ドル円は動けず、迷う相場!ユーロ円は強気継続・ポンド円は売り優勢に  2025/7/28(月)井上義教【FX為替見通し】#外為ドキッ

ドル円は動けず、迷う相場!ユーロ円は強気継続・ポンド円は売り優勢に  2025/7/28(月)井上義教【FX為替見通し】#外為ドキッ
 

難しい相場環境での通貨ペア分析:円安・ドル安の綱引きと個別通貨の明暗【明快!テクニカルレビュー】

動画配信期間:公開日から3カ月間

動画解説

相場分析ポイント解説・通貨ペア分析

相場の難しさと方向感の欠如

相変わらず難しい相場が続いており、連戦連敗の状況だ。対円で円安なのか、対ドルでドル安なのか、その駆け引きの中で微妙なシーソーがこちらに傾いたりあちらに傾いたりという状況になっている。トータルで見ると、アメリカ株だけは強いという状況だが、何とかトレンド的な動きにつながってほしいところだ。

対円通貨ペアの明暗分かれる展開

ドル円の膠着状態

ドル円は先週売られて戻すという展開だった。先々週の終値で高いところで引けたら上値追いの動きに期待するところだったが、マイナスから始まって下押しとなり、よく戻したという評価が妥当だ。MACDは当然のようにデッドクロスを形成して横ばいだが、何とか頑張っている印象だ。

ユーロ円の圧倒的な強さ

ユーロ円は火水木と執拗に下を攻めたが攻めきれず、いずれも小陽線となり、金曜日に売り方が買い戻して戻り高値を超えてきた。非常に強い印象だ。MACDはデッドクロスから下向き推移だが、全く関係ないという動きで上値追いの動きを見せている。
月火水木でうじうじした動きをしたことで適度な調整をこなし、高く引けたが過熱感はあまり伴っていない。買い方にとって理想的な動きと評価できる。

ポンド円の弱さ

ポンド円は非常に厳しい状況だ。短期移動平均線が下向きに推移する中で、短期移動平均線に頭を完全に抑えられる形となっている。先週金曜日も上髭を伴って小陰線となり、非常に買いにくい形状となっている。対円の中ではポンドが一番厳しい状況だ。

豪ドル円の底堅さ

豪ドル円はポンド円と同じように動くかと思ったが、週末にかけて高く引けた。対円通貨ペアでそれぞれ違う動きを見せる局面はあまりないが、先週は通貨ペアによって動きが大きく異なる特徴的な1週間だった。
豪ドル円は下押しして戻して高く引けており、売りで入る理由は見当たらない。3本の移動平均線が上向き推移で、実体線が短期移動平均線の上側にあり、終値ベースで戻り高値を超えてきていることを考えると決して弱くはない。

対ドル通貨ペアの主体性欠如

ユーロドルの中途半端さ

ユーロドルはなんとなく下がって戻したという感じで、主体性のある動きには見えない。短期と中期移動平均線のゴールデンクロスを形成しているが、木金とやや取引価格帯を下に押し下げるような感じになっており、いまいちぱっとしない。
先週の高値を超えてくる形になれば、MACDもゴールデンクロスを形成して戻り高値がターゲットになってくるため、視界が開ける可能性がある。条件付きで買いエントリーを検討するイメージだ。

ポンドドルの軟調さ

ポンドドルも厳しい状況だ。ポンド絡みは買いエントリーを見送った方が賢明だ。これだけ戻したにも関わらず中期移動平均線に頭を抑えられ、木金と連続陰線で安値を切るような形になっており、買い方は厳しい状況だ。

豪ドル米ドルの調整

豪ドル米ドルは先週水曜日の引けを見て強いと思わない人はいないだろうが、木金と連続陰線で下押ししてしまった。トレンドが下向きになったり売り転換したわけではないが、高いところで買った場合は一旦退くのが正解だろう。
ただし、チャートが売りに転じたわけではないため、また上値志向を強める形になれば再び買いを検討する。

