
豪ドル/ドル・週足は陽線引け。週足一目均衡表・転換線は基準線を上回り、週足一目均衡表・遅行スパンは実線を上回り、週足一目均衡表・雲の上で引けていることで、三役好転の強い買いシグナルが点灯している。3手連続陽線で基準線や転換線を上回って引けており続伸の可能性が示唆されている。
今週は、転換線を支持に押し目買いスタンスで臨みたい。
レジスタンス3 0.6942(2024/10/4週高値)
レジスタンス2 0.6810(2024/10/11週高値)
レジスタンス1 0.6753(2024/10/18週高値)
前週終値 0.6648
サポート1 0.6542(週足一目均衡表・転換線)
サポート2 0.6382(週足一目均衡表・雲の下限)
サポート3 0.6292(週足一目均衡表・基準線)
(山下)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
後者のテクニカルラインは147円の維持を見極めるラインである
一目均衡表はすべてを習得するのが難しいテクニカル指標であると言われています。一目均衡表の考案者である一目山人による解説本は全7巻があるものの、一部の本は絶版になっており、現在完全に習得した人はほとんどいないとされています。ただし、時間論・波動論・値幅観測論などの理論があるものの、実際の使用にあたっては、一目均衡表を完全に習得する必要性はあまりなく、おおまかな概念の理解とシグナルさえ押さえておけば充分役立てることが可能です。
一目均衡表+MACDは、相場のトレンドや転換点を複数の視点から分析できる組み合わせで、売買タイミングの精度を高めるテクニカル指標です。
週間の予想レンジの下限は、8月以降サポートラインとして意識されている146.00を想定。このラインをトライするサインとして、1時間足チャートのフィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準147.47レベルと61.8%の水準147.02レベルの攻防に注目したい。いずれもサポートラインに転換する可能性がある水準である。後者のテクニカルラインは147円の維持を見極めるラインである。
テクニカル分析用のインジケーター(テクニカル指標)は海外発のものが多いなかで、一目均衡表は日本人によって考案されたものになります。海外にも逆輸入されているもので、「ichimoku」として親しまれています。一目均衡表の優れている点は視覚的に判断しやすく、現在の相場状況が上向きであるのか下向きであるのかといった方向感と強弱が分かります。多くのテクニカル分析がチャートの縦軸である「価格」を重視しているのに対して、一目均衡表では横軸である「時間」にも注目しています。それによって、価格とともに相場が変化していくタイミングを示唆しています。一目均衡表を正しく判断することによって、エントリーポイントを見逃しにくくなるのではないでしょうか。
日本225は現在、4万5000円がレジスタンスラインとして意識されている。まずはこのラインの突破を確認したい。日本225が4万5000円台へ上昇すれば、最初の焦点はフィボナッチ・エクステンション100%の水準4万5360円の攻防となるだろう。このテクニカルラインの突破は、4万5700円をトライするサインと捉えたい。


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