来週の為替予想(ユーロ/円 ポンド/円) 「高値警戒感あるが、本邦政局絡みで底堅い展開か」ハロンズ FX 2025/9/20 #外為ドキッ

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来週の為替予想(ユーロ/円 ポンド/円) 「高値警戒感あるが、本邦政局絡みで底堅い展開か」ハロンズ FX 2025/9/20 #外為ドキッ
 

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執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人
執筆日時 2025年9月19日 14時56分

高値警戒感あるが、本邦政局絡みで底堅い展開か

ユーロ/円、ポンド/円、値動きの荒い展開

ユーロ/円とポンド/円は値動きの荒い展開でした。米国との金融政策の方向性の違いが意識される中、クロス円は買いが先行。その後、対米ドルでの円高の流れを受けて上値が抑えられる場面もありましたが、日銀の利上げ時期が後ずれするとの観測や、高市氏が自民党総裁選への出馬意向を固めたことを受け、景気刺激策への期待から円売りが進展。結果として、ユーロ/円は174.499円、ポンド/円は201.260円まで上昇しました。ただ、日銀会合が想定よりタカ派な内容となったことから、ユーロ/円は173円半ば、ポンド/円は199円半ばへ押し戻されました。

(各レート水準は執筆時点のもの)

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※相場動向については、外為どっとコム総研TEAMハロンズが配信している番組でも解説しています。

ポンドは予算案、ユーロはフランス政局に警戒

欧米の金融政策の方向性の違いから、ユーロは堅調に推移しています。これまでの緩和や米国との通商協議合意により、企業センチメントも改善し始めており、今後もユーロの底堅い展開が期待されます。ただ、先週はそれほどマーケットで話題には上がっていませんが、フランスの動向には注意が必要です。政府の財政再建策に抗議する大規模なデモとストライキがフランスで実施されるなど、混乱は徐々に広がっているように見られます。金融政策会合が一巡し、再び政局問題に注目が集まれば、ユーロの調整幅が広がる可能性があります。

一方、イングランド銀行の金融政策委員会を通過し、次回の利下げ時期を巡るコンセンサスは来年以降にまで後退しています。利下げ期待の後退はポンド相場のサポート材料となります。ただ、11月の予算案公表が近づくにつれて、大幅な増税や緊縮的な政策の話題が出てくる可能性があり、ポンドに対して楽観的にはなりにくいのが現状です。英国のある銀行では、予算案においてGDP比1%(265億ポンド)の財政緊縮が必要とされており、このような緊縮財政によってGDPは0.25%程度押し下げられるとの試算を示しています。ただ、達成に向けた具体的な施策はまだこれからという段階で、見通しは流動的です。予算案を巡る不確実性がある中で、ポンドは高値圏で不安定な値動きをする可能性があります。ポンド/円は自民党総裁選を背景とした円安志向の高まりで、更なる高値を試す可能性がありますが、目線を上げ過ぎることには慎重になるべきでしょう。

ユーロ/円、ポンド/円は高所恐怖症の中、高値更新期待(テクニカル分析)

ユーロ/円は、昨年7月につけた175.423円の市場最高値が視界に入っています。ここを突破して高値更新となるのか注目されます。抜ければ177.00円付近まで目線が上がりそうです。ただ、さすがに高値警戒感がくすぶる中で、調整が入れば調整幅が深くなる危険はあり、警戒は怠れません。

また、ポンド/円は約1年2カ月ぶりの高値水準まで上昇しており、次の上値の目処は昨年の高値208.109円となります。さすがにこの水準まで一気に上昇するとは考えにくいものの、勢いがつけば意識されてくる可能性もあります。202.00円、203.00円といった心理的節目をこなしながら、どこまで上値を伸ばせるか注目したいところです。ただ、すでに高値圏にあることは間違いなく、調整ムードが強まれば、近くに100日移動平均線が推移する197.00円の節目までの調整も想定されます。

