空港に放置スーツケース 対応苦慮
1日午後8時ごろ、那覇空港の国際線ターミナルビル3階ロビーで空港関係者から「不審な荷物が放置されている。検査をしたら火薬のような反応があった」と110番通報があった。
Q: 放置されたスーツケースの処理費用はどのくらいかかりますか?A: 具体的な金額は公表されていませんが、法律上「遺失物」として3ヶ月間保管する義務があり、保管・移動コストに加えてテロ対策としての保安検査費用も発生します。これらの費用が空港や自治体の負担となっています。
さらに深刻なのは、テロ対策予算への影響です。放置スーツケースは爆発物の可能性を1つずつ確認する必要があり、各空港の保安警備部門の業務量が大幅に増加しています。
関西空港で2018年8月6日(月)から、空港利用者のスーツケースを無料で引き取るサービスが始まりました。
国際線の発着はすでに終了していたため、搭乗客への影響はなかった。2日も始発から通常通り運航している。署によると同日早朝、アジア人の男性が空港職員に名乗り出て、「飛行機に乗るのに合わせて、荷物を先に置いていた」と話していたという。
関西空港のターミナル内でスーツケースが捨てられる事例が増加しています。このような「落とし物」は保安上も問題があることから、関空ではこれを無料で引き取るサービスを始めました。そもそも、なぜスーツケースが捨てられるのでしょうか。
Q: スーツケース放置問題のその後、どんな対策が取られていますか?A: 関西空港では2018年から無料引き取りサービスを開始し、2024年度には524件の利用実績があります。また、大阪府では外国人観光客を対象とした徴収金の創設も検討されています。
豊見城署によると、スーツケースがやかばんなど六つの荷物が入った手荷物用カートが放置されていたのを警備員が発見。県警の爆発物処理班が対応したが、いずれも衣類や生活用品などで異常はなかった。この影響で国際線のターミナルビルとその周辺の立ち入りが規制されたが、2日午前2時45分に解除された。
関西国際空港を運営する関西エアポートによると、関空内でのスーツケース放置・廃棄は2024年度に816件に達しています。
Q: 関西空港でスーツケース放置は年間何件発生していますか?A: 2024年度に816件のスーツケース放置・廃棄が発生しています。これは2019年度の716件を大幅に上回る数字で、万博効果によるインバウンド増加と関連していると考えられます。
空港を運営する関西エアポートによると、第1ターミナルの国際線出発フロア(4階)の手荷物一時預かりカウンターでスーツケースを引き取り、集められたスーツケースは検品したうえで再利用するといいます。空港内で放置されるスーツケースは増加傾向にあり、空港の警備・保安面や、資源を有効活用する観点から、このサービスの導入を決定したとのこと。関西エアポートに詳しく話を聞きました。


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