
「ドル/円」を中心に前日の振り返りと当日の見通しをギュッとまとめて動画配信しました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村 勉
X(Twitter):@gaitamesk_naka
最新のマーケット情報まとめ
<ドル円相場に影響を与えた材料>
日本9月東京CPIは前月と同じ伸び率
米8月PCEデフレーターは予想通りの伸び
<ドル円は…>
149.95円前後まで上昇も上値を抑えられる
<今日の注目材料>
米予算案を巡る審議
『最新のドル/円相場を解説』
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信
外為どっとコム総合研究所に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。
外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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今日のFX予想 ドル円どうなる米政府機関閉鎖の可能性 2025
また、10月1日に2026年度入りとなる米国では予算協議の難航が予想されている。トランプ米大統領は10月初めの一部政府機関閉鎖の可能性に言及。財政運営を巡る不透明感も買い要因となったとみられた。
その直後、アメリカで市場予想を下回る雇用統計が発表されると市場が激しく動揺します。それまでは「この先も金利の低い状態が続くだろう」という考えから、低利の円を借りて高金利通貨(ドルなど)に投資をする「円キャリートレード」が広がり、円を売ろうというポジションは記録的な水準に積み上がっていました。これが一気に巻き戻したのです。8月5日の日経平均株価はブラックマンデーの翌日を超え、過去最大となる4451円の下落。
乱高下も含めて記録づくめとなった2024年の東京株式市場。『巳(み)年』の2025年。相場はどうなるのでしょうか?専門家に話を聞きました。
特に貿易政策に対する警戒感は、一定程度東京市場でも広がるのではないかとみていました。ただ、トランプ次期大統領が実際どの国に対して、どれほどの関税強化を始めるかは不透明な部分が多いのが現状です。仮にアメリカが輸入品に対して関税を引き上げた場合、供給制約からインフレになることも予想されます。その場合、アメリカは利下げが難しくなり、日米の金利差が縮小されないことで円安が進むことも考えられます。一方でトランプ次期大統領は選挙期間中にインフレ対策を打ち出していることから、インフレが進むリスクがある関税強化は限定的になるのではないかといった見方もあります。トランプ次期大統領の就任は1月20日。来年は新大統領の発言や行動の一挙手一投足に関心が高まるマーケットとなりそうです。
終値ベースでは前週末9月12日以降、9月16日の3,725.10ドルまで3営業日連続で最高値を更新した。一方、取引時間中の最高値は週明け9月15日から9月17日の3,744.00ドルまで3営業日連続で更新された。終値ベースで初めて3,500ドル台に乗せたのが8月29日のことだが、それからわずか10営業日目の9月15日に3,700ドル台に乗せており、9月以降の旺盛な買いを表している。
「日銀の異次元緩和を背景に続いていた中長期的な円安局面は終了し、次は中長期的な円高局面になると思われる。トランプ次期大統領がドル安(=円高)を志向する発言をしていることも、円高が進みやすい要因になるのではないか。ただ年明けは海外の投機筋の動向によっては160円程度まで円安が進むことも考えられる」
今週(9月22日週)はFRB高官の発言機会も多い。9月23日(火)のパウエル議長はじめ9月22日には就任したばかりのミラン理事とウイリアムズNY地区連銀総裁、9月25日(木)にはボウマン副議長、サンフランシスコ地区連銀のデーリー総裁などの発言が予定されており、注目したい。こうした中でNY金のレンジは3,680~3,750ドル、JPX金は1万7350~1万7200円を想定している。
NY金が9月17日の結果発表時に急伸し一時3,744.00ドルと最高値を更新したのは、利下げ回数拡大のヘッドラインにファンドのアルゴリズムが反応したもので、その後のパウエル発言を受け同日中に一時3,679.50ドルまで売られる荒れた展開となった。
先週のFOMCは、歴史的に見て過去最大規模に政治的プレッシャーが高まった会合と言えたが、同会合の議長でもあるパウエルFRB議長が無難にこなしたという印象の内容となった。むしろ議長の手腕を評価する声もある。FOMCという目先の大きなイベントを通過し、買い一巡で反落と見られたNY金だが、前述のように9月19日の終値は3,700ドル台に復帰し買い意欲の旺盛さを感じさせる展開となった。



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