
【S&P500】上値の重い展開続く。下値抵抗も守った状態。
直近の日足は、前日足から上寄りのスタートとなりましたが、上値を追い切れずに値幅の小さい寄せ線で終えています。上昇余力に欠けるものですが、6,400-10の下値抵抗も守っており、これを支えとして上値トライの可能性に繋げています。一方で、6,460-70,6,490-00にやや強い上値抵抗が出来ており、6,500台を回復して引けるまでは上値余地も拡がり難い状態です。上値抵抗は、6,460-70,6,490-00,6,520-30に、下値抵抗は6,420-30,6,400-10,6,370-80にありますが、全て下抜けて終えた場合は日足の形状が悪化して、下値リスクが高くなり、6,350-60,6,320-30,6,300-10,6,270-80の抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。全て下抜けて終えた場合は短期トレンドの変化に要注意。

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SP500 プロの予想 上値の重い展開続く
本記事では、クローガー(KR)の2025年6月発表2025年度第1四半期決算を振り返り、9月に控える2025年度第2四半期決算の見どころを解説します。今回の決算では、6月の堅調な第1四半期決算を受け、通期見通しの運び方、コスト再編の初期進捗、そして食品インフレ・関税動向の価格戦略への反映が焦点になります。前回決算のハイライト5月までの第1四半期は、既存店売上高(燃料除く)が前年同期比+3.2%と改善し、調整後EPSは1.49ドルで市場予想を上回りました。総売上は451億ドル(前年453億ドル)。eコマース売上は+15%と伸び、粗利率は23.0%へ改善しました。一方、今後18か月で約60店舗の閉鎖方針を示し、当四半期に1億ドルの減損を計上しました。通期ガイダンスは「燃料除く既存店売上」を2.25〜3.25%へ引き上げた一方、調整後EPS4.60〜4.80ドルなど他項目は据え置きました。ASR(加速自己株買い)50億ドルはQ3までに精算予定で、残り25億ドルの枠は年内に市場買付再開の計画です。決算発表以降の主要ニュース3月にロドニー・マクマレン氏が個人的行為に関する取締役会調査を受けて辞任し、リード・ディレクターだったロン・サージェント氏が取締役会長兼暫定CEOに就任しました。経営体制の変更は事業業績とは無関係とされ、取締役会は後任CEOの選定を進めています。8月下旬には本社機能を中心とした約1,000人未満の人員削減が報じられ、6月に表明した店舗閉鎖計画と併せて、コスト構造の見直しが進んでいます。また、アルバートソンズとの統合が24年12月に連邦地裁等で差し止めとなった後、係争は双方の法廷戦へ移行しましたが、8月11日にはディベスト先だったCSホールセール・グローサーズとの訴訟が「友好的和解」で解決しています。今回決算の注目点第一に、売上成長の質です。第1四半期は薬局、フレッシュ、eコマースが伸び、プライベートブランド(Our Brands)の価値訴求が続きました。第2四半期でも同様のミックスが継続できるか、ディスカウントやプロモの原価圧力を吸収しつつ、粗利改善の流れを保てるかがポイントになります。米農務省のデータでは7月の「家庭内食」(食料品)CPIは前年比+2.2%にとどまり、インフレは足元緩やかですが、輸入品関税の再強化で一部カテゴリーの仕入・店頭価格に上押し圧力が残ります。価格還元と利益率維持のバランス説明が重要です。第二に、コスト再編の定量化です。店舗閉鎖に伴う一過性費用は第1四半期で減損計上済みですが、本社機能のスリム化はFY25下期の販管費に徐々に効いてきます。どの程度の恒常的削減額を見込むのか、価格投資(値下げ)とオペレーション改善への再投資配分を含めてガイダンスに織り込めるかが、決算後の評価を左右します。第三に、資本政策の進捗です。ASR50億ドルはQ3までの決着見込みで、残余25億ドルの自己株買い再開時期・ペース、FCF見通し(28〜30億ドル、調整後)との整合が注目されます。レバレッジの水準はまだ許容範囲ですが、閉鎖・再投資・株主還元の三立てをどの時間軸で運営するか、CFOの定量開示に期待します。第四に、MA後始末と規制環境です。アルバートソンズ統合は差止めで頓挫し、現在は係争フェーズですが、ディベスト相手だったCSとの和解で一つ不確実性が後退しました。今後は独禁リスクやサプライチェーン再編をにらみつつ、オーガニック成長の実装力が試されます。説明会では、リージョン別の競争環境やウォルマート等との価格ギャップ管理、会員/デジタルの囲い込み定量を確認したいところです。株価への視点足元の株価は年初来で堅調に推移しつつも、4〜6月の上昇後は揉み合い基調です。決算当日は、①既存店売上の伸び鈍化か加速か、②粗利率の方向性、③人員・店舗再編の定量効果、④ASRを含む資本配分のロードマップ、の「組み合わせ」で反応が分かれやすいとみます。市場コンセンサスはQ2のEPSを概ね1.00ドル近辺とみる向きが多く、数字がやや保守なら短期的に上値は重くなりやすい一方、ID売上がレンジ上限を超え、粗利改善と販管費抑制の同時進行が見えれば、年後半のモメンタム再加速を織り込む展開も想定されます。中期では、食料品インフレの鈍化と関税不確実性の併存下で、プライベートブランドとデジタルの収益性改善が評価持続のカギになります。まとめ今回の決算は、「コアの伸び」と「コストの引き締め」を同時に前進させられるかが核心です。第1四半期で示した粗利改善・eコマース伸長の流れを維持しつつ、店舗閉鎖と本社スリム化の恒常効果を明確にし、価格投資との配分を丁寧に説明できれば、通期ガイダンスの信頼性は高まります。経営トップ交代後の統治面に過度な不安は見られず、CSとの和解で法務面の不確実性も一部払拭されました。数字と説明の両輪が揃えば再評価余地は残っており、逆に粗利の弱さや再編のコスト超過が目立つ場合は、短期的なバリュエーションの巻き戻しに留意したい局面です。
