【見通し】5日香港株=反発して始まるか、米株高と長期金利の低下が支え

5日の香港市場は前日の米株高の流れを引き継ぎ、反発して始まるか。米労働市場の悪化を背景に、米連邦準備理事会(FRB)が16-17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを再開するとの期待が強まりそうだ。4日発表の8月ADP民間部門雇用者数が5万4000人と前月改定値の10万6000人から大きく減少し、市場予想の6万5000人を下回った。米シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のフェドウォッチ・ツールの9月FOMCでの利下げ確率は前日の96.6%から99.4%に上昇した。
前日のハンセン指数は3営業日続落し、心理的節目の25000ポイント近くで終えただけに、買い直しが入りやすい。もっとも、買い一巡後は上値が重い展開があり得る。香港時間今晩に発表される8月の米雇用統計を見極めたい投資家は積極的な買いを手控えるだろう。週明け8日には中国の8月貿易統計が発表される。
4日のNY株式相場はダウ平均が4日ぶりに上昇し、。S&P500とナスダック総合は続伸した。利下げ期待の高まりで米長期金利が低下し、買い安心感につながった。長期金利の指標となる米10年債利回りは、前日の4.211%から4.158%に低下した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は国際金融銘柄のHSBC(00005)とAIAグループ(01299)が香港終値を上回った半面、中国ネット通販大手のアリババ集団(09988)が下回って引けた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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ただし 当面は米国の関税政策が最大の障害となる見通しだ
独IfW 2025年の成長率はわずか0.1%に留まる見通し キール世界経済研究所(IfW)がドイツ経済の最新予測を発表ドイツ経済が今年0.1%拡大し、2年間の縮小を経てわずかに回復すると見ている。政府支出の増加に支えられ、企業景況感の改善が経済見通しを押し上げる要因の一つと分析。ただし、当面は米国の関税政策が最大の障害となる見通しだ。2026年と2027年については、ドイツ経済はそれぞれ1.3%、1.2%の成長を予測。一方、財政赤字は2024年のGDP比2%から2027年までに約3.5%に拡大すると見込んでいる。
ただ先週、28日(水)に発表された5月7日終了の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録では、ほぼ全ての参加者が米国で物価高が予想以上に継続する見解を示し、雇用も大幅に弱まる見通しが示されています。


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