【ユーロ/円チャート 日足】

EUR/JPY日足チャート
出所:外為どっとコム「TradingViewチャート」
予想レンジ:EUR/JPY:170.500-176.500

【ポンド/円チャート 日足】

GBP/JPY日足チャート
出所:外為どっとコム「TradingViewチャート」
予想レンジ:GBP/JPY:197.00-203.000

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一言コメント

来週はなんだかんだ言って、自民党総裁選・候補者の言動が相場のドライバーになってしまうのでしょうか。

 
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来週の為替予想 ユーロ 円

9/9発表の4-6月期GDPは、1-3月期(前期比+0.1%)から改善が見込まれるものの、昨年10-12月期(+0.4%)を下回る可能性があるほか、9/11発表の4-6月期経常収支は、1-3月期から赤字拡大が予想されます。一方、同日発表の7月鉱工業生産は6月から改善すると予想されるなど、強弱材料が交錯する中でランドの対ドル、対円の反応が注目されます。また、9/11発表の米8月CPIを受けて、来週FOMCに続き年内複数回の利下げ観測が強まれば、対ドルでの上昇がランド円の上昇を支援する可能性があります。加えて、9/7に石破首相が正式に辞任を表明したことを受けた政局不透明感が円売りにつながるか焦点の一つになります。ただし、財政懸念や米政権の関税政策の影響に加え、南ア最大の貿易相手国である中国の景気回復の遅れもあり、8/25の8円44銭や9/3の8円43銭を上抜けても、今年1月以来の8円50銭の回復を支える強いランド買い材料は乏しいと見込まれ、8円50銭手前から戻り売り優勢の展開が予想されます。

日足・転換線(96円33銭)を下値支持線として、7/15の97円43銭、さらに1/7の99円17銭を目指して一段高となるか、あるいは転換線を下抜け、雲の上限や基準線(95円90銭/95円85銭)を下抜けるか注目。こうした中、8/11発表の米8月CPIを受けて対ドルで7/24の0.6722を上抜けるか、さらに同日のECB理事会を受けた対ユーロでの反応と併せて注目されます。そのほか、9/7に石破首相が正式に辞任を表明したことを受けた日本の政局不透明感をテーマとする円売り圧力が勝るか、あるいはFRBの利下げ観測によるドル売り円買いが優勢となるか注目されます。

当記事では、2025年のユーロ/円の見通しや予想について解説します。

2028年9月のユーロ円見通し。当月始値 200.49、最低 200.49、当月最高 209.60。平均 204.27。月末 206.50。変更 3.0%。

先週は、146円台でのドル買いと148円台からのドル売りに挟まれ、147円台前半から半ばを中心とした膠着が続き、方向感に乏しい展開に終始しました。9/7に石破首相が正式に辞任を表明したことで政局不透明感や財政拡大への懸念が意識され、9/8午前に148円58銭へ上昇。しかし、9/9に関係筋から日銀の年内利上げ観測が伝わると146円31銭へ下落。その後は、?米労働省が雇用統計の年次改定で就業者数を下方修正 ?米8月卸売物価指数の下振れ ?米新規失業保険申請件数が4年ぶりの水準へ悪化したことなどを受け、米10年債利回りが一時4.0%割れへ低下。一方、米8月消費者物価指数が概ね予想通りになったことから148円17銭まで上昇。さらに、9/12には自民党総裁選の世論調査でリフレ派とされる高市氏の優勢が報じられ、148円07銭へ上昇。しかし戻り売りのほか、ミシガン大9月消費者信頼感指数の下振れを受け147円47銭へ反落し147円67銭で取引を終えました。

2028年5月のユーロ円見通し。当月始値 204.50、最低 204.50、当月最高 211.70。平均 207.32。月末 208.57。変更 2.0%。

2028年8月のユーロ円予想。当月始値 205.08、最低 197.48、当月最高 205.08。平均 202.03。月末 200.49。変更 -2.2%。

先週末20日早朝のユーロ円は、173.80付近で越週。

これを受けて、ユーロ/円は円安が進んだ模様です。

2028年7月のユーロ円見通し。当月始値 209.89、最低 202.00、当月最高 209.89。平均 206.72。月末 205.08。変更 -2.3%。

2027年1月のユーロ円見通し。当月始値 176.56、最低 175.86、当月最高 181.22。平均 178.05。月末 178.54。変更 1.1%。

2025年6月以降は、再び円安の展開です。

2029年3月のユーロ円見通し。当月始値 214.11、最低 214.11、当月最高 220.81。平均 216.65。月末 217.55。変更 1.6%。

ユーロ圏は通貨ユーロを採用する20か国で構成され、欧州中央銀行(ECB)が決定する政策金利は20か国に等しく採用されるのが特徴です。

2027年7月のユーロ円見通し。当月始値 195.62、最低 186.90、当月最高 195.62。平均 191.97。月末 189.75。変更 -3.0%。

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