万博 窃盗被害の館に寄贈相次ぐ

16日午後、大阪・関西万博の会場内にある共同館「コモンズA」で、展示品のハチミツを盗んだとして、83歳の男が現行犯逮捕されました。 窃盗の疑いで逮捕されたのは、大阪府富田林市に住む83歳の男です。 警察によりますと、男は16日午後1時半ごろ、大阪・関西万博の会場内で29か国が共同で出展している「コモンズA」のパビリオンのうち、キルギス館に展示していたハチミツの瓶1つを盗んだ疑いがもたれています。男が持ち去ろうとしていたところを警備員が身柄を確保し、逮捕しました。 展示館の担当者によりますと、男は逃げようとした際に転び、ハチミツの瓶が割れたということです。また、別のパビリオンでビールなどを盗んでいたという情報もあるということで、警察が詳しく調べています。 キルギス産のハチミツは、6800円相当だということですが、売り物ではなく展示品として置かれていたものでした。男は警察の調べに対し「盗んだことに間違いありません」と容疑を認めている一方、「サンプルのようなものなので、持ち帰っていいと思った」という趣旨の話もしているということです。 万博開幕から4日目を迎える中、パビリオン内で逮捕者が出るのは初めてです。