来週の為替予想(米ドル/円)「米CPIやベンチマーク買い手を通じてFOMCに対する見解固まるか注目、『ポスト石破』の動きも警戒」ハロンズ FX 2025/9/6 #外為ドキッ

来週の為替予想(米ドル/円)「米CPIやベンチマーク買い手を通じてFOMCに対する見解固まるか注目、『ポスト石破』の動きも警戒」ハロンズ FX 2025/9/6 #外為ドキッ
 

f:id:gaitamesk:20250307151016p:plain

執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人

執筆日時 2025年9月5日 14時40分

米CPIやベンチマーク買い手を通じてFOMCに対する見解固まるか注目、『ポスト石破』の動きも警戒

米ドル/円、不安定な展開

米ドル/円は一時149円台へ上昇しました。英国の財政健全化の遅れに対する懸念からポンド売りが進み、相対的にドル買いが強まったうえ、利上げを急がない姿勢を示した氷見野日銀副総裁の発言や石破政権の持続性への懸念も相まって、米ドル/円は149.137円まで上昇しました。

ただ、200日移動平均線を上抜けた短期的な達成感や、米JOLTS求人件数が10か月ぶりの低水準に減少したことから147.795円まで下落したものの、明確な方向性は定まらず。その後、終盤には日米関税を巡り、米国が日本への相互関税および自動車関税をともに15%へ見直す大統領令に署名したことや、日銀が利上げに前向きになるのではないかとの観測から上値が重くなる場面もありましたが、148.000円を中心に振幅しました。

(各レート水準は執筆時点のもの)

www.youtube.com

※相場動向については、外為どっとコム総研のTEAMハロンズが配信している番組でも解説しています。

情報が多過ぎ、結局動きづらい可能性も

来週は9月16日・17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)に向けた重要な要素となるインフレ指標が目白押しです。物価動向が安定していれば、FRBが利下げに動きやすいとの判断が強まる一方、関税による物価上昇の広がりが確認されれば、FRBが難しい舵取りを迫られるとの見方が強まります。7月の米消費者物価指数(CPI)コア指数は前月比で1月以来の大幅な上昇を示しましたが、今月(8月)も強い伸びを示すかが注目されます。
また、雇用統計のベンチマーク改定にも注意が必要です。8月の米雇用統計が強い数値を示しても、ベンチマークが大幅に下方修正されれば、米雇用市場への懸念は払拭されず、FRBへのハト派期待がくすぶったままとなる可能性があります。物価指標や雇用指標を踏まえ市場の見解が固まるとみられますが、FRBが難しい舵取りを迫られる状況に変化はなく、米ドル/円も落ち着かない相場展開が想定されます。
一方、国内では自民党の臨時総裁選実施の是非を問う党員意思確認が9月8日に行われます。総裁選前倒しが実施されればポスト石破次第で円に下落圧力がかかりやすくなる一方、否決されれば肩透かしを受けた投資家による円買い戻しが入りやすくなると考えられます。また、日米関税合意により見通しの不確実性が緩和されつつあり、日銀が利上げに徐々に前向きになる可能性もあります。4–6月期のGDP改定にも注目したいところです。材料が絞り込めない中、米ドル/円は流れてくるニュースを消化しながら次の方向性を探る展開となりそうです。

200日線と50日線中心に見通し組み立て(テクニカル分析)

米ドル/円は、9月3日高値の149.137円を突破できれば、150円台回復も見えてきそうです。この場合、151.000円その次の節目になります。また、147.30円付近を推移する50日移動平均線が支持線になっています。

・押し目ロング戦略

エントリー候補:50日移動平均線付近の147.50~148.00円で買いを検討

損切り水準:147.00円割れ(50日線を明確に下抜けたら撤退)

利食い目標:まずは直近高値の149.13円、続いて節目の150.00円

・ブレイクアウト戦略

エントリー候補:149.20円以上で終値が確定した翌セッションに買い増し

損切り水準:149.00円を下回ったら手仕舞い

利食い目標:150.50–151.00円

・レンジ反落ショート戦略

エントリー候補:149.50~150.00円の上値抵抗帯で売りを検討

損切り水準:150.50円超え(抵抗帯上抜けで損切り)

利食い目標:148.00円(中間レンジ底)、最終的に147.50円

などが考えられます。

【米ドル/円チャート 日足】

ドル円 日足チャート

出所:外為どっとコム「TradingViewチャート」
予想レンジ:
USD/JPY:146.000-151.000

9/8 週のイベント:

