廃業危機の老舗 銀行辞め娘が救う
森崎選考で出会う行員の方の人柄がよいところと、選考の間隔が短いことが入行を決めた理由として大きいです。最初、就職活動では、大学で学んだマーケティングや税についての知識が活かせるという点で金融業界を、さらに全国への転勤の可能性が低いということで関西圏の銀行という風に絞りこみました。南都銀行の面接は、間隔が短く、スピーディーに実施されていたことから、仕事においても効率的で働きやすいんだろうなと感じたため、入行を決定したんです。
「退職者の本音を人事に持っていって取材しよう! 無理かなぁ」。そんな一言から始まったこの企画。まさか銀行で最初にできることになるとは思いませんでした。実際に話を聞いていると、変わっているところもこれからのところもありました。
泉そういう人って固定観念に縛られず、柔軟な思考を持っていますよね。南都銀行には、今みなさんが話したような良い意味で銀行員らしくない人、だからこそお客さまに信頼され、愛されている人がいます。その意味で私は、自分の長所を伸ばしていくことがおもしろい人材に変化できるベースになると思っています。南都銀行では「おもしろい人材」の創出を指針に掲げ、成長機会の整備に取り組んでいるので、自分のユニークポイントや個性を大切にでき、レベルアップできるのは良いですよね。
矢野:すでに35歳で支店長をされている女性社員がいます。その方の直属の部下である課長は年上ですし、銀行の支店長は40~50代でベテランの男性というイメージを持たれるのが当たり前だったので、変わってきている事例の一つです。
わたしが今働いているのは、新入行員の研修でも使われる、静岡銀行の本部タワー。
泉最初は教員を目指していて、中学、高校の数学教員免許まで取得していたんです。でも就職活動をスタートする際に「教員は一人で多人数の生徒と関わることから、一人ひとりに寄り添った支援は難しそう」と考えて、就職活動の方向性を転換。そんななかでお客さま一人ひとりと向き合って支えられる銀行員に興味を持ちました。関西の地方銀行や信用金庫、保険会社にも応募する中で、南都銀行は、「関西一円に支店があることから地元の関西で働きたいという希望も叶えられる」「他行に比べ、みなさんの人柄がよく、柔らかい人が多い」ということが入行の決め手になりました。
森崎未来の後輩たちにしっかり伝えたいのは、南都銀行の研修は充実しているということ。業界知識や金融の知識が全くなくても、入行後に一から研修で教えてもらえますし、店舗配属後もトレーニー制度やスキルアップのための分野別研修も充実しています。入行前の不安は一切なく、自分の理想とする未来に向かって進んでいくことができますよ!
石谷僕が感じるのは、銀行員としてのイメージにとらわれない、何か尖ったもの、誰にも負けない強みを持っている人です。僕の周りの先輩や上司がまさにそんな人で、営業力が飛び抜けていたり、職場の空気を明るくする能力を持っていたりと本当に多彩。ちなみ僕自身は、周りの人を巻き込む力があるなと。といっても今は先輩や上司が僕を心配して助けてもらっているという巻き込み力ですが、今後はもっと良い意味で人を巻き込んでいけたら(笑)。
石谷僕の場合は、地元・奈良で働きたいという思いを持つなかで金融機関と言えば、小さい頃から馴染みのある南都銀行一択という感じで(笑)。面接やインターンシップで接するみなさんの人柄が良く、どんな質問にも正直に答えてもらえました。その中で「正直なところ最近、金融業界は人気がなくてね。でもこういう時代だからこそ、変わっていかなくちゃならないし、当行でもいろいろな変革に向けた活動をしている」ということを多くの人が言っているのを聞いて、これからの変化にワクワク感と期待感を抱いて入行を決めましたね。
「八十二銀行」の運営を行う企業。 「健全経営をもって地域社会の発展に寄与」を経営理念に掲げ、普通預金を始めとし、定期・外貨預金、投資信託、各種ローンなど多様なサービスを展開。
里香さんは銀行を辞めて家業を継ぐことを決意した。
このような経緯で、静岡銀行に戻ることになり、楽しみな気持ちもありましたが、本当に受け入れてもらえるのか、正直なところ、少し心配でもありました。
岐阜県大垣市の「松澤製麺所」は、創業100年を超える老舗の製麺所だ。店は母親が経営してきたが、一時は廃業の危機を迎え、銀行員だった娘が3年で売上を5倍にするなど業績を回復させ、二人三脚で味を守り続けている。
森本大学での多様な学びにより、就職活動では幅広い業種の企業を受けたなかで、銀行は南都銀行だけ応募しました。他社に比べて、南都銀行は人事の方がすごくフランクでざっくばらんに話せる雰囲気だったのが好印象。加えて入行の決め手になったのは、気になっていた女性の働く環境が整っていたことです。
鈴木私も奈良県出身なので、石谷さんと同じく、幼い頃から銀行と言えば南都銀行でしたし、初めて口座を開設したのも南都銀行でしたからすごく身近に感じていましたね。とはいえ、最初に就職を考えていたのは、得意な語学力を活かせる航空業界で客室乗務員になりたいと思っていたんです。でも、就職活動時はコロナ禍でどの航空会社も採用がストップ、私も客室乗務員になる夢を断念することに…。そうしたなかでホスピタリティを活かせる仕事ということで選んだのが銀行員であり、南都銀行でした。コロナ禍の就職活動という不安を抱えるなかで、南都銀行のみなさんは親身に話を聞いてくださり、女性の営業も増えているということから「女性も活躍しやすい環境が整っている」と感じて入行したい思いが強くなりました。


コメント