ブレイク前の連打が招く連敗
前回3日(同4日)の敵地・レイズ戦では「体感気温40度」の悪条件の中、6回途中5安打無失点の“熱投”で渡米後初の10勝に到達した。メジャーで日本人投手の2ケタ勝利は18人目だった。1年目の昨季は6月から右肩痛で約3か月の離脱を経験した。今季は日程に余裕のある序盤は中6日、5月上旬からはオールスターブレイクを除いて中5日で先発してきたが、今回は中7日。疲労面などを考慮されたが、試合前の時点で今季は防御率1・63と好投が続いていた敵地の試合でこの日は苦しい投球となった。
◇プロ野球セ・リーグ 巨人 6-5 広島(27日、マツダスタジアム) 広島は巨人に対し追い上げを見せるもあと一歩およばず敗戦。オールスターブレイクを挟んで5連敗を喫しています。 【画像】前日26日に先制弾を放ったファビアン選手 この日の先発はルーキー・佐藤柳之介投手。初回から1アウト1、2塁という場面を招くと、対する4番・キャベッジ選手のタイムリーを浴び先制点を献上します。さらに3回にも1アウト1、2塁のピンチを招くと2本のタイムリーに味方のエラーも絡み3失点を喫しました。4回からは2番手・遠藤淳志投手が登板。しかし回またぎの5回に岸田行倫選手の第3号ソロを浴び、5点ビハインドと突き放されます。 しかし5回裏に広島打線が猛攻。対する巨人の先発・赤星優志投手の前に、4回までわずか1安打と抑えられていましたが、先頭からの3連打で無死満塁のチャンスメイク。ここで打席に向かった大盛穂選手は5球目の低めのフォークをうまくとらえ、走者一掃のタイムリー3塁打としました。さらに小園海斗選手もタイムリーで続き、巨人に1点差と迫ります。 しかし8回には丸佳浩選手のタイムリーを浴び、2点ビハインドと再び突き放されます。その中でも8回裏には、大勢投手の前に代打・野間峻祥選手がタイムリーを放ち、1点差と逃げ切りを許しません。9回には森浦大輔投手が満塁のピンチを招くも無失点と脱し、迎えた9回裏。巨人の守護神ライデル・マルティネス投手の前に三者凡退と抑えられ、あと一歩およばず敗戦となりました。


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