
日経平均株価は大幅続落。買い先行ながらも売りに押され、7/24の上げで形成したマドの下限(41342円)を埋め戻す動きとなった。連続陰線を形成し、5日移動平均線(41045円 7/28)を若干下回って終えた。
RSI(9日)は前日の80.1%→72.1%(7/28)に低下。史上最高値(42224円、終値ベース)をつけた昨年7/11に形成したマド埋め(42102円)水準を意識していったん調整が入る格好となっているが、5日移動平均線付近までの微調整の範ちゅうにあり、早々に一段高に向かう可能性は依然として高い。
上値メドは、7/24高値(42065円)、昨年7/11安値(42102円)、昨年7/11高値(42426円)、43000円、44000円などがある。下値メドは、6/30高値(40852円)、10日移動平均線(40374円 同)、心理的節目の4万円、25日移動平均線(39908円 同)、7/22安値(39586円)、心理的節目の39000円、6/18高値(38885円)などがある。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
9種類のテクニカル指標で日経平均のテクニカルチャート分析
以上は、あくまでもテクニカル分析の視点に基づく、短期予想です。トランプ大統領が、とんでもないサプライズを出さないことが前提です。トランプ関税で、とんでもない材料が出れば、日経平均のレンジは簡単に変わることを、ご承知おきください。そういうことがあった時は、このコラムで改めてコメントします。
テクニカル分析を学ぶ際は「3原則」と呼ばれる基本的な考え方を理解しておくことが大切です。3原則にはテクニカル分析における注意点も含まれており、これから分析を進めていく上で役立ちます。次に、テクニカル分析を覚える上で欠かせない3原則を見ていきましょう。
テクニカル分析の視点から、日経平均は目先、戻り一服となる可能性が高いと考えられます。13週移動平均線が下降トレンドに入っていること、日経平均がすでに13週移動平均線(4月7日時点で3万6,556円)まで戻っていることから、短期的には戻り一服となりそうです。
それでは、短期的に日経平均はどのように推移するでしょうか? あくまでもテクニカル分析の観点ですが、私は、当面3万3,000円から3万7,000円の範囲で保ち合い(もちあい)を形成していくイメージを持っています。
9種類のテクニカル指標で日経平均のテクニカルチャート分析。騰落レシオや25日移動平均乖離率など、テクニカル指標のチャート表示で、相場の過熱感、割安感を素早く判定。9種類のチャートが一括表示できるほか、変化点では指標毎に警告シグナルが自動表示されます。日経平均売買シグナルと併せてご利用下さい。更新は前引け、大引け2回となります。
テクニカル分析で活用されるテクニカル指標は「トレンド系指標」と「オシレーター系指標」の2種類に分けられます。トレンド系指標とは相場の方向性や転換点を示す指標を指し、オシレーター系指標とは買われ過ぎ・売られ過ぎを示す指標です。続いては、トレンド系指標とオシレーター系指標の特徴をわかりやすく解説します。
テクニカル分析では、出来高の増減や株価との関係性について調べることも大切です。出来高は株の売買数を表し、銘柄の人気などを分析する際に活用されています。それでは、テクニカル分析において重要な出来高の意味や株価との関係性、出来高移動平均線の特徴を確認していきましょう。
2つめは「価格の動きはトレンドを形成する」という原則です。株式投資におけるトレンドとは相場を指し、株価の上昇や下落・横ばい傾向を表しています。この原則は、一度形成されたトレンドは、しばらく持続する傾向にあることを示しています。そのため、テクニカル分析を行う際は、どのような相場を形成しているのか、いつ発生したのかといった点も確認しておくことが大切です。
テクニカル分析で示される情報には、人の心理が含まれています。人の心理は100年、200年経過しても、そこまで大きく変わるものではありません。従って、テクニカル分析で示された過去の結果や傾向は、未来でも繰り返される可能性があるということです。このような傾向を、3原則では「歴史は繰り返す」と呼んでいます。過去のデータから繰り返しのパターンを探ることも、テクニカル分析では重要なポイントです。
テクニカル分析を始める際は、3原則やチャート・取引量といった基本的な要素を理解した上で、自分の取引方法に合った分析手法を見つけていくことが大切です。また、株式市場の状況によって使いやすいテクニカル指標や手法は変わる可能性があるため、柔軟な対応力も必要といえます。投資をこれから始める方や最近始めた方は、テクニカル指標の使い方や出来高の見方、トレンド分析などと併せて相場・売買のポイントを調べてみましょう。
テクニカル分析には「チャートは市場の動きをすべて織り込む」という原則があります。チャートが示すのは、株式市場の需要と供給(買いと売りの状況)だけではありません。企業の業績や成長力(ファンダメンタルズ)といった、さまざまな情報が織り込まれた結果を表しています。そのため、株価の予測や相場分析に必要な情報を得る上で、チャートの分析は欠かせません。
前者のように反発力が強いことを示す半値戻しなのか、それとも後者のように一時的な反発に過ぎない半値戻しなのか、どちらの局面なのかは、株価が下落した要因やテクニカル分析などを活用して判断する。
例えば株価が下落した要因で見ると、好業績にもかかわらず決算発表を機に株価が急落することがある。このような場合には、好材料出尽くしで目先的に利益確定売りが優勢になったなどと解説され、短期資金による売り仕掛けやテクニカル要因が指摘されることもある。


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