ドル・円は主に156円を挟んだ水準で推移か、日銀追加利上げ予想もドルは下げ渋る可能性

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ドル・円は主に156円を挟んだ水準で推移か、日銀追加利上げ予想もドルは下げ渋る可能性

 

東京市場オープニングコメント

「ドル・円は主に156円を挟んだ水準で推移か、日銀追加利上げ予想もドルは下げ渋る可能性」
23日のドル・円は、東京市場では156円29銭から156円75銭まで反発。欧米市場では156円63銭から155円75銭まで下落し、156円05銭で取引終了。本日24日のドル・円は主に156円を挟んだ水準で推移か。日本銀行による追加利上げが想定されているものの、ドルは下げ渋る可能性がある。
日本銀行は本日24日の会合で政策金利を0.5%程度に引き上げる方向で検討を行う見通し。春闘に向けて前向きな動きがあること、トランプ米政権が打ち出した政策は現時点で経済・物価の見通しに大きな影響を与えていないことが考慮されそうだ。日銀は追加利上げの環境が整ったことを再点検し、0.25%程度の政策金利を0.5%程度に引き上げる方向とみられる。市場参加者の間からは「物価動向次第となるが、年末までにあと1回の利上げが行われる可能性がある」との声が聞かれている。

《午前8時現在》 ドル・円: 155.00円-157.00円 155円近辺でドル買い興味
          ユーロ・円: 161.80円-163.50円 161円台後半でユーロ買い興味
          豪ドル・円: 97.50円- 98.80円 97円台半ば近辺で豪ドル買い興味

通貨別分析

 

 

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[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル ドル・円は主に156円を挟んだ水準で推移か、日銀追加利上げ予想もドルは下げ渋る可能性

ユーロは対ドルで反発した

円相場は前日比で下落する場面もあった。トランプ米新政権の経済政策は米国のインフレ圧力を高めるとの見方が根強い。日米金利差の拡大した状態が長期化するとして、朝方は円売り・ドル買いが出た。国内輸入企業による円売り・ドル買い観測も円相場の重荷だった。もっとも、植田総裁の発言が伝わると急速に円高・ドル安方向に振れた。日本時間15日夕の取引で米長期金利が4.76%近辺まで低下し、米金利上昇が一服していることも円買い・ドル売りを誘った。

円は対ユーロで反落した。17時時点では同8銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=161円61〜66銭で推移している。対ドルでのユーロ買いが円の対ユーロ相場に波及した。一方、日銀の追加利上げ観測で下げ渋る展開となった。

日銀の植田和男総裁は15日、全国地方銀行協会が開いた「新年の集い」で1月会合で「利上げを行うかどうか議論して判断する」と述べた。氷見野良三副総裁が14日の金融経済懇談会で用いた表現を踏襲し、日銀が早期に追加利上げに踏み切る可能性が意識され円買い・ドル売りが入った。

15日の東京外国為替市場で、円相場は続伸した。17時時点では前日の同時点に比べ66銭の円高・ドル安の1ドル=156円86〜88銭で推移している。17時すぎに一時156円79銭近辺まで上昇した。日銀が23〜24日に開く金融政策決定会合で追加利上げに動くとの思惑が高まり、円買い・ドル売りが優勢になった。

ユーロは対ドルで反発した。17時時点は同0.0050ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.0304ドル近辺で推移している。米金利の上昇一服でユーロ買い・ドル売りが入った。

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