アナリストのボトムアップ分析による2025年末のS&P500の目標株価は6,939.07と、7月31日終値(6,339.39)から9.5%の上値余地があります。
ウクライナ紛争の影響など不確定要因は多いが「秋ごろにはインフレの沈静化とともに利上げペースも落ち着く」というのが、多くの市場参加者の見方。そして、それが株価反転の合図になると4人のプロも考えている。
本記事では、シノプシス(SNPS)の2025年5月発表2025年度第2四半期決算を振り返り、9月に控える2025年度第3四半期決算の見どころを解説します。今回は7月17日に完了したAnsys買収後、初の決算となり、統合の初期寄与と見通しの再提示が最大の見どころになります。投資家としては、AI投資サイクルの持続、対中規制の影響緩和、そして統合費用の扱いが株価の振れを左右しやすい点に留意したいところです。前回決算のハイライト前回5月28日の決算では、売上高が16.04億ドル、Non-GAAP EPS(調整後 1 株当たり利益)が3.67ドルと、堅調な結果を示しました。会社側は当初、Q3のNon-GAAP EPSを3.82~3.87ドルとする目安や通期の目安も示していましたが、翌29日に米商務省BISからの書簡を受領し、対中輸出に関する新たな制限を理由に見通しをいったん撤回しました。その後、7月2日に当該制限は即時撤回され、同社は中国での製品アクセスの復旧に取り組むと公表しています。今回決算で、どの水準と粒度でガイダンスを正常化できるかが再評価のカギになります。決算発表以降の主要ニュース最大のイベントは、Ansys買収のクローズです。7月17日に取引は完了し、同社は「Silicon to Systems」をうたう統合設計スタックの構築を加速、初の統合機能セットを2026年前半に投入する計画を示しました。中国の承認は条件付きで、相互運用性の確保や非差別的提供などのコミットメントが課されています。資金面では、買収の現金対価の一部を賄うため、同社は3~4月にかけて約100億ドルのシニアノートを発行しており、資本構成の変化も投資家が押さえておくべきポイントです。さらに、3月のNVIDIA連携強化の発表では、回路シミュレーション最大30倍、リソグラフィー最大20倍の高速化という定量効果が示され、AI時代のEDA運用高度化が具体化しつつあります。今回決算の注目点第一に連結範囲です。FY25の四半期末は1月31日・4月30日・7月31日・10月31日であるため、Ansysの取り込みは7月17日から期末までの部分連結となる見通しです。取得価格配分(PPA)に伴う無形資産償却や取引関連費用でGAAPとNon-GAAPの差が広がりやすく、見かけの利益率に短期的なノイズが出やすい点を意識したいです。第二にガイダンスの復活です。前回はBISの書簡を受けて見通しを停止しましたが、7月に制限が解除されています。会社側がQ3および通期についてどの程度までレンジと前提を明示できるか、またAnsysのクロスセルやユースケース拡大をどこまで織り込むかが、翌日の株価反応を大きく左右します。とくに中国ビジネスについては、SAMRの条件(相互運用性の確保、非差別的供給など)に沿った運営状況の説明が透明であるほど、政策リスクに対するディスカウントは薄れやすいと考えます。第三にプロダクト面の加速です。Ansysの最新リリース「2025 R2」では、AIを全面活用した生産性向上が打ち出され、Synopsys.aiやマルチダイ設計、先端パッケージを含むワークフローの一体運用が現実味を帯びています。NVIDIAとの協業も合わせ、EDA×マルチフィジックス×AIという差別化ストーリーを、どの程度数値で語れるかに注目したいです。第四にバランスシートの運営です。大型買収直後は負債増と統合費用の同時進行でキャッシュ創出力が見えづらくなります。会社は社債発行で資金手当てを進めましたが、今期以降の利払い水準、FCFコンバージョン、デレバレッジの時間軸の示し方は、マルチプルの持続性に直結します。株価への視点足元のSNPSは600ドル前後での推移となっており、決算当日は「部分連結による見かけのノイズ」や「ガイダンスの強弱」に反応しやすいと見ます。数字が保守的でガイダンスの言及が限定的なら短期は上値が重くなりやすい一方、売上・EPSがレンジ上限を上回り、通期見通しの再提示と統合シナジーの初期定量化が伴えば、AI関連の構造成長シナリオが再び意識される可能性が高いです。ボラティリティは覚悟しつつも、コールでは①Ansysの初期寄与と無形償却のインパクト、②中国向け需要の立ち上がり、③AI/システム設計スタックの統合ロードマップ、④FCFとレバレッジ方針の4点を注視するとよいでしょう。まとめ今回の決算は、Ansys統合の「第一報」と、輸出規制騒動後の「ガイダンス正常化」が同時に問われます。短期的にはPPAや統合費用が利益を希薄化しやすい一方、中期的にはEDAとマルチフィジックスの融合が案件の厚みとスイッチングコストを高め、成長の質を押し上げる可能性があります。個人投資家としては、決算当日の数字だけでなく、規制・統合・AIの三位一体ストーリーがどれだけ具体的な指標で語られるかを見極め、シナリオに応じてリスク許容度を調整していく必要があるでしょう。
それでは、株価反転までの停滞期間はどうすればいいのか。ここでもプロの意見は一致しており、「この局面は買いチャンス」だという。



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