家賃値上げ相次ぐ 大家もやむなく

家賃値上げ相次ぐ 大家もやむなく
[紹介元] Yahoo!ニュース・トピックス – 経済 家賃値上げ相次ぐ 大家もやむなく

家賃値上げ相次ぐ 大家もやむなく

今年の4月の増税のタイミングで、実際に家賃が上がったと話すのは、大阪に住む会社員K男さん(30歳・男性)だ。「増税のタイミングで家賃が3000円上がった。しかも、3月の中旬を過ぎてから大家が『来月から家賃値上げしますから』と家を訪ねてきた。はっきり言って腹が立ちましたよ」と言う。

「そんな直前に言われると、こっちは引っ越しもできませんからね。せめて12月か1月ごろに言われたら納得できたかもしれませんが」。K男さんは大家に抗議。すると「数ヵ月前から何度か家を訪ねたが、不在だった」と言ったそう。「そりゃ、会社員だから家にいることが少ないに決まってるでしょう(笑)! 休日も忙しいんだから、ポストに投函するとか、電話するとか、いろいろ方法はあったはずなのに。こんな間抜けな大家が管理していたのかと呆れました」と話す。「賃貸は非課税と聞いたことがあるけど、大家もいろいろあるし、多少の値上げなら仕方ないと思うんです。ただ、このやり方はひどい」。結局、引っ越し先がすぐに見つからず、今は値上げされた賃料でやむなく住んでいると言うが「いい物件が見つかり次第出ていく」と話している。

仕事の都合で北海道に転勤となった男性は「会社の家賃補助で住んでいるので、補助限度額を超えなければいくら上がっても住む。引っ越すと逆に会社への申請などで手間がかかる」と言う。ちなみに、彼が現在住んでいる物件の賃料は、家賃補助限度額のマイナス4000円だ。「同僚の多くが、だいたい同じくらいの家賃の物件に住んでいるので、大家さんからすると、値上げ対象者にぴったりかも(笑)」とも。

家賃が値上げされた場合、入居者には拒否できる権利があるが、独身入居者の多くが値上げを受け入れ、住み続けることを選択した今回の調査。しかし、言い方や通達の仕方によっては、入居者からのクレームに頭を悩ませてしまうことになりかねない。通達する際は、最低限「引っ越しを検討できる期間を設けて連絡すること」「入居者が納得できる理由を添えること」の2点に留意した方が良さそうだ。

「日ごろから顔を合わせている大家なら、クレームを言いすぎるのもかわいそうだし、気まずくなるのも嫌なので、黙って応じるかもしれません。ただ、今住んでいるマンションの大家に会ったことがないので、そんな気持ちにもならないんですよね」という。

物価高騰 家賃値上げ広がる“月額1万円アップ”通知も 大家「上げざるを得ない」

コメント

タイトルとURLをコピーしました