[ユーロ米ドル]ユーロ転換

ユーロは前日に引き続き大幅上昇するなど下落からの転換が始まった可能性が高い。
昨日はドイツの与野党が財政赤字を一定の規模に抑える「債務ブレーキ」の緩和を合意したことでユーロが一段と上昇幅を拡大。２００日移動平均線の位置する１．０７前半を上抜け１．０７９６まで上昇。ドイツは防衛費を５０００億ユーロ拡大のための債務ブレーキを緩和。大規模財政支出により欧州経済を押し上げるとの見方から、これまでユーロ弱気のセンチメントが転換に繋がった。
この日発表されたADP雇用統計が弱い結果を示し米長期金利が低下したこともユーロを押し上げた。
今日はECB理事会が開かれるが０．２５％利下げを市場は既に織り込み済み。
声明ではトランプ関税やウクライナ支援も含め欧州経済への懸念を背景に追加利下げの可能性が示されるようなら一旦は押し戻される可能性もある。
ただ、ユーロは下降から上昇に転じた可能性が高く、押し目買いのチャンスになりそうだ。

ユーロドル予想レンジ：1.0970（76.4％）～1.0700

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) – ジャンル:株式・投資・マネー