暑さで鶏約5千羽に牛3頭死ぬ 新潟
1990.7.19。 前橋地方気象台★熱中症事例 気象概況:関東地方から西は太平洋高気圧におおわれて、県内は西からの山越気流によるフェーン現象により厳しい暑さになった。11時10分「高温に関する情報」を発表した。この日の前橋の最高気温は38.7℃で累年順位3位の記録であった。この暑さにより日射病・熱射病などの酷暑害があった。 災害概況:異常高温により藤岡市・館林市などで熱射病・脱水症状などにより8人が倒れ、7人が入院した。群馬農協チキンフーズが県内の農家で飼育させている鶏が熱射のため約1万羽がへい死、被害金額は約300万円。この暑さにより電力消費など社会生活に影響があった。
1998.7.3。 前橋地方気象台 ★熱中症事例 気象状況:日本付近は太平洋高気圧におおわれ南から暖かい空気が入り、この期間南部平野部を中心に気温が上昇した。 特に、4日には、上里見で日最高気温40.3℃の猛烈な暑さを観測した。 ~7/5。 被害状況: この期間の高温により群馬県内では、熱射病などにより3日に9人 4日に10人が救急車により病院に搬送された。また5日には、太田市内で農作業中の男性が日射病により死亡した。
2004.8.2。金沢地方気象台 ★熱中症事例 気象概況: 2日、日本付近は太平洋高気圧に覆われ晴れて気温が上昇し、また、台風第10号から変わった熱帯低気圧が日本海に抜け石川県内はフェーン現象も重なり35度を超える酷暑となった。 災害概況: 石川県内ではこの暑さで、熱中症とみられる症状で倒れた5人が病院に搬送された。
1996.7.11~8/24。甲府地方気象台 ★熱中症事例 気象概況:7月11日に台風第5号が銚子沖を北上したあと、太平洋高気圧に覆われて暑い晴天の日が続いた。20日から23日には熱帯低気圧と上空の寒気の影響で暑さも平年並みに戻ったものの、24日からは再び太平洋高気圧が強まり厳しい暑さが戻った。この暑さは8月に入ってからも継続し、24日まで32日間連続真夏日となった。~8月24日。 被害状況: 各地で日射病や熱射病の人が相次ぎ、7月11日から8月24日までの間に31人が救急車で病院に搬送された。
2004.7.8。金沢地方気象台 ★熱中症事例 気象概況: 8日、日本付近は太平洋高気圧に覆われ晴れて気温が上昇し、また、日本海に低気圧があって日本海側ではフェーン現象が重なり県内で35度を超える酷暑となった。 災害概況: 県内ではこの暑さで熱中症とみられる症状で倒れた人が4人病院に搬送された。また、金沢市では連日の暑さで8日、熱膨張による歩道の隆起が8ヵ所で発生した。
1998.7.3~8/5。甲府地方気象台 ★熱中症事例 気象概況: 梅雨前線は東北から日本海に停滞、関東以西は太平洋高気圧に覆われて真夏を思わせる暑さとなった。3日から5日にかけて甲府の日最高気温35℃を超える猛暑となった。 被害概況: 3日に甲府市で屋外で仕事をしていた作業員が熱中症で4日に死亡、5日にも甲府で1人、中巨摩郡櫛形町で1人が熱中症で死亡した。 そのほか、甲府市や周辺の町村で9人が熱中症や日射病で病院に搬送された。
1994.4.1~9/30。松山地方気象台 気象概況:4月上旬頃から気温が高く、また5月上旬頃から少雨傾向となり、更に6月下旬頃から太平洋高気圧の勢力が一段と強まり、愛媛県内では気温が高く少雨傾向と日照時間が多くなった。このため、7月に入り県内各地で給水・取水制限を実施するところが相次ぎ、愛媛県をはじめ農業団体や24市町村で干ばつ対策本部を設置した。~9月30日。被害状況:農作物被害は、7月中旬頃松山市の一部水田にひび割れ、八幡浜市などでミカンが暑さで落葉し、ニワトリ・豚・牛が多数へい死したのをはじめ、10月7日現在、愛媛県下で被害の大きいものは、松山・今治両市周辺や島しょ部などを中心にかんきつの葉巻や果実の肥大不良等、次いで野菜、落葉果実のカキ・クリ・キウイなど、水稲・飼料作物等により農作物被害は69億5900万円。
2003.8.4。 宇都宮地方気象台★熱中症事例 気象概況: 太平洋高気圧が日本列島に張り出し宇都宮市で34.6度を観測するなど、県内各地で今夏最高の暑さとなった。 災害概況: 県内で10人が熱中症で病院に搬送された。 内訳は男性6人、女性4人で最年少は15歳の女性、最高は86歳の男性で、一人が重症。
