万博終盤 始発混雑し夢洲駅に怒号
さらに、万博会場内の外周バス「eMover」走行をフェンス越しの至近距離で眺めたり、「大阪IR」(カジノを含む複合施設)建設現場や、施工者などが記された建設計画図などを観察したり。徒歩距離は足早な方だと30分弱で通り抜けてしまうが、万博運営のウラ側を覗き見たような気分が味わえる。
私は列が止まって足止めされた時点で「マズいな」と思った。まず考えたのは入場するまでにかかる時間。入場ゲートの保安検査の時間は人が多くなったからといって速く進むわけではない。むしろ初万博の人が多いと検査の時間は余計にかかってしまう。自分の前にいる列がすべて見渡せているわけではないが、自分のいる場所と保安検査ゲートの場所まで全て人で埋め尽くされているとすると、いつも平日に来た時に30分程度並ぶ場合の3倍は人が多い。となると保安検査をくぐり抜けるまでに最低でも1時間半はかかる見込みとなる。そうなれば入場できる想定時間は13:30~14:00か、もしかするとそれ以上遅くなるかもしれない。つまり目当ての12:30-14:30開催ヒノカミ神楽が観れない可能性が大きいことが予想された。そして炎天下の中、アスファルトのエントランス広場で1時間以上待つことは体力がかなり消耗することになる。実際、毎回万博に来るたび、万博で最もしんどいのは東エントランス広場の行列のときだと感じる。風もないので汗が噴き出るし、人の群れに疲れる。
この問題で、大阪メトロは、14日午前9時半ごろから大阪・西区の本社で緊急の記者会見を開き、堀元治交通事業本部長が「万博来場者、利用者、関係者の皆様に多大なる迷惑をおかけしたことを心よりおわび申し上げます」と謝罪しました。その上で、大阪メトロは停電の原因について、中央線のコスモスクエア駅と大阪港駅の間でレールの継ぎ目部分に設置している装置にとりつけた延焼を防止するシートに鉄粉や水分がついたことでショートしたのが原因とみられることを明らかにしました。そして、停電の原因特定に時間を要し、再開のめどが立たない中、万博来場者への案内などのオペレーションがうまく機能しなかったことや、運転見合わせの情報をホームページに載せるまでに30分以上かかったことを謝罪しました。大阪メトロは、推計でおよそ4万人に影響が出たとしたうえで、「お客様目線が欠落し丁寧な情報発信や来場者への適切なオペレーションができなかった。今後、緊急の点検作業と検証を行い、引き続き輸送力を確保し、万全を尽くしていきたい」としています。
トレードセンター前駅の至近距離には「さんふらわあ」(鹿児島県志布志・別府~大阪港)フェリーターミナルがあり、名門大洋フェリー・オレンジフェリーが発着する「南港フェリーターミナル」も、南港ポートタウン線で4駅・約10分で到着できる。朝6時台、7時台に到着するフェリーと、朝7時40分始発、8時台には3本も運行があるシャトルバスの組み合わせは、フェリーで「0泊3日」の万博弾丸ツアーに行くにはうってつけだ。
大阪・関西万博の会場には、14日も多くの人が訪れていますが、一部のパビリオンでは営業時間などに影響が出ています。博覧会協会は、入場ゲートの開場時間を通常より1時間遅らせて午前10時に変更するとしていましたが、14日朝もゲート前には開場前から多くの人が集まり、安全を確保するため、午前9時半に入場を開始しました。
かつ、予約はこれまでの「KANSAI MaaS」アプリではなく、「大阪・関西万博 西ゲートシャトルバス予約サイト」という別のホームページで予約する必要がある。もちろん、個人情報やクレジットカード情報などKANSAI MaaSで入力したものも、すべて再入力が必要。なぜこんな「乗り場は遠い、予約はバラバラ」な事態になったのか……。
