停滞する為替相場の行方【マット今井 実践トレードのつぼ】
収録日:2025/8/21
元邦銀ディーラーの今井雅人氏が現状の世界経済を詳細に分析し、今後の為替相場動向まで踏み込み見通しを示します。
動画要約・まとめ
膠着状態の背景
– 相場は膠着状態で方向感がなく、変動幅が縮小している
– ドル高・ドル安の両方の材料が出るが、どれも決定打にならず右往左往している
– トレードが非常にやりにくい状況
夏枯れ相場の影響
– 8月は材料不足により夏枯れ相場になりがち
– サマーバケーションの影響で取引が不活発化
– 今年も同様の展開
結論
現在の為替市場は、FRB・日銀ともに大きな政策変更が期待できず、トランプ関税問題も収束したことで新材料に乏しい状況です。夏枯れ相場の影響もあり、当面は146円〜148円のレンジでの細かい取引戦略が有効と考えられます。大きなトレンドを期待するよりも、小幅な値動きを確実に取る戦略が適している相場環境といえるでしょう。
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株式会社マットキャピタルマネージメント 代表取締役
今井雅人 氏
1962年生まれ、岐阜県下呂市出身。上智大学卒業後、1985年に三和銀行入行、1987年よりディーリングの世界に入る。1989年から5年間シカゴに赴任、その間多くの著名トレーダーと出会う。日本に戻ってからは為替部門に従事。2004年3月までUFJ銀行の為替部門の統括次長兼チーフディーラーを勤めていたが、同年4月に独立。内外の投資家にも太いパイプを持ち、業界を代表するトレーダーとして活躍するが、2009年8月第45回衆議院選挙に立候補し、初当選。現在は、経済アナリスト活動など多忙な毎日を送る。元東京外為市場委員会委員、東京フォレックスクラブ理事歴任。株式会社マットキャピタルマネージメント代表取締役。
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