【見通し】ロンドン為替見通し=引き続き関税交渉の報道に動意づくか、今週はECB理事会

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【見通し】ロンドン為替見通し=引き続き関税交渉の報道に動意づくか、今週はECB理事会

本日の欧州時間のユーロドルは、欧州から市場を動意づけるような経済指標の発表が予定されていないことで、先週同様に欧州連合(EU)と米国の関税交渉が市場を動意づけることになりそうだ。

 先週末に英ファイナンシャル・タイムズ(FT)紙が、米国がEUに対して最低15-20%の関税を検討していると報じている。これまで米政権と関税に関して合意を結んでいるのは英国とアジアの複数諸国しかなく、EUがアジア諸国のような明らかな不公正(ベトナムへの関税20%、インドネシアは19%、一方米国に対しては0%)なディールを結ぶとは考えにくい。北大西洋条約機構(NATO)の負担金をGDP5%に引き上げることで一致したこともあり、更に欧州から譲歩を引き出すのは難しいだろう。米・EUとの関税をめぐる交渉は、このままチキンゲームが続くと予想される。動意づける指標等もないことで、本日も関税についての報道で一喜一憂する相場になりそうだ。

 なお、今週24日には欧州中央銀行(ECB)理事会が行われ、政策金利が発表される。すでに会合7日前から始まるブラックアウト期間に入っていることで、ECB要人の政策金利に関する発言は控えられている。また、市場では2024年6月から続いた利下げサイクルを一時停止することが見込まれている。

 ・想定レンジ上限

 ユーロドル:21日移動平均線の1.1693ドル。

・想定レンジ下限

 ユーロドル:7月17日安値1.1557ドル。

(松井)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 【見通し】ロンドン為替見通し=引き続き関税交渉の報道に動意づくか、今週はECB理事会

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