スケジュール

外為どっとコム「経済指標カレンダー」

一言コメント

市場のテーマは各国金融政策の行方なのでしょうが、それを考えるための材料が多数あって整理が追い付かず、結局相場の方向性が判断しにくくなっているように感じます。少し、ポジションを持たずに、外から相場を眺め直すのも効果的かもしれません。

 
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 来週の為替予想(米ドル/円)「米CPIやベンチマーク買い手を通じてFOMCに対する見解固まるか注目、『ポスト石破』の動きも警戒」ハロンズ FX 2025/9/6 #外為ドキッ

来週の為替予想 米ドル 円

2028年6月のドル円見通し。当月始値 155.95、最低 149.00、当月最高 155.95。平均 153.04。月末 151.27。変更 -3.0%。

9/13発表の4-6月期GDPが1-3月期から改善すると見込まれるものの、製造業と採掘業が成長を抑制する可能性に加え、インフラの持続的な非効率性が根本的に改善しない限り、低成長の継続を予想。また、先週末8/29発表の7月財政赤字が拡大した影響がランド円の上値を抑制する上、9/2の氷見野日銀副総裁の会見で年内の利上げ観測が強まれば、円高圧力になる可能性があります。さらに、8/5の米8月雇用統計や、9/16-17のFOMCの利下げ観測がドル円の上値を抑制する要因となり、ランド円もその影響を受け易い展開が想定されます。そのため、日足・雲の上限(8円27銭)を上値抵抗線とするして意識されるとともに、下落基調を高め強めるリスクがあり、下振れに注意が必要です。

2027年7月のドル円見通し。当月始値 149.01、最低 142.37、当月最高 149.01。平均 146.23。月末 144.54。変更 -3.0%。

2029年9月のドル円予想。当月始値 181.02、最低 178.86、当月最高 184.30。平均 181.44。月末 181.58。変更 0.3%。

2027年2月のドル円予想。当月始値 136.74、最低 134.30、当月最高 138.40。平均 136.45。月末 136.35。変更 -0.3%。

2029年4月のドル円見通し。当月始値 172.96、最低 170.44、当月最高 175.64。平均 173.02。月末 173.04。変更 0.0%。

2028年11月のドル円予想。当月始値 161.89、最低 161.89、当月最高 169.25。平均 164.95。月末 166.75。変更 3.0%。

米ドル/円は、123円台前半(2007年6月終値)だったのが、76円台半ば(2011年8月終値)まで下落しています。

高いスワップポイントが狙える「トルコリラ/円」、スワップポイントが高いおすすめのFX口座は?

米ドルと金価格の動きは、逆相関の傾向があります。

2027年4月のドル円予想。当月始値 140.44、最低 139.49、当月最高 143.73。平均 141.32。月末 141.61。変更 0.8%。

第一週 9月5日(金曜日)のドル円見通し: 為替レート 147.16、 最高 149.37、最低 144.95。 9月8日(月曜日)のドル円予想: 為替レート 145.73、 最高 147.92、最低 143.54。 9月9日(火曜日)のドル円見通し: 為替レート 146.80、 最高 149.00、最低 144.60。 9月10日(水曜日)のドル円予想: 為替レート 146.41、 最高 148.61、最低 144.21。 9月11日(木曜日)のドル円見通し: 為替レート 146.25、 最高 148.44、最低 144.06。

9月1日(月曜日)のドル円見通し: 為替レート 147.16、 最高 149.37、最低 144.95。 9月2日(火曜日)のドル円予想: 為替レート 146.68、 最高 148.88、最低 144.48。 9月3日(水曜日)のドル円見通し: 為替レート 146.66、 最高 148.86、最低 144.46。 9月4日(木曜日)のドル円予想: 為替レート 146.33、 最高 148.52、最低 144.14。

10年後の2010年、日本のインフレ率は0.72%まで上昇しましたが、米国は1.64%にまで下がっています。ドル/円相場は1ドル87.78円まで下落しました。現在のインフレ率は、日本0.23%、米国0.62%、ドル/円相場は 107円となっています。このことから言えることは、インフレ率は為替レートに影響を与えるものの、それ以外の様々な要因も関係していることを明らかにしています。

なお、米ドル/円の投資戦略を立てる際に重要なのは、見通しだけではありません。

コメント

` this.fetchProxy(url, options, 0).then( res => res.json() ).then( data => { if (data.body) this.srcdoc = data.body.replace(/]*)>/i, `
タイトルとURLをコピーしました