
陽線引け。先週末は下押す場面もあったが、199円割れに控える一目均衡表・転換線手前から反発した。ただ、早朝はドル円の急落に連れて同・転換線を割り込み、17日安値に並ぶ198円前半まで下押した。
先週は15日から18日の4営業日にいずれも199円半ばから200円手前で押し戻されているが、本日も200円を意識した相場展開が予想される。ただ2024年後半も同水準に接近するも、いずれも上値が抑えられた。過度に意識しすぎると、200円を超えたとしても反動で大きな調整売りが入るリスクもありそうだ。
レジスタンス1 200.00(心理的節目)
前日終値 199.64
サポート1 198.25(7/17安値と本日早朝安値)
(松井)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
テクニカル 日足テクニカル ポンド円200円意識した相場展開も反動には警戒
その後は急落の反動で144円台へ大きめに戻している。本日も買い戻しが入る余地はあるかもしれないが戻り待ちの売りも想定できる。下値に押し目を支えそうな主要な日足テクニカル指標も乏しいため、不安定に振れる展開が続くか。
投機的な円高を止めた200日線をも下方ブレイクする場合は、フィボナッチ・リトレースメント76.4%の水準141.33レベルの攻防が焦点として浮上しよう。200日線と同じく、このテクニカルポイントも昨日の投機的な円高を止めた、捉えることができる。
このケースでは、3つの水準での攻防に注目したい。ひとつは、フィボナッチ・リトレースメント61.8%の水準143.35レベルである。昨日は下ヒゲでこの水準を下方ブレイクしたが、ローソク足の実体ベースでは維持した(日足ローソク足)。本日、ドル円がこのテクニカルポイントを下方ブレイクする場合は、143円台を割り込む展開を想定しておきたい。
基本的な考え方は、・ファンダメンタルズ面では、日英金利差が拡大する可能性が高く、この点ではポンド買いが示唆されるが、織り込みが強まっている可能性には注意しておきたい。・テクニカル面では、ポンドドルのモメンタムは売り、ドル円は買いとなっていることから、ポンド円自体は中立である。・前述のH&Sの形からは、横ばいの可能性が示唆される。・ドル円のモメンタムに今後調整の可能性が残っていること、はっきりとデッド・クロスとはなっていないが、ポンド円のモメンタムも今後下落する可能性がある。
次にドル円相場も見ておきましょう。 ドル円のテクニカル面では、期間を変えたドル円相場の3つの月足チャートをベースにお話させて頂きます。


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