
20日の香港市場は堅調に推移するか。前日のNY市場で主要3指数がそろって上昇しており、地合いの改善につながりそうだ。19日に公開された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、米連邦準備理事会(FRB)が追加利下げに慎重な姿勢を保っていることが改めて示されたものの、同日の米長期金利は低下した。
ただ、ハンセン指数が心理的節目の23000ポイントを超えると伸び悩む展開があり得る。同指数の構成銘柄のレノボグループ(00992)、アリババ集団(09988)、ネットイース(09999)がきょう予定している決算発表を前に、結果を見極めたい投資家は積極的な買いを手控えるだろう。
19日のNY株式相場はダウ平均が続伸し、ハイテク株主体のナスダック総合は小幅ながら5営業日続伸した。FOMC議事録が米債務上限問題に触れ、解決までバランスシート縮小の一時停止や減速の可能性が示されたことで米債利回りが低下して株式相場の追い風となった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は大型ネット株のアリババ集団と美団(03690)、テンセント(00700)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)が香港終値を下回った半面、スマートフォン大手の小米集団(01810)が上回って引けた。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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