今日のFX予想:日米の不安 ドル円は上値が重そう 2025/10/15 #外為ドキッ

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今日のFX予想:日米の不安 ドル円は上値が重そう 2025/10/15 #外為ドキッ

「ドル/円」を中心に前日の振り返りと当日の見通しをギュッとまとめて動画配信しました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村 勉
X(Twitter):@gaitamesk_naka

最新のマーケット情報まとめ

<ドル円相場に影響を与えた材料>
「高市トレード」の巻き戻し
米中貿易摩擦懸念再燃

<ドル円は…>
序盤に152.61円前後まで上昇するも、その後は円買い、ドル売り材料もあり151円台へ下落

<今日の注目材料>

Fed高官発言
米ベージュブック

<英文要約>

The dollar-yen pair declined to the upper 151 yen range, driven by the unwinding of the so-called “Takaichi trade” and renewed concerns over worsening U.S.-China trade tensions. Unless clear solutions to these issues emerge today, the pair is likely to remain under downward pressure.

『最新のドル/円相場を解説』

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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。

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[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 今日のFX予想:日米の不安 ドル円は上値が重そう 2025/10/15 #外為ドキッ

今日のFX予想日米の不安 ドル円は上値が重そう 2025

一方、1週間の予想変動率が12%付近までじわりと上昇している。トランプ米大統領が相互関税を発表した時のような急変動は見られない。しかし自公大敗となれば、週明けから外為市場では急速に円安へ振れる可能性がある。予想変動率も急速に上昇する場合、ドル円は上下に大きく振れることが予想される。シナリオ②の突発的な円買いを警戒したい。

OIS市場では一時、10月会合での利上げを意識する動きが見られた。しかし現在では、50%近くまで上昇したその確率が30%台へ低下している。市場も日銀が慎重姿勢を取らざるを得ないと考え始めている。前述した米ドルの買い戻しと日銀のハト派姿勢が重なる場合、今週後半のドル円(USD/JPY)は上振れを警戒したい。

週間の予想レンジの上限は149.00を想定。このラインをトライするサインとして、1時間足チャートのフィボナッチ・リトレースメント61.8%の水準148.05レベルと76.4%の水準148.47レベルの攻防に注目したい。週半ばに一目雲の上限が148.50台で推移する。ドル円が148円ミドルを完全に突破する場合は、9月第1週の上昇を止めた148.90レベルを視野に上昇幅の拡大を予想する。このラインの突破は、149.00をトライするサインとなろう。

7月に入り円安がさらに進行している。対米ドルでは3%下落している。この動きは、過半数割れの可能性についてすでに市場が織り込んでいることを示唆している。しかし、自公合わせて改選議席が40議席前半、または40議席を下回るシナリオを織り込んでいる可能性は低い。シナリオ①が実現すれば、石破内閣の総辞職は避けられないだろう。そうなれば日本の政局は一気に混迷の度合いを深めるだろう。

しかし、シナリオ②で述べたとおり円高へ振れてもその動きは一過性で終わるだろう。ドル円(USD/JPY)の反落局面では押し目買いを考えたい。

ドル円が151円台へ上昇すれば、予想レンジの上限151.60レベルのトライを意識したい。この水準は、フィボナッチ・リトレースメント61.8%の水準にあたる。筆者の想定を超える円安により予想レンジの上限を突破する場合は152円、153円と1円レンジで上値の水準を見極めることになろう。テクニカルの面では、フィボナッチ・リトレースメント76.4%戻しの水準154.40レベルを視野に上昇幅の拡大を想定したい。

ドル円が147円を下方ブレイクする場合は、日足チャートの半値戻し148.80レベルの攻防に注目したい。このラインは8月以降、強固なサポートラインとして機能している。すぐ下の146.74レベルはフィボナッチ・リトレースメント76.4%の水準にあたる。ドル円が146.80レベルを完全に下方ブレイクする場合は、146.20台で推移している89日線のトライを予想する。この移動平均線のブレイクは、146.00を目指すサインとなろう。

NY時間の為替市場でドル円は神経質な動きになりそうだ。通常であれば、米政府機関が一部閉鎖されていることで、多くの重要指標の発表が延期されており、ここ最近のNY市場は値動きが狭められている。ただ、本日はミシガン大調査の10月米消費者態度指数が発表され、その中での期待インフレ率の結果が市場を動意づける可能性がある。期待インフレ率は、1年先は前回同様に4.7%、5-10年先も前回と同じ3.7%になるとの予想になっている。 ただ、NY市場で動意づきにくいのは、日米の政治状況が非常に不透明なことが挙げられる。米国の政府閉鎖がすでに10日目を迎えているが、昨日も競合する法案を進める動議を否決している。上院が次に開催されるのが14日になるとされていることで、今週末も進展がない可能性が高い。 また、本邦では公明党が26年にわたって続いた自民党との連立政権から離脱したことが、より一層政局の混迷を深めている。日本時間夕刻に会見で応えた斎藤公明党は「首相指名では高市早苗と書くことはできない」と明確に高市氏への投票を否定した。臨時国会は20日