
日経平均株価は5日続伸。6日連続の陽線を形成し、43000円に迫る場面もあった。高寄りから一段高となり、後場の中盤まで上値を伸ばす展開。引けにかけては上げ幅をやや縮小したが、終値ベースで昨年7/11につけた史上最高値(42224円)を更新して終えた。
RSI(9日)は前日の63.4%→78.0%(8/12)に上昇。RSIは過熱圏入りでも、4月以降のピーク時に比べるとモメンタムの上昇余地はある。ただ、きょうの上げ幅縮小は、5/13高値(38494円)、6/30高値(40852円)、7/24高値(42065円)をつないで延長した右上がりの抵抗線に到達したためである。高値更新による上値へのトレンドフォローが基本スタンスではあるものの、目先的には調整が入っても不思議ではない。
上値メドは、心理的節目の43000円や44000円、45000円、3/26高値から4/7安値までの下落幅に対する倍返し45650円などがある。下値メドは、心理的節目の42000円、5日移動平均線(41388円 8/12)、10日移動平均線(41043円 同)、25日移動平均線(40499円 同)、心理的節目の4万円、8/4安値(39850円)、7/14安値(39288円)などがある。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
(テクニカル分析) 今夏 日米株は「分断」
株の買い時や売り時を判断するうえで、株価の値動きを示したチャートはとても参考になります。過去の値動きなどから現状の分析や将来の値動きを予測する分析手法をテクニカル分析と言います。
今回から実践的なテクニカル分析について、実際の銘柄を元に、初歩から分かりやすく解説していきます。
(テクニカル分析) 今夏、日米株は「分断」
【日経QUICKニュース(NQN) 三輪恭久】28日の東京株式市場で日経平均株価は前日比2.1%高の2万9149円で取引を終えた。終値が始値(2万8912円54銭)を上回りチャートのローソク足は9日連続で「陽線」となった。9日連続の陽線は1999年8月(11日連続)以来およそ22年ぶりの記録だ。 ローソク足は株価が安く始まって下げ渋ったり、高く始まって一段高になったりすると陽線となる。連続の陽線は買い意欲の強さを映している。SMBC日興証券の吉野豊チーフテクニカルアナリストは「米国株に比べ日本株の出遅れ感が強くなったところに新型コロナウイルスのワクチン接種進展への期待が高まり、買いが入ってき...
もちろんFRBも欧州中央銀行(ECB)と同様に、市場で出ていた早期利下げ観測を牽制はしてきました。しかしながら、既述➊~➌の背景を踏まえると「向こう数四半期でドルが大幅に上昇する余地は殆どない」との結論に達します。テクニカル分析での結論とも一致するところですが、我々は「中長期下落トレンドは依然として継続している」との判断を維持しています。
ただ、下落局面から反発して高値を更新した際などは、テクニカル分析では調整局面を脱して、新たな上昇サイクルに入る可能性がある重要な局面と捉える場合があります。
3連休明けの8月12日、東京市場は大幅高となり、前週末のTOPIXに続いて日経平均株価も過去最高値を更新して取引を終えました。米中の関税交渉への警戒が一旦和らいだことが株価を押し上げた1つの要因ですが、テクニカル的にも理由が挙げられます。


コメント