
主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2025年9月2日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
目次
▼1日(月)の為替相場
(1):中国RatingDog製造業PMI 50.0上回る
(2):ECB総裁「政権が崩壊する事態は懸念材料」
(3):ユーロ圏PMI改定値 速報値から上方修正
▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:レンジ相場続く/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント
1日(月)の為替相場
期間:1日(月)午前7時00分~2日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):中国RatingDog製造業PMI 50.0上回る
豪7月住宅建設許可件数は前月比-8.2%と市場予想(-5.0%)を下回った。その後に発表された中国8月RatingDog製造業PMIは50.5と市場予想(49.8)を上回り、2カ月ぶりに活動拡大・縮小の分岐点である50.0を上回った。
(2):ECB総裁「政権が崩壊する事態は懸念材料」
欧州中銀(ECB)のラガルド総裁は、自身の出身国であるフランスを念頭に「ユーロ圏内で政権が崩壊する事態はどの国であっても懸念材料だ」と述べた。フランスでは、バイル首相による歳出削減と増税を柱とした予算案に野党が支持を拒んでおり、政府は8日に辞任を迫られる見通しとなっている。
(3):ユーロ圏PMI改定値 速報値から上方修正
ユーロ圏8月製造業PMI・改定値は50.7と速報値(50.5)からやや上方修正された。これより前に発表された独8月製造業PMI・改定値は49.8とわずかに下方修正されていた(速報値49.9)。
1日(月)の株・債券・商品市場

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

【情報提供:外為どっとコム】
- ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:レンジ相場続く
昨日のドル/円は終値ベースで約0.1%の小幅高。米国がレイバーデーの祝日で取引手控えムードが広がる中、147円台前半を中心にもみ合った。足元で市場が最大の関心を寄せるのは5日に発表される米8月雇用統計だろう。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が先月22日のジャクソンホール会議で「労働市場の下振れリスク」を強調したことから、5日の8月雇用統計が予想外の強い結果にならない限り、9月に25bp(0.25%ポイント)の利下げが行われるとの見方が強い。もっとも、それだけに米金利先物は9月利下げをすでに9割方織り込んでいる。このため、9月の利下げ観測自体は追加的なドル売り材料にはなりにくいと考えられる。
ドル/円は本日も147円台では上値が重い一方で146円台の下値は堅い展開が続きそうだ。なお、本日は東京市場で日銀の氷見野副総裁が講演・会見を行う予定で、NY市場では米8月ISM製造業景況指数の発表が予定されている。
注目の経済指標:米ISM製造業景況指数

注目のイベント:日銀副総裁講演
※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。
株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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そのため FX初心者の場合は避けたほうが良いでしょう
反対に、マイナーな通貨は情報を取得しにくいので、予想外の値動きに翻弄されやすくなる可能性があります。そのため、FX初心者の場合は避けたほうが良いでしょう。
FXでは「この通貨ペアが一番稼げる」と断言することはできません。
FX初心者の方は、まずメジャー通貨で、かつストレート通貨を選ぶことをおすすめします。最初は右も左もわからない状態からのスタートなので、リスクが少ない通貨ペアを選び、徐々に取引に慣れていくためです。
「日興FX」では、事前に当社が定める所要の証拠金を日本円の現金で差し入れていただきます(代用有価証券や外貨での受入はいたしません)。証拠金は、取引額に通貨ペアごとに定められた証拠金率(最低4%)を乗じて算出された金額以上が必要です。証拠金率は市場の状況など取引環境の変化に応じて、当社の判断により変更する場合があります。取引額の証拠金の額に対する比率(レバレッジ)は、最大25倍になります。
それぞれの項目について解説していく前にFXを初めたての段階で、知っておきたいポイントがあります。それは、「取引する通貨ペアを少数に絞る」ことです。
今回はそうした疑問の答えとして、「そもそも通貨ペアとは何か?」「FX初心者はどの通貨ペアを選ぶのが正解か?」などについて解説していきます。
「日興FX」には、取引手数料はかかりません。ただし、当社が提示する通貨の価格の売値と買値の間には差額(スプレッド)があります。また、非対円通貨取引においては円貨への換算に伴うスプレッドがあります。スプレッドは、市場の状況によって変化しますので常に一定ではありません。お客さまの約定結果による実質的なスプレッドは当社が広告で表示しているスプレッドと合致しない場合があります。当社が広告で表示しているスプレッドはお取引の際のスプレッドを保証するものではありません。
以上を踏まえ、FX初心者におすすめする通貨ペアは、「米ドル/円」「ユーロ/米ドル」「ユーロ/円」です。是非参考にしてみてください。
FX口座を開設し、いざ取引を始めようと思うと気になるのは、「どの通貨ペアを選べばいいのかわからない」という疑問です。
「日興FX」は当社が提供する外国為替証拠金取引です。外国為替証拠金取引は、取引通貨の価格変動(非対円通貨取引の場合は、当該通貨ペアの基準通貨の円に対する価格変動を含みます)により損失が生じるおそれがあります。スワップポイントは取引する通貨ペアの金利情勢等によって日々変化する為、受け取りもしくは支払いの金額が変動したり、スワップポイントが受け取りから支払いに転じるおそれがあります。外国為替証拠金取引は少額の証拠金で、差し入れた証拠金を上回る額の取引を行うことができるため、証拠金の額を超える大きな損失が生じるおそれがあります。証拠金維持率が、当社の定める水準を下回った場合、お客さまのご意思に関わらず、未決済建玉の全てに対して強制決済を行います(ロスカットルール)。ロスカットルールは、お客さまの損失を一定の範囲に限定できるものではなく、急激な相場変動等により、差し入れた証拠金以上の損失が生じるおそれがあります。外国為替証拠金取引は、金融商品取引法37条の6の規定(クーリング・オフに関する規定)の適用はありません。
FXでは通貨ペアを売るときの値段(Bid)と買う時の値段(Ask)に差があります。この差額を「スプレッド」といいます。
参考として、FXに慣れていない人にはあまりおすすめできない通貨についても触れておきます。
これからFXを始める人にとって、一番取引しやすいといえる通貨ペアは米ドル/円です。
取引量が多い通貨ペアは、多くの人が注目しているため、チャートの値動きが安定していて取引をする際の特徴をつかみやすいといえます。また、何か突発的な事件が起こったときに、急激に変動するリスクも低いため、最初にFX取引をする際には手を付けやすいペアだといえます。


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