
東京市場は堅調か。先週末の米国株は上昇。ダウ平均は674ドル高の41488ドルで取引を終えた。前日までの4営業日で2000ドル近く下げていたことから、自律反発の買いが入った。エヌビディアが5%超上昇するなどグロース株が戻りを先導し、ナスダックが2.6%高と強い動きを見せた。ドル円は足元148円70銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて500円高の37360円、ドル建てが605円高の37465円で取引を終えた。
米国株の大幅高を受けて、日本株も大きく水準を切り上げると予想する。本日の日本経済新聞では、日銀が18日~19日の金融政策決定会合で政策金利を据え置くとの観測を報じている。そのこと自体のサプライズは乏しいものの、先の波乱の可能性が低下したことは、リスク選好ムードを高める。ハイテクグロース株を中心に主力株が強く買われることで、高く始まった後も強い基調が続くだろう。日経平均の予想レンジは37300円-37800円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
前1月期決算発表では今期の大幅増益見通しを示している
業績の見通し(ガイダンス)と新たな分野の成長戦略が投資家の期待を上回る場合、テスラの株価は短期的に再び上値を目指す可能性がある。一方、投資家の期待を下回る決算となれば、テスラの株価はさらに下値を目指す展開が予想される。
▽GENDA<9166.T>、3月末に1対2の株式分割を実施すると発表。また、分割後もクーポン進呈の株主優待は内容を継続するため、実質拡充となる。前1月期決算発表では今期の大幅増益見通しを示している。
・7-9⽉期は成⻑をけん引している肥満治療薬「ゼップバウンド」、糖尿病治療薬「マンジャロ」の売上がいずれも予想を下回りました。両薬とも品不⾜が長く続いていたため、流通在庫が溜まっていた影響を受けたとみられ、市場拡⼤トレンドの変化ではないとみられます。また、通期EPS見通しを下方修正していますが、買収企業の仕掛研究開発費の計上が主因です。
前回のFOMC(12月17日、18日開催分)では、経済見通しでインフレと政策金利見通しが大きく上方修正され、2025年の利下げ回数が9月FOMC時点の4回から2回に下方修正されました。タカ派のFRBに市場が驚いてS&P500指数は12/18(水)に2.9%の大幅下落となりました。トランプ政権の政策が考慮されたのではないかとの観測もあり、その点は確認したいところです。
しかし、10月に入りテスラの株価はS&P500とは対照的に低迷している(下のラインチャートを参照)。テスラの2024年世界販売台数についてブルームバーグがまとめた予想では、中国勢とのEV競争により前年比でマイナス0.8%前後の減少が見込まれている。また、世界の生産台数は同比で8%前後の減少する見通しにあり、成長性の陰りが意識されやすい状況にある。
・7-9月期決算は市場予想を上回る好調で、通期の売上見通しを引き上げました。生成AIの機能を製品に組み込み、製品価格を引き上げられていることが好結果につながっているようです。
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