
陰線引け。200.70円台まで強含むも、15日高値の手前から失速した。199.70円台の日足一目・転換線の前で下げ止まったが、200円を割り込んだまま5手ぶりの陰線引け。
転換線は本日も199.71円に位置し、同線を念頭に置いた値動きが想定される。下押した場合は、199円前半の基準線から10日安値が支持帯となるかを見極めたい。上値は昨日頭を押さえられた15日高値200.75円がポイント。
レジスタンス1 200.75(9/15高値)
前日終値 199.91
サポート1 199.21(9/10安値)
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
一目均衡表は テクニカル分析用のインジケーターです
FXにおける「雲」は、日本で生まれたテクニカル分析手法である「一目均衡表」に用いられます。一目均衡表でもっとも大事な要素であるため、しっかりと身につけておく必要があります。雲はトレンドを判断するために必要となるローソク足の支持線や抵抗線となってくれるものであり、トレンドラインはローソク足の安値同士・高値同士を結ぶことによって見えてきます。たとえば、買いポジションを持っている人が多い相場状況である場合には、相場が下がってほしくないといった心理状態を表しています。そうした投資家たちの心理を表すものとして、雲が形成されます。
一目均衡表はすべてを習得するのが難しいテクニカル指標であると言われています。一目均衡表の考案者である一目山人による解説本は全7巻があるものの、一部の本は絶版になっており、現在完全に習得した人はほとんどいないとされています。ただし、時間論・波動論・値幅観測論などの理論があるものの、実際の使用にあたっては、一目均衡表を完全に習得する必要性はあまりなく、おおまかな概念の理解とシグナルさえ押さえておけば充分役立てることが可能です。
ゆえに7月CPIでポンドドルが反発しても、昨日の上昇を止めた1.2750レベルで反落する展開を想定しておきたい。短期レジスタンスラインは今日現在、1.2750レベルで推移している。テクニカルの面でも1.2750は、ポンドドルの上昇を止める可能性がある水準である。
一目均衡表は、株式評論家の細田悟一氏が一目山人というペンネームで戦前に発表したテクニカル指標です。外国人FXトレーダーにも「東洋の神秘」として注目され、今では「ローソク足チャート」とともに日本で生まれ、世界的に有名になった定番指標として知られています。
ポンドドル(GBP/USD)は現在、テクニカルの面で分岐点に差し掛かっている。
テクニカル分析用のインジケーター(テクニカル指標)は海外発のものが多いなかで、一目均衡表は日本人によって考案されたものになります。海外にも逆輸入されているもので、「ichimoku」として親しまれています。一目均衡表の優れている点は視覚的に判断しやすく、現在の相場状況が上向きであるのか下向きであるのかといった方向感と強弱が分かります。多くのテクニカル分析がチャートの縦軸である「価格」を重視しているのに対して、一目均衡表では横軸である「時間」にも注目しています。それによって、価格とともに相場が変化していくタイミングを示唆しています。一目均衡表を正しく判断することによって、エントリーポイントを見逃しにくくなるのではないでしょうか。
一目均衡表は、テクニカル分析用のインジケーターです。雲を見るうえで理解しておくべき一目均衡表の特徴や習得すべき必要性について説明します。
昨日の高値185.32レベルの上方ブレイクは、フィボナッチ・エクステンション76.4%の水準185.74レベルをトライするシグナルと想定しておきたい。ポンド円がこのテクニカルポイントをも難なく上方ブレイクする場合は、上で述べた186.00レベルをトライする展開を想定しておきたい。
しかし、上で述べたテクニカルの動向を考えるならば、現在のポンドドルの地合いは弱い。
一目均衡表がほかのテクニカル指標とまったく違う部分は、為替レートやその平均値を未来や過去にずらして、「雲」や「遅行線」を描画し、売買判断に使用するところです。二次元のチャートに過去や未来という三次元的な奥行きを持たせている点は、世界で唯一無二、オンリーワンの指標といっても過言ではないでしょう(図1)。


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