回利上げに慎重な姿勢を示せば円売り圧力が強まる可能性。一方、インフレ警戒を強めれば上値は重くなる見通し。
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『最新のドル/円相場を解説』
経済指標・イベントの結果について
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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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ドル円157円行ける日銀会合は円安リスクに警戒を 今夜のFX予想 2025
朝方は156円前半で推移していたドルは、仲値公示後に156円を割り込んだ。その後、オフショア市場でのドル安/人民元高の影響もあり、午後に入って155.71円付近まで下落した。週末のトランプ次期米大統領と中国の習近平国家主席との電話会談で「米中対立への懸念が後退し、元高ドル安になった可能性が高い」(為替ブローカー)という。ただ、ドル/円は「一定の底堅さを維持」(同)しており、東京時間終盤には156円前半へ値を戻した。
[東京 20日 ロイター] -午後3時のドル/円は、前週末のニューヨーク市場終盤からドル安/円高の156円前半で取引されている。日本時間あす未明に控えるトランプ次期米大統領の就任式を前に持ち高調整の動きがみられる一方、ドル/円は一定の底堅さを維持している。
通貨オプション市場で、ドル/円の予想変動率(インプライド・ボラティリティー)が急上昇。米大統領の就任式と日銀会合をまたぐ1週間物は現在12%台半ばと、昨年12月半ばの日米中銀会合前以来、およそ1カ月ぶり水準へ上昇した。昨年12月第3週は、米連邦公開市場委員会(FOMC)が市場予想通り利下げを実施したが、今後の政策金利見通しを後退させたことでドルが買われた後、日銀が利上げを見送って円が売られ、ドルは週間で153円台から157円台へ5円弱上昇した。
米ドル/円は155円程度までの上昇を予想していましたが、それを上に抜けてしまいましたので、157円程度まで上値のめどを変更します。
本日のドル円は143円30銭〜145円程度を予想します。
他のクロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)ですが、FOMCの結果を受けて、米国の株式指数が急落したことから、リスクオフからの円買いとなり、一時は全体的に下落していましたが、日銀の会合後はまた戻しています。ここからは、上昇は緩やかになるのではないでしょうか。
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