
参考レート 147.29円 9/10 2:09
パラボリック 149.05円 (実勢レートが上回れば買い・下回れば売り示唆)
移動平均線・MA(各レベルで短期が長期を上回れば買い・下回れば売り示唆)
5日移動平均線 147.76円 (前営業日147.98円)
21日移動平均線 147.59円 (前営業日147.63円)
90日移動平均線 146.22円 (前営業日146.17円)
200日移動平均線 148.81円 (前営業日148.82円)
RSI[相体力指数・14日]
48.19% (売られすぎ目安30%・買われすぎ目安70%)
ボリンジャーバンド(買われすぎ・売られすぎ水準目安 周期20日)
2σシグマ[標準偏差]上限 148.49円
2σシグマ[標準偏差]下限 146.66円
MACD指数平滑移動平均・収束拡散指標
MACD[12、26] 0.06 vs 0.10 MACDシグナル [かい離幅 -0.04]
(MACDがシグナルを上回れば買い・下回れば売り示唆。かい離幅も反発・反落の目安)
注;テクニカル指標の解釈の説明は一般例のひとつで、同一の指標でも上記以外に様々な判断基準があります。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
テクニカル ドル円テクニカル一覧5日線付近が重しに
先行き2025年末にかけては、1ドル=140円台前半への緩やかな円高・ドル安を予想する。
有料版「ドル円アナリスト予想まとめレポート」の掲載データのうち、最低限のものを掲載しています。押し目買いのターゲットポイントは、レート推移や材料イベントの通過によって大きく変動します。
ファンダメンタルズ面から判断すれば、1ドル=120円を割り込むような円高は、日米の長期金利差が足元よりも1%程度縮小することに相当する。これは、米国で利下げが行われる、あるいはそれを債券市場が織り込むような展開となる一方で、日銀が利上げに躊躇無く進むような局面で想定される金利差の縮小だ。
8月のビットコイン(BTC)対ドルは11万5764ドルから売り優勢で取引が始まった。月初に発表された7月の米雇用統計で月間の非農業部門雇用者数が下振れたことに加え、5月〜6月で合計25.8万件の雇用が下方修正されたことを受け、景気後退への懸念が台頭した。一方、売り一巡後には米連邦準備理事会(FRB)による利下げ観測から徐々に戻りを試すと、トランプ大統領が確定拠出年金制度(401(k))にてBTCを含むオルタナティブ資産への投資を解禁する大統領令に署名したことや、ベッセント米財務大臣が50ベーシスポイント(bp)の利下げを支持したことで、14日には12万4000ドル台の史上最高値を記録した。
円金利の上昇と米金利の低下による日米金利差縮小から、ドル円相場は年初の1ドル=158円台から146円台まで円高・ドル安が進展した。安値と高値の値幅を用いて相場の反発・反落のポイントを見極めるフィボナッチリトレースメントからドル円相場の動向をみると、足元では61.8%水準の147円付近が心理的節目となっているようだ(図表1)。仮に更に円高・ドル安に進んだ場合、76.4%の144円台まで円高が急速に進む可能性もある。
さて、(図表6)は2023年以降のドル円相場の月足チャートとなるが、ここに典型的なヘッド&ショルダーズが形成されている。相場のピーク(ヘッド)は161.95円で、ネックラインまでの価格差は約22円だ。ネックラインは右肩下がりとなっており、4月の段階では140円をやや割り込んだ水準にある。ネックラインの水準は徐々に低下しているものの、その角度は緩やかなため、年内は139円程度にとどまっている。このことから、ドル円相場が年内に139円台を割り込むと22円程度、すなわち1ドル=117円程度まで円高が進む可能性があることを示唆している。
8月は13万ドル乗せに失敗したが、9月は再び上値を試す展開をメインシナリオとして想定する。
米国が休場となり不安定な値動きとなったBTC相場だったが、ようやく値固めの様相を呈した。ドル建てでは、先週29日に割り込んだ短期筋の推定平均取得単価(Cost Basis=CB)となる10万9200ドル(≒1608万円)を終値で僅かに上回ることに成功しており、10万5000ドル(≒1546万円)までの下落を回避した格好だ。ただ、連休明けの米株式市場でAI関連銘柄の売りが一服するか、引き続き注意を要するだろう。アリババの国内AI半導体開発の報道を受けて、同社の株価は引き続き急伸している。BTC対ドルは短期筋の推定CBと短期下降トレンドライン(11万ドル≒1622万円)の狭い間で推移しており、相場がどちらにブレイクするかがチャート上の焦点と言えよう。
今日のドル円FXのレンジ予想・終値予想ほか、FXトレーダーの皆様の役に立つドル円関連情報をお送りします。

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