アイス「パルム」売れ続ける理由

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アイス「パルム」売れ続ける理由
[紹介元] Yahoo!ニュース・トピックス – 経済 アイス「パルム」売れ続ける理由

当時は アイスといえば子どものおやつという印象が強かったという

好みの商品は人それぞれだが、全国各地の小売店で購入できる「家庭用アイス」の上位には圧倒的にロングセラーが多い。これもアイス市場の特徴だ。

このうち、アイス市場は近年の伸びが著しい。業界団体の日本アイスクリーム協会の発表数字では、2022年度(2022年4月1日~2023年3月31日)は「5534億円」(前年比105.2%)と過去最高を記録。ちなみに2013年度は「4330億円」だった。

アイスクリームは商品の特性から若年層および女性がメインターゲットとされているが、デイリープレミアムを謳ったPARMはターゲット層の拡大も図っている。成人以上の男性も取り込むため、コンビニで販売する1本入りの「PARMチョコレート」(126円)を09年末に発売した。さらに幅広い顧客層をつかむためのコンビニ戦略を展開している。

つぎに口どけについてだが、従来のチョコバーアイスは、アイスをコーティングしたチョコが口中でパリッと剥がれ落ち、アイスが先に溶けて後からチョコレートが溶けていた。そのためアイスの味を感じるよりも、チョコレートの後口が強く残ってしまっていた。

例えば、スーパーの売り場店頭で、PARMの「チョコ付け体験」(その場でチョコの海にバニラアイスを漬けて、仕上げて食べる試食販売)を行ったり。実際に味を知ることで、『こんなにおいしかったんだ!』と知るお客さんがじわじわと増えていったんです」

森永乳業が展開するバーアイス「PARM(パルム)」の売れ行きが好調だ。2024年度には年間売上が200億円に達した。シリーズ全体の年間出荷本数は約3億7000万本(2024年度)で、発売初年度の2005年と比べて出荷金額は10倍以上に拡大している。なぜ、これほどまでに支持され続けているのだろうか? 2005年発売当初のパッケージ 成長の背景には、まず市場全体の拡大がある。日本アイスクリーム協会によれば、2024年度のアイスクリーム販売金額(メーカー出荷ベース)は6451億円で過去最高を記録した。夏の猛暑に加え、暖房の効いた室内で食べる「冬アイス」など、季節を問わない消費スタイルの広がりが追い風となった。 猛暑が続くと「ガリガリ君」のようなさっぱり系アイスが好まれるかと思いきや、実際にはPARMのような濃厚系アイスの需要も伸びているという。森永乳業のマーケティング担当者によると、猛暑が続くことで冷房が効いた室内で長時間過ごすことが多くなり、「アイスクリームやアイスミルクのような濃厚な味わいのものを選ぶ傾向が出てきた」のだそうだ。 加えて、これまでのチョコレート菓子への需要が、夏の暑さによって冷たいチョコ系アイスであるPARMに流れているのではないかと同社は分析している。

森永乳業が展開するバーアイス「PARM(パルム)」の売れ行きが好調だ。2024年度には年間売上が200億円に達した。シリーズ全体の年間出荷本数は約3億7000万本(2024年度)で、発売初年度の2005年と比べて出荷金額は10倍以上に拡大している。なぜ、これほどまでに支持され続けているのだろうか?

今年の夏は猛暑日が多かった。長雨や冷夏だと売れゆきが厳しくなるビールや清涼飲料水、アイスクリームなどは、さぞ売れたことだろう。

PARMが発売されたのは2005年。当時は、アイスといえば子どものおやつという印象が強かったという。しかし少子高齢化が進む日本市場では、子どもだけをターゲットにするには限界がある。そこで森永乳業が目を付けたのが、「大人が自分へのごほうびとして楽しめるアイス」だったという。 同社には既にカップタイプの「MOW」や、一口タイプの「ピノ」があったことから、新たにバーアイスの開発に着手。伸びしろがあると見込まれた「チョコレートバーアイス」市場を狙った。 開発チームが重視したのは、従来の「パリパリのチョコでコーティング」したタイプとは異なる食体験だった。食べる際にチョコがはがれ落ちたり、口の中で先にアイスだけが溶けたりしないような商品を目指した。 その際に参考にしたのが、「ピノ」の“チョコとアイスの一体感ある口溶け”と、「MOW」の“コクとキレ、組織の滑らかさ”だ。これらを融合させた、“いいとこ取り”こそがPARM誕生の鍵となったのだ。 開発にあたっては、チョコは人肌の温度で溶けるように設計。バニラアイスの部分は乳業会社ならではの知見を生かし、チョコとの相性を重視して成分を調整した。

最後にコクについてだが、プレミアムアイスに使われるのと同じようなクリームや脱脂濃縮乳などを使用し、さらに原料の配合比をたくみに変えることで乳固形分15%以上、乳脂肪分8%以上を含むアイスクリームグレードに仕上げている。

今回お話をお伺いしたのは、森永乳業冷菓マーケティング部の武藤さん。PARMをはじめ、アイスクリームの商品開発・企画を担当しています。推しのPARMは赤の「チョコレート」。仕事の合間にアイスを食べるほど、アイスクリーム愛がとても深いお方!

PARMでは口の中でアイスとチョコが一緒に溶けるようなオリジナルレシピのチョコを開発した。それにより独自のなめらかさを表現した。

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