ドル円、146円台の下値を探る…米長期金利や株価動向に注目
欧米時間のドル/円予想レンジ:146.500-148.200円
東京市場のドル/円は、147円台後半で伸び悩む展開。米長期金利が低下したことで序盤に147.09円前後まで下落しました。その後は147.79円前後まで持ち直す場面もありましたが上値は重く、前週末の終値(148.01円前後)を下回る水準で推移しています。
欧州市場に入ると、再び米長期金利が低下。ドル売り・円買いが強まると146.98円前後まで下値を切り下げています。
足元のドル/円は、昨年9月安値から今年高値への上昇幅に対する61.8%押し水準の146.90円台を支持に下げ渋る展開となっています。ただ、147円台の重さなどから下値リスクが高い相場展開が続いていると考えられます。仮に146.90円台を明確に下抜けるようだと心理的節目の145.00円まで下値余地が拡大する可能性があるでしょう。
ドル円 日足チャート
この後の経済イベント
3/10(月)
22:00 ナーゲル独連銀総裁講演
—– ユーロ圏財務相会合
—– 中国全国人民代表大会(~11日)
3/11(火)
08:50 日本10-12月期GDP・改定値
※☆は特に注目の材料
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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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