総括

対ドルが若干ぱっとしない動き、対円もぱっとしないが、中でもユーロ円と豪ドル円が頑張っているという評価になる。対円では、ドル円が膠着、ユーロ円が非常に強く、その次に豪ドル円、ポンド円が一番弱く、ドル円はどちらかというとユーロ円につられるような形で強いという状況だ。

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井上義教 氏
株式会社チャートリーディング 代表取締役 昭和39年東京都生まれ。 昭和63年大阪大学経済学部卒業、同年大和銀行入行、平成3年よりロンドンの証券現法にてディーリング業務に従事。 平成15年に退社するまで為替・債券・スワップ市場を歴任、チーフディーラーとしてチームを統括。 平成28年 株式会社チャートリーディング設立とともに代表取締役に就任。
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ドル円は動けず 迷う相場ユーロ円は強気継続 ポンド円は売り優勢に

ドル/円やポンド/円が最も大きく動く時間帯は?

豪ドル米ドルは先週水曜日の引けを見て強いと思わない人はいないだろうが、木金と連続陰線で下押ししてしまった。トレンドが下向きになったり売り転換したわけではないが、高いところで買った場合は一旦退くのが正解だろう。ただし、チャートが売りに転じたわけではないため、また上値志向を強める形になれば再び買いを検討する。

対ドルが若干ぱっとしない動き、対円もぱっとしないが、中でもユーロ円と豪ドル円が頑張っているという評価になる。対円では、ドル円が膠着、ユーロ円が非常に強く、その次に豪ドル円、ポンド円が一番弱く、ドル円はどちらかというとユーロ円につられるような形で強いという状況だ。

今月のドル/円の値幅が大きかった時間帯は東京時間未明の2時から3時の間で、平均0.79円動いた。反対に値幅が小さかった時間帯は朝の6時から7時の間で、平均0.36円しか動いていない。1日の平均値幅は0.48円。昨年まで最も動く時間帯だった米国指標の発表時間の21時から22時の今月の平均値幅は0.44円。マーケットが最も関心は雇用統計やインフレ率よりも、「トランプ発言」であることは明らかだ。

ポンド/円の場合、値幅が大きかった時間帯は東京時間未明の2時から3時の間で、平均1.15円動いた。反対に値幅が小さかった時間帯は昼の11時から12時の間で、平均0.39円しか動いていない。1日の平均値幅は0.65円。クロス円は東京時間の昼は動きが鈍いので、取引向きの時間帯ではないようだ。

豪ドル円はポンド円と同じように動くかと思ったが、週末にかけて高く引けた。対円通貨ペアでそれぞれ違う動きを見せる局面はあまりないが、先週は通貨ペアによって動きが大きく異なる特徴的な1週間だった。豪ドル円は下押しして戻して高く引けており、売りで入る理由は見当たらない。3本の移動平均線が上向き推移で、実体線が短期移動平均線の上側にあり、終値ベースで戻り高値を超えてきていることを考えると決して弱くはない。

ポンドドルも厳しい状況だ。ポンド絡みは買いエントリーを見送った方が賢明だ。これだけ戻したにも関わらず中期移動平均線に頭を抑えられ、木金と連続陰線で安値を切るような形になっており、買い方は厳しい状況だ。

ポンド円は非常に厳しい状況だ。短期移動平均線が下向きに推移する中で、短期移動平均線に頭を完全に抑えられる形となっている。先週金曜日も上髭を伴って小陰線となり、非常に買いにくい形状となっている。対円の中ではポンドが一番厳しい状況だ。

ユーロドルはなんとなく下がって戻したという感じで、主体性のある動きには見えない。短期と中期移動平均線のゴールデンクロスを形成しているが、木金とやや取引価格帯を下に押し下げるような感じになっており、いまいちぱっとしない。先週の高値を超えてくる形になれば、MACDもゴールデンクロスを形成して戻り高値がターゲットになってくるため、視界が開ける可能性がある。条件付きで買いエントリーを検討するイメージだ。

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