金(ゴールド)また高値更新。ウクライナ停戦協議への不透明感が金価格を押し上げる要因に(XAU/USD 市況と分析)2025/2/25

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金(ゴールド)また高値更新。ウクライナ停戦協議への不透明感が金価格を押し上げる要因に(XAU/USD 市況と分析)2025/2/25
 

金(ゴールド)CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」の銘柄名:金スポット)について、昨日の振り返りと現在のポイントについて短時間で確認できるようまとめました。

※最新の金(ゴールド)レポートはコチラ

金(ゴールド)市場の値動き まとめ

2月24日の金相場は再び史上最高値を更新しました。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は、前週末から10.00ドル(0.34%)上昇し、1オンス=2963.20ドルで取引を終えました。

金価格は過去8週間連続で上昇しており、これは2020年以来の長期上昇局面となっています。

この上昇の主な要因として、金を裏付けとする上場投資信託(ETF)への資金流入が活発化しており、先週は2022年以来最大の純流入額を記録しました。また、米トランプ政権による高関税政策への警戒感が高まり、安全資産としての需要が増加していることも背景にあります。さらにトランプ大統領の地政学的な政策課題に対する懸念、ウクライナの停戦協議に関する不透明感なども金価格を押し上げる要因となっています。

市場専門家の見方では、大手米銀は年末時点の金価格見通しを3100ドルに引き上げ、中央銀行の買い入れとETFの保有拡大が価格上昇の原動力になるとの見解を示しています。

最新の金(ゴールド)CFD チャート

30分足チャート

金スポット 30分足チャート

日足チャート

金スポット 日足チャート

「CFDネクスト」での金(ゴールド)スポット価格について、テクニカル分析では単純移動平均線(10日)が上向きになる中、価格は移動平均線の上に位置している。また、相場の過熱感をはかるRSIは、「買われすぎ」とされる70と基準(50)の間で推移している。
 ※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。

 金スポット 株価指数・商品CFDチャート│はじめてのFXなら外為どっとコム

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金(ゴールド)の上昇・下落変動要因

上昇要因

インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。
経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。
実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。
通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。
地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。
中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。

下落要因

インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。
経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。
実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。
通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。
地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。
中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。

 
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金相場は金製品の価格に大きな影響を及ぼしています

金相場は金製品の価格に大きな影響を及ぼしています。純度を問わずに金製品は金を原材料として使用している為に金相場が大きく変化する場合にはそれに伴って直接的な影響受け価格の変動を余儀なくされます。また一言に金製品といってもリング(指輪)やネックレスのようなアクセサリーだけでなく時計や金貨・工業用品にも使われています。金が何に使われていくかを簡単に説明していきます。

現物(地金・金貨)、ETF、純金積み立てが主な投資手段となる。

世界の中銀による金の購入も影響する。年間の純購入量は約10年前と比較して2倍近くに増加している。中銀は外貨建て債務の返済や為替介入などの資金として外国の通貨や債券を含む準備資産を保有するが、そこに占める金の割合は新興国を中心に増えている。中国やロシアなどはドルの影響力を抑制しようと脱ドル化に向かっている。

宝飾品として珍重され、また投資先としても世界共通の価値であり、有事の際の安全資産とも言われる「金(GOLD)」。近年は、米中貿易摩擦や先進国をはじめとする超低金利の金融緩和政策など経済面において、地球温暖化や気候変動による自然災害や新型のウイルス発生など環境・衛生面において、世界は不安定な情勢が続いています。そして、その警戒感から「有事の金」が注目され、「金相場」は高値で推移しています。 そんな「金(GOLD)」の相場のしくみ、金価格の変動傾向について、最低限知っておいていただきたい内容をまとめてみました。

基本的に近年の「金相場」の上昇は、利益は多く見込めないがゼロにはならない「金(GOLD)」が投資対象として魅力的だからと言えるでしょう。では「金(GOLD)」を購入・売却・保有する上で、今後チェックしておくべきポイントはどこか、ここからお話しさせて頂きます。

実際、2001年9月11日にアメリカで同時多発テロが起こったときには、米ドルの信認低下によって金価格が上昇しました。

アクセサリー等に用いられることが多い金(GOLD)で、純度の高さと加工のしやすさ、変色しにくい上に耐久性も兼ね備えています。1000分率における純度は、75.00%程度のものを指します。