一部のパビリオンでは、地下鉄の運転見合わせの影響で従業員が出勤できない可能性があったことなどから、営業開始の時間を遅らせるなどの対応をとっています。このうち、オランダパビリオンでは、営業開始時間を通常より2時間半遅らせて、午前11時半にしました。きょうは予約なしでの入場は受け付けないということです。オランダパビリオンに入れなかった青森県の親子は、これまでも繰り返し万博を訪れているということですが、50代の父親は「予約せずに来たので入れなくて残念です」と話し、8歳の男の子は、「オランダパビリオンともうひとつに行けばすべてのパビリオンを制覇できたのに」と話していました。
徒歩でのゲート移動のようにタダではないが、それでも「地下鉄330円、渡船無料、桜島駅シャトルバス350円」と、移動経費は最低限で済む。ただ難点と言えば、駅と天保山桟橋がやや遠いことと、市営渡船の利用者がほぼ地元の方に限られるせいか、万博モード・万博ファッションで乗船すると、船内の雰囲気的にかなり浮くことぐらいか。
新しい徒歩ルートおよびシャトルバスは、「並ばない万博」なのに混み合って待ち時間が長い東ゲートを回避し、西ゲートに利用者を分散させるための施策でもある。実際に体験してみると、課題は相当にあるものの、徒歩は「今までじっくり見えなかった景色」、シャトルバスは「快適座席+車窓」と、利用価値とはまた違った楽しみ方も見えてきた。
万博の課題については情報を拡散・共有し、最適化を図っていく必要があります。開幕直後の現在はスタッフも勉強中。今後は徐々に改善されていくのではないでしょうか。
博覧会協会によりますと、13日夜、大阪メトロから、中央線のコスモスクエア駅と大阪港駅との間で列車の運行が停止したという連絡が入ったのは、午後9時半ごろ。当時、会場と夢洲駅周辺にはおよそ3万人の来場者が滞留していたということです。協会は、駅周辺での雑踏事故を防ぐため、午後9時45分に万博会場内のアナウンスで東ゲートからの退場を制限していることを伝え、午後10時5分から会場内へ客を戻す対応を行ったということです。そして、午後10時10分に大阪メトロが夢洲駅と次の駅の間で折り返し輸送を開始したことから、規制を行いながら来場者を駅に誘導。ただ、折り返し輸送についての会場内でのアナウンスは、夢洲駅に人が殺到するのを防ぐため、その時点では行わなかったということです。その後、夢洲駅での滞留が落ち着いてきたことを確認し、14日午前1時30分ごろに会場内のアナウンスなどで、中央線の夢洲駅から1つ隣のコスモスクエア駅まで運行していることや、コスモスクエア駅からはニュートラムや四つ橋線で西梅田駅まで運行していることを情報発信しました。協会は、当初、すぐに中央線の運転が再開するという認識でしたが、運転見合わせが長引く中で帰宅困難者が出ていたため、14日未明に災害レベルに準じた対応に切り替え、パビリオンや団体休憩所などを開放したり、午前4時ごろから飲料水を提供したりしたということです。その後、中央線は午前5時25分に全線で運転を再開しました。協会によりますと、午前7時前にはすべての来場者の退場を確認しましたが、帰宅困難となった人の数は把握できていないということです。大阪・関西万博では、開幕直後の4月にも、中央線の運転見合わせで帰宅する来場者が滞留して問題になり、今回は、帰宅が困難になった人たちに会場内で待機する場所を開放するなどしました。ただ、来場者へのアナウンスや飲料水の提供のタイミングが遅かったという指摘もあり、協会は対応を検証するとしています。
大阪・関西万博の会場にアクセスできる唯一の地下鉄である大阪メトロ中央線は、停電が起きた影響で、13日午後9時半ごろから一時、運転を見合わせました。万博会場の最寄りの「夢洲駅」の入り口が閉鎖されたことで、会場内で足止めされた人が大勢出ました。
ただ、土休日は前述の品川始発と5分しか変わらないので、わざわざ早朝に新横浜まで向かうメリットは薄いかもしれません。
さらに、万博を訪れる私たちの心構えについては「イベント・祭典は待つことも大事」だといいます。ワクワクできる・会話も活性化する・調べる時間ができるなどのメリットを挙げています。
大阪・関西万博に行ったことはありますか?


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