[米ドル円]高市トレード巻き戻し

高市トレードで6円近く上昇した巻き戻しが始まった。先週末の公明党離脱報道から高市氏の首相誕生に赤信号が灯り、日銀の利上げ観測が復活。積極財政による財政赤字拡大への懸念も後退するとの見方から円が買い戻されている。
また、今週のG20でベッセント財務長官と植田総裁の会談で急激に進んだ円安に関する発言が出るか注目。更に、利上げに前向きな姿勢を示していた日銀の田村委員や内田副総裁の発言にも注目が集まるなかで全般に円買い戻しの動きが強まるとみている。
6円近く上昇した調整として先週末は2円下落。窓埋めに入ったとすれば少なくとも半値戻しであり大台の150円付近が下値目途とみる。
また、先週は米政府機関閉鎖により雇用統計発表が延期され利下げが遅れるとの見方からドル買戻しも見られた。今週も米CPIや小売売上などが延期されることは必至。ただ、ドル買戻しが既に入ったことで再び利下げ観測が高まるようならドルの下落余地は大きくなっている。
結果的に今週のドル円は上値の重い展開が予想される。

本日のドル円予想レンジ：152円20銭～151円00銭（38.2％）
今週のドル円予想レンジ：152円20銭～150円00銭（50％）

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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テーマ:FX(外国為替証拠金取引) – ジャンル:株式・投資・マネー