金は通常、宝飾品など貴金属や宝石の計量に使用される単位「トロイオンス(日本での記号はoz)」、もしくは「グラム」で取引単位が決められていて、国際的には1トロイオンスあたりの米ドル建で取り引きされており、日本国内での店頭表示価格は、その米ドル建の価格をもとに、1グラムあたりの円建価格に換算され公開されています。 また、全世界における金の目的別需要の割合は、 金の国際調査機関「ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)」が発表したレポートによれば、2019年の目的別需要のシェアは、宝飾品48.4%(前年:50.6%)、工業7.5%(前年:7.7%)、投資29.2%(前年:26.7%)、公的機関14.9%(前年:15.0%)といった内訳が発表されています。 ここで、主な金の目的別需要(用途)を説明しておきますと、皆さんに馴染み深い宝飾品としての金に関しては、前述のレポートにもありますように世界における金の多くが宝飾品として使われており、紀元前から現在に至るまでの長い間、人々からステータスの象徴として扱われ様々なアイテムが生み出されてきました。リング(指輪)・ネックレス・ブレスレット・ピアス(イヤリング)等のアクセサリー、金杯・仏具等の宗教儀式由来のアイテム、金貨・大判小判等の貨幣は今でも身近にある宝飾品と言えます。 次に、工業用の金ですが、金の性質である展延性・耐腐食性・高い導電性を活かした、精密機器等の金メッキや電子部品同士の接続などの技術に用いられています。また、金は医療用としての用途も有名で、金歯や体外検査キットの検査ラインの発色剤などに用いられています。このような工業・医療用途で利用された金は、産業廃棄物として発生するレアメタルの一部として再資源化されており、東京オリンピックにおける金メダルも、再資源化された金が使われているそうです。 そして、投資用の金ですが、個人の方が多く手掛ける代表的なものとして、インゴット(金塊)などの「金地金」や世界各国の政府が発行する投資用の「金貨」を購入して自身で保管するもの、貴金属商・商社・銀行などの運営会社から毎月決まった金額の金を購入し保管してもらう「純金積立」、金地金そのものを有価証券化して証券取引所に上場し証券会社や銀行などに投資の運用をお任せする「金上場投資信託(ETF)」などが、代表的なものとしてあります。金の投資は、共通認識として株式・債券などと違い配当金や利息は生まないため、あくまでも「もうける」というよりは「ためておく」というイメージが一般的です。逆に言えば株式などの金融商品は価値がなくなる恐れはありますが、金は価値がゼロになることはないことが最大の魅力と言えます。 最後に公的機関の金ですが、各国の中央銀行や国家機関における「金準備」を指し、国連の専門機関であるIMF(国際通貨基金)の体制下において、加盟国の政府・中央銀行(国の金融の中心となる機関)は、輸入代金・対外債務返済等の支払い、国際通貨不均衡の是正、為替相場介入などのために、一定比率以上の外貨や金の資産を保有する義務を有し、その保有する金のことを「金準備(gold reserve)」と言います。

金相場の予測には、主にファンダメンタルズ要因とテクニカル指標が用いられます。ファンダメンタルズ要因では、経済見通しや資本の流れ、貿易収支などのマクロ経済的な要素を考慮します。これらの要素は、金価格に影響を及ぼす国際的な経済状況や政治的な出来事を反映しています。たとえば、金利政策やインフレ率、地政学的リスクなどがファンダメンタルズ要因に該当します。

日本では22金を使った金製品はあまり作られていませんが、世界においては資産としての人気が高い金(GOLD)で、「標準金」とも呼ばれており、金貨などに利用されています。1000分率における純度は、91.70%程度のものを指します。

まず始めに、国際市場において取引される際の値段(価格)である「相場」ですが、金も外国為替などと同じように休むことなく常に変動しています。 金の世界4大市場として、ロンドン、ニューヨーク、香港、チューリッヒ市場が有名ですが、東京やシドニー、シンガポールなどにも金の大きな市場はあり、こういった複数の市場で金の相場が決まっていきます。具体的には、国際日付変更線に近い国から時差を追って金相場は各市場に受け継がれます。世界の主な取引市場を順に並べるとシドニー、東京、香港、シンガポール、チューリッヒ、パリ、ロンドン、ニューヨークといった順番になります。 その中で、ロンドンとニューヨークは「金の2大市場」と言われており、ロンドン市場では金と現金を交換する現物取引が行われています。毎日午前と午後のそれぞれ1回ずつ(計2回)、LBMA(ロンドン貴金属市場協会)が値決めをしており、その価格が金の現物取引の国際的な標準となっています。一方、ニューヨーク市場では価格の決まっていない将来の金の取引を約束する先物取引が行われており、ここで公開された相場は国際経済の指標として用いられることもあり、ニューヨーク市場が閉まった後に開かれる東京市場の金相場にも影響を及ぼします。 そして、ロンドンで決められる現物取引の金相場は、ニューヨークの先物取引の金相場に影響を与えるなど、その逆はもちろんのこと、複数の金市場が相互に影響を受けながら国際的な金相場が決まっていきます。

貴金属の合金は、その主成分の含有率を「純度」や「品位」と呼び、金(GOLD)においては、24分率や1000分率(パーミル)で表されています。24分率は「24金」「K18」といった具合に、日本において装飾品などに用いられることが多い比率の表され方で、一方1000分率は、ISO規格準拠のものやヨーロッパにおける金製品、日本においても投資用のインゴットなどに用いられることが多い比率です。また、金(GOLD)の割り金に用いられる金属は、銅や銀、パラジウムなどが一般的です。 ここで、主な金(GOLD)の24分率における純度ごとの特徴について触れておきます。

ほどなく株価の暴落ぶりを目の当たりにした投資家たちは不安に駆られ、資産を現金化する動きに転じます。株に遅れて、さすがの「有事の金」も売られ、3月下旬頃まで値を下げていきました。

2023年3月13日国内金相場が9,000円/g(税込小売)に達し、約一年ぶりに相場更新となりました。米シリコンバレー銀行とシグネチャーバンクの破綻により世界経済への先行き不安から安全資産である金に資金流入が起こったものと考えられます。あけて本日3月14日もその動揺は収まらず、金相場はさらに50円上昇、金相場の史上最高価格を更新いたしました。株式市場では銀行、保険などの金融株の下落が目立ちリーマンショック時のような市場の混乱が見てとれました。同月には米シリコンバレー銀行とシグネチャーバンクの破綻の影響により、クレディスイスの経営危機が大きく露出することに。これを受けて世界的に銀行セクターでの株価が大幅に下落、世界的な金融不安の発生に対する危機感を募らせる結果となりました。

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