1990.7.5~9/10。福岡管区気象台 気象概況:福岡県では7月4日以降、安定した太平洋高気圧におおわれて暑い晴れの日が多く、高温と降水量の少ない状態が続いた。このため県内各地点の期間内の月平均気温や日最高気温は、統計開始以来高い値での累年順位第1位を記録した所が多く、きびしい暑さとなった。また期間内福岡の熱帯夜の日数は47日で、真夏日の日数は65日でした。福岡の総降水量42.5mmは、平年比の約9%で少雨となりました。 8月の月平均気温(各地とも高い値での累年順位第1位)は次のとおりです。 福岡 29.6 平年差 2.3 飯塚 28.3 平年差 1.6 太宰府 28.4 平年差 1.9 八幡 28.6 平年差 1.8~9月10日。 被害概況: 猛暑による県内の家畜被害は、牛142頭、豚205頭、鶏27030羽となった。また農作物等の被害総額は、4億8889万円にのぼった。
1995.7.24~8/30。甲府地方気象台★熱中症事例 天気概況:山梨県内は、7月下旬の前半に梅雨明けした後、勢力の強い太平洋高気圧に覆わて、連日厳しい暑さに見舞われ、甲府では、日最高気温35℃以上の日が29日もあった。 特に、7月24日から8月9日まで17日間継続し、甲府地方気象台開設以来の最長記録となった。月平均気温は28.7℃で累年極値を更新、真夏日の継続日数は7月23日から8月30日までの39日間で累年順位の2位を更新した。熱帯夜も昨年の16日に次ぐ14日を観測した。 また、河口湖でも7月24日から8月10日まで18日間真夏日が継続し、累年極値を更新した。~8月30日。 被害状況: この暑さのため、熱射病、日射病患者が急増し、7月30日には西八代郡市川大門町で農作業中のお年寄りが、8月18日に同じく市川大門町の高校生がクラブ活動中に熱中症で倒れ死亡した。そのほか、この期間中に34人が熱射病や日射病のため、救急車で病院に搬送された。 また、31日には暑さのため、JR中央線のレールが14時22分頃、北都留郡上野原町四方津付近で曲がり、16時48分に運転が再開されるまで、上下線10本が運休、16本に10分から129分の遅れが出た。
今後も高温少雨の状態が続くと見込まれるとともに、まだ調査中の市町村や品目もあることから、被害報告は今後も増えると新潟県ではみています。
1995.8.1~8/31。 名古屋地方気象台 【気象概況】 8月は、太平洋高気圧の勢力が強く、晴天が続き、雨の日は少なかった。このため、気温は名古屋、伊良湖ともかなり高く、日照時間は名古屋、伊良湖ともかなり多く、降水量は名古屋はやや少なく、伊良湖はかなり少なかった。 名古屋では、月平均気温が30.1℃(平年差+3.0℃)で高い値の累年第1位、日最高気温の月平均が36.0℃(平年差+3.8℃)、日最低気温の月平均が25.8℃(平年差+2.3℃)、月間日照時間が 293.6h(平年比 150%)で多い値の累年第1位、月降水量が 51.0mm(平年比35%)であった。 【災害概況】 暑さによる愛知県内の農業関係の被害状況は、8月28日現在、豊田地域でぶどうの果実萎凋被害が約1,065万円であった。
連日“猛暑”の続く新潟県内では、高温と渇水による「農作物などの被害」が拡大しています。新潟県のまとめによりますと、被害が確認されたのは全30市町村のうち24市町村で、先週から3つ増えています。
2007.8.15。 名古屋地方気象台★熱中症事例 【気象概況】 15日から18日は、太平洋高気圧に覆われ厳しい暑さとなった。名古屋の最高気温は15日が37.3℃、16日は39.4℃、17日は38.5℃、18日は36.9℃を観測した。~18日。 【災害概況】 名古屋市消防局によると市内の熱中症の患者数は8月15日は10人、16日は38人(内1人死亡)、17日は30人、18日は13人だった。中日新聞17日朝刊によると16日は豊田市で2人、春日井市で2人が病院で手当を受けた。
1990.7.19。 銚子地方気象台★熱中症事例 気象概況: 太平洋高気圧の軸が、本州の南海上にあって、関東地方は高気圧の縁辺部にあたっており西よりの風が吹き、山越のフェーンによる昇温効果が働いた。また、前線が東北地方から日本海にかけて停滞しており、前線に向かって湿った気流が流れ込んでいた。 災害概況: この日、暑さが起因となって緊急搬送されたのは、合計21人。最も多かった市原市では、6人のうち1人が死亡。死因は急性心不全。


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