
下影小陽線引け。一目均衡表・雲の中で下げ渋る動きが続き、昨日は陽線引けとなった。本日87.04円に位置する雲の上限前後の攻防で、相場の強弱の節目であり本日87.16円前後で推移する200日移動平均線の回復まであと一息。同線をこなし、戻りを試す流れに乗ることができるか注目したい。
レジスタンス1 87.53(8/4高値)
前日終値 87.12
サポート1 86.48(6/16安値)
(関口)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
一目均衡表は テクニカル分析用のインジケーターです
1。上がったからこの株は良さそうと思って買う人。2。チャートみて、右肩上がりだから買う人。3。値段が安いから買ってみた。4。将来性があるから買ってみた。5。テクニカル分析の内容が良かった。6。負けたから負けた分を取り戻そうとフルレバかけた。
[3856]Abalance 終値4,305円/前日比+480円本日大幅続伸となり、上場来高値更新しています。同社が昨日引け後に発表した2Q決算が好感されています。既に同社は13日場中に通期業績の大幅上方修正発表し株価も足元買われていましたが、昨日引け後に発表した2Q決算はかなりインパクトの強い大幅増収増益となっており、上方修正済みの通期計画への進捗率が非常に高い状況です。それだけに更なる上方修正期待もあり得るとの見方から本日は出尽くしとならず改めて見直し買いが集まっています。既に青天井相場となっている状況ですが、テクニカル的な過熱感も強いだけに上値は買い難くなっているとの見方も多く、目先的には節目の5,000円辺りが上値目途として意識されそうとの声も聞かれました。明日以降の動向が注目されます。
ここまでお読みいただきありがとうございます。今回の分析ではテクニカル指標を駆使して現時点で有望と思われる通貨ペアを選定しましたが、相場状況は日々変化します。**「トレンドフォローで勝つ」**ためには、日々の値動きに柔軟に対応しつつも大局的な流れを見失わないことが大切だと痛感しています。
[4499]Speee 終値2,046円/前日比-97円本日乱高下です。前場は軟調推移となっていましたが、後場買い優勢で始まり、一時2,500円まで上昇する場面も見られました。昼休み中に同社子会社のDatachain社、三菱UFJ信託銀行、TOKI FZCOの3社は、ステーブルコイン発行管理基盤「Progmat Coin」によって様々なパブリックブロックチェーン上で発行・流通予定のステーブルコインについて、パブリックブロックチェーン間のクロスチェーンインフラ構築のため、技術提携を開始したと発表。改正資金決済法が6月1日に施行されており、国内ステーブルコイン発行が可能になっており、同社株も足元ステーブルコイン関連株として物色されていました。そのタイミングで、ステーブルコイン絡みの材料を発表したことで個人投資家の資金も集まり易かった様子です。ただ、買い一巡後は上げ幅を縮小する動きとなり、マイナスに沈んでいます。足元で買われていたことからテクニカル的な過熱感も強まっており、高値警戒感も出易かった様子です。明日以降改めて買われるか注目されます。
FXにおける「雲」は、日本で生まれたテクニカル分析手法である「一目均衡表」に用いられます。一目均衡表でもっとも大事な要素であるため、しっかりと身につけておく必要があります。雲はトレンドを判断するために必要となるローソク足の支持線や抵抗線となってくれるものであり、トレンドラインはローソク足の安値同士・高値同士を結ぶことによって見えてきます。たとえば、買いポジションを持っている人が多い相場状況である場合には、相場が下がってほしくないといった心理状態を表しています。そうした投資家たちの心理を表すものとして、雲が形成されます。
長く続く持ち合い相場にあっては一目均衡表が機能しづらい状況もあります。持ち合い相場では上雲と下雲が頻繁に入れ替わってしまうため、基準線や転換線がはっきりと上抜け、もしくは下抜けしたと判断しづらくなります。売買シグナルの根拠が薄い状況では無理なエントリーを避けて、取引を見送ることが望ましいと言えます。一目均衡表だけに頼りきってしまわずに、ほかのテクニカル分析と組み合わせて、分析精度を高めたうえで取引を進めていくのも1つの方法です。指標の種類によっては、相場展開によって機能しづらくなるケースもあるため、1つのテクニカル分析だけに依存した取引は控えたほうが良いかもしれません。相場は日々変動しているので、エントリーを行うチャンスはいずれ訪れます。チャート分析を行って、きちんと根拠を得られてから取引を行うことが大切だと言えます。
本日の日経平均はギャップアップスタートで、心理的節目となる39,000円や9月高値39,080.64円を更新し、39,100円飛び台での寄り付きとなりました。その後暫くは寄り値を挟む一進一退となりましたが、10時台には39,290円台まで上昇。ただ、ここで頭打ちとなり10時過ぎには38,910円台と瞬間マイナス圏に沈む場面がありました。以降は小高い水準での小動きとなり、38,960円台で前場を終えています。後場入りからは再び上値を追う展開に。13時過ぎに前場高値を更新し14時過ぎには39,770円台まで上昇、一旦緩んだものの39,820円台の本日高値で大引けを迎えています。今月2日の戻り高値を上抜けテクニカル的には新ステージ入りを示唆しています。なお、週足は3週連続で大陽線を形成しています。
[3042]セキュアヴェイル 終値279円/前日比+25円本日大幅高です。同社は昨日、子会社が手掛けるセキュリティ運用ソフトウェア「LogStare Collector」が、AWSファンデーショナルテクニカルレビューを通過して認定を取得したと発表。これを受け前場から買われていましたが、後場一段高になっています。この材料を好感して後場一段高したというよりは、[4264]セキュアが後場一段高してきたことが刺激になっているようです。他にもサイバーセキュリティ関連株に後場買われているものが見られています。セキュアは決算発表以降、強い相場を続けている格好で、同社株は小型貸借銘柄ということもあり、上げ幅が拡大してくれば短期資金も集まり易く、後場の一段高に繋がっている模様です。
本日の日経平均は大幅ギャップダウンスタートで、心理的節目となる39,500円や39,470円台まで切り上がっている5日移動平均線を大きく下回り、39,360円台での寄り付きとなりました。更に39,310円台に位置する日足ボリンジャーバンド+σをも下回り、早々に39,060円台まで下げ幅を拡大。その後は39,200円を挟む往来相場が続きましたが、後半に再度売られ39,090円台で前場を終えました。後場入り後は若干戻りを見せるも、再び39,200円を挟む小動きに。そのまま39,180円処で商いを終えています。現値はテクニカル的な節が存在しないゾーンにあり、目先は本日サポートとなった39,000円レベルを意識した地均しが求められます。
後場は38,900円近辺での小動きが継続し、そのまま38,900円飛び台で大引けを迎えています。先週下抜けたテクニカル上の主要ラインの多くを本日回復しており、目先は200日線超を固め日足一目抵抗帯超に浮上したい処です。
[8306]三菱UFJFG 終値1,495.5円/前日比-173円本日大幅続落となっています。銀行株や保険株などが本日も派手に売られていますが、その多くが寄り後は下げ渋り陽線になっています。メガバンクは先週末の下落で高値からの下落率が20%超となり弱気相場入りとなっています。地合いの影響もあって本日は寄り付きで投げがかなり出ていた様子です。売らざるを得ない機関投資家も多いと思われ、ある意味今朝の下落はセリングクライマックス的な動きだったとの見方も多いようです。それだけに寄り後は更に売られる展開にはならず、押し目買いが売り方の買戻し優勢の動きになりました。しかし、テクニカル的に売られ過ぎていたこともあり、自律反発力も強かったと思われ、単なるリバウンドで終わる恐れも否めないと見る向きもあるようです。いずれにせよ現状はメガバンクの動向は投資家心理に大きな影響与えると見る向きも多く、明日以降の動向が注目されます。
テクニカル分析用のインジケーター(テクニカル指標)は海外発のものが多いなかで、一目均衡表は日本人によって考案されたものになります。海外にも逆輸入されているもので、「ichimoku」として親しまれています。一目均衡表の優れている点は視覚的に判断しやすく、現在の相場状況が上向きであるのか下向きであるのかといった方向感と強弱が分かります。多くのテクニカル分析がチャートの縦軸である「価格」を重視しているのに対して、一目均衡表では横軸である「時間」にも注目しています。それによって、価格とともに相場が変化していくタイミングを示唆しています。一目均衡表を正しく判断することによって、エントリーポイントを見逃しにくくなるのではないでしょうか。
一目均衡表は、テクニカル分析用のインジケーターです。雲を見るうえで理解しておくべき一目均衡表の特徴や習得すべき必要性について説明します。
最後に、マーケットは常に不確実性を孕むため、資金管理と損失許容度を踏まえた上でトレード戦略を実行することが重要です。特にスイングトレードでは数日の保有中に突発的な材料で相場が急変するリスクもあります。各テクニカル分析に基づく期待値は過去のチャート形状から導き出したものであり、必ずしも将来の成果を保証するものではない点をご承知ください。適切なリスク管理のもと、トレンドに沿ったトレードで健闘を祈ります。
[190A]Chordia Therapeutics 終値355円/前日比+72円本日買い気配スタートから急反発し、一時ストップ高まで買われました。昨夕発表されたノーベル生理学・医学賞にてマイクロRNAが生物の遺伝子の働きを調節する仕組みを発見した米国の2人の研究者が受賞。同社はRNA制御ストレスを標的としたがん治療薬の開発を手掛けていることから、連想的に物色されているとの見方のようです。また、同社株は先月ロックアップが解除となったことから、VCの売りにより足元では随分と売り込まれており、テクニカル的にも売られ過ぎ感は出ていた状況です。それだけに今日はリバウンドのキッカケとなった面もある様子ですが、VC売りはまだ継続的に出てくる可能性もあり、続く物色にはならないのではとの声も聞かれました。


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