
小陰線引け。1.15ドル半ばから後半で切り上がる一目均衡表・雲の上限付近で一定の底堅さを維持したものの、一目・転換線1.1591ドル前後では動きが重く、同・基準線1.1611ドルには届いていない。転換線は今後1.15ドル割れまで低下する見込み。転換線の動きへ沿うように雲のサポートを試す局面もありそうだ。
レジスタンス1 1.1679(7/22安値)
前日終値 1.1571
サポート1 1.1470(8/1上昇幅の61.8%押し)
(関口)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
一目均衡表は 日本で誕生したとても奥が深いテクニカル指標です
時間分析を主体として波動分析に及ぶ非常に奥の深いテクニカル分析ですが、ここではチャート的な分析について説明します。
一目均衡表がほかのテクニカル指標とまったく違う部分は、為替レートやその平均値を未来や過去にずらして、「雲」や「遅行線」を描画し、売買判断に使用するところです。二次元のチャートに過去や未来という三次元的な奥行きを持たせている点は、世界で唯一無二、オンリーワンの指標といっても過言ではないでしょう(図1)。
配信しているデイリーレポートやウィークリーレポ―ト分析では雲だけなく、遅行線、転換線、基準線など、では雲だけなく、遅行線、転換線、基準線など、一目均衡表の他の要素も取り入れた総合的なテクニカル分析を提供しています。
一目均衡表の雲と他のテクニカル指標を併用すると、トレードの精度を高められます。特に移動平均線は、雲の分析を補完し、より信頼性の高いシグナルを見極めるのに役立ちます。
これらの手法を効果的にするためのコツとして、マルチタイムフレームを利用して複数の時間枠でトレンドを確認し、より信頼性の高い判断をすることが挙げられます。また、移動平均線などの他のテクニカル指標と組み合わせることで、相場の動きをより正確に捉えることができ、さらにファンダメンタルズ分析と組み合わせることで市場の基本的な要因とテクニカル分析を融合させた総合的な相場分析が可能になります。
一目均衡表は、株式評論家の細田悟一氏が一目山人というペンネームで戦前に発表したテクニカル指標です。外国人FXトレーダーにも「東洋の神秘」として注目され、今では「ローソク足チャート」とともに日本で生まれ、世界的に有名になった定番指標として知られています。
一目均衡表は、日本で誕生したとても奥が深いテクニカル指標です。雲だけでなく、遅行線や転換線、基準線などについても調べてみると、面白いと思います。


コメント