FRB議長 今月の追加利下げ示唆
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FRB議長 今月の追加利下げ示唆
パウエルFRB議長は、8月のジャクソンホール会議で「雇用の最大化」と「物価の安定」というFRBの政策目標(デュアルマンデート)のうち、雇用の下振れリスクを強調しつつ、9月FOMCにおける利下げの可能性を示唆していました。
物価見通しについては、2025年は維持されたものの、2026年の見通しが+0.2%上方修正されました。関税コストを価格転嫁する動きが緩やかにとどまることを想定しているとみられます。パウエルFRB議長も記者会見で、「関税がインフレに与える影響は今後積み上がり続ける」としつつ、「関税のインフレ波及は予想より遅く、規模は小さかった」と述べました。
今回の利下げの決定は大方の予想通りであることから、ドットチャート(FOMC参加者の政策金利見通し)やパウエルFRB議長の記者会見で、先行きの利下げペースに関する手掛かりがどのように示されるのかが注目されました。
関税政策や移民抑制による景気下押しが懸念されるなかでも、潜在成長率並みの成長が継続するという堅調な見通しとなっています。パウエルFRB議長は記者会見で、「経済はそれほど悪くない」として、「設備及び無形資産への投資の回復ペースが昨年を上回った」ことが成長を支えていることに言及しました。


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