【見通し】ロンドン為替見通し=EU米交渉は鉄鋼が焦点か、経済指標は独IFOに注目

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【見通し】ロンドン為替見通し=EU米交渉は鉄鋼が焦点か、経済指標は独IFOに注目

アジア時間でのユーロドルは対円でのドルの動向に連れて上下し、主体性が無く動いている。ただ、本日の欧州時間では、欧州連合(EU)と米国の関税協議や独IFOの結果に左右される相場展開になると予想する。

 今週に入りEUと米国の関税交渉の合意を期待する声が徐々に高まってきている。8月1日から予定されている米国の高関税賦課の期限まで1週間を切っていることもあり、本日だけでなく週末での合意の可能性もある。EUが交渉に前向きな姿勢を見せていることで、仮に1日まで合意に至らない場合には、期限延長の可能性もあることで、ユーロドルは底堅さを維持できるのではないかと思われる。

 本日、トランプ米大統領はプライベートでスコットランドを訪れる。メルツ独首相はトランプ氏が所有する2つのゴルフコースにいる間、大統領に会う可能性も示唆されている。現時点の貿易交渉案では、米国が示している鉄鋼輸入への50%の関税撤廃や削除が含まれていないと報じられている。EUは一定の割当量を超えて輸出される鉄鋼にのみ50%の関税を認める妥協案を推し進めようとしている。欧州市場は米国がもはや吸収できなくなった鉄鋼で溢れかえっているとの声も出ている中で、メルツ首相がトランプ大統領を説得し、関税交渉に前進がみられるかなどが注目される。

 なお、本日発表される7月IFO企業景況感指数は、前回の88.4を上回る89.0が市場予想。今年に入り毎月右肩上がりになっている同指標が、予想通り上昇すればユーロの支えになりそうだ。

 ・想定レンジ上限

 ユーロドル:1日の年初来高値1.1829ドル。

・想定レンジ下限

 ユーロドル:23日安値1.1711ドル。割り込めば日足一目・転換線1.1666ドル。

(松井)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 【見通し】ロンドン為替見通し=EU米交渉は鉄鋼が焦点か、経済指標は独IFOに注目

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