住宅ローン変動金利上昇 相談急増
一方で「いいえ(住宅ローンの見直しをしたことがない)」と回答した人の理由は、「手続きが面倒そうだから」が51.1%と最も多く、心理的なハードルが住宅ローン見直しの障壁になっている実態が明らかになった。
「プライムレート」とは、金融機関が優良企業に対して融資を行う際の優遇金利のことで、長期金利と短期金利があります。金融機関が独自に設定する住宅ローン店頭金利の変動金利は、ほぼ短期プライムレートの動きに連動しているといえます。そして、住宅ローンの金利は毎年2回、4月1日と10月1日に短期プライムレートに応じて見直されています。短期プライムレートは経済情勢や景気に連動しており、経済情勢がインフレ傾向になると金利も上昇します。
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2024年の一連の日銀による利上げの動きを考慮すると、住宅ローンの変動金利利用者は、今後の返済額が増加するリスクに備える必要があります。特に、返済期間が長期にわたる場合や、収支に余裕がない場合、固定金利への借り換えが安定した家計運営に寄与するといえます。
住宅ローンの金利に影響を与える長期金利や短期金利の行方に注目が集まっています。欧米諸国の利上げや国内外の物価上昇などを背景に、日本銀行がこれまでの金融緩和政策を見直すのでは、と新聞やニュースで取り上げられることも増えました。
よく新聞やテレビで耳にする「プライムレート」ですが、これが住宅ローンに大きな影響を与えていることをご存じでしょうか。
住宅ローンの返済が終了する予定の年齢については、「60~64歳」(21.7%)、「65~69歳」(20.5%)、「70~74歳」(20.5%)の順に多く、60歳以降も返済が続く人が約9割を占める結果となった。この結果は、多くの人が定年後も住宅ローンを返済し続けることを示しており、現役時代からの収入減を考慮した返済計画の見直しが、老後の生活を左右する重要な課題となっていることがうかがえる。
近年、住宅ローンの変動金利は上昇傾向です。短期金利の政策金利の上昇し、それが短期プライムレートの上昇に繋がり、結果的に変動金利が上昇しているという構図です。短期プライムレートは、金融機関ごとに決めている融資用の金利で、変動金利の基準金利の基になっています。
一般に、住宅ローンの金利は、変動金利コースの方が固定金利コースよりも低いことが多いため、当社でも変動金利コースを選ばれるお客さまが多い傾向にあります。そこでここでは変動金利コースの仕組みについて、固定金利コースと比較しながら解説します。
これらの住宅ローン金利の動向の背景には、金融政策と密接に連動する「プライムレート」の変化があります。このプライムレートと住宅ローン金利の関係について、詳しく解説します。
加えて、住宅ローン減税の適用を受けている世帯もいらっしゃるかもしれません。住宅ローン減税の適用を受けている世帯においては、繰上返済により借入元本が減ると控除額も減少することから、繰上返済しないほうがメリットを享受できるケースも考えられます。
過去の金利動向を振り返ると、住宅ローンの変動金利型の金利は、2006年3月の日銀による量的緩和策の解除、同年7月のゼロ金利政策解除、さらに2007年2月の追加利上げ実施を受けて、段階的に上昇しました。一方で、2008年に入ると、10月の日銀利下げ、続く12月の追加利下げが実施され、金利は下降へと転じています。これらの動向は、日銀の政策変更に連動して動いてきたことがわかります。
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ちなみに、「現在の居住形態」を聞いた結果は、「持ち家(マンション・集合住宅)」16.4%、「持ち家(一戸建て)」47.6%、「賃貸(マンション・集合住宅)」29.7%、「賃貸(一戸建て)」3.8%という構成だった。
住宅ローンの見直し(借り換えの検討)をしたことがあるかという質問に対し、47.0%が「はい」と回答した。「はい」と回答した人へ、その理由を聞いたところ、「現在よりも低い金利で借りられる可能性があるから」が71.8%と最も多い結果となった。この結果から、社会情勢の変化や物価高による家計の見直しニーズが、住宅ローンへの関心を高めていることがうかがえる。


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