[全般]リスクオフで円全面高

昨日の東京市場では米ロ・ウクライナ首脳会談が開催されるとの一部報道を受け期待感から円売りが先行。しかし、その後S&Pが米ソブリン格付けを据え置いたことでドルが上昇する場面も見られたがすぐに失速。日経平均株価が反落したことや日本の10年債利回りが上昇したことで円買いが進みドル円はじりじりと値を下げた。
欧州市場ではウクライナ情勢が緩和するとの期待からユーロ買いが先行したがNY市場が始まると下落に転じた。トランプ大統領が「プーチン大統領が良い方向に動いてくれないと厳しい状況になる」と発言がユーロの上値を抑えた。また、NY市場ではナスダックやS＆Pが軟調に始まるとリスクオフの円が買われドル円クロス円ともに下落。特にリスクに敏感なオセアニア通貨の売りが目立った。
ただ、週末のジャクソンホールでのパウエル議長の発言を控え全般に短期筋中心の動きが目立つ中で「往って来い」になりやすい状況は今日も継続。
今日はFOMC議事要旨が公開されるが、7月米雇用統計発表直前のものでありジャクソンホールを控えていることから市場の注目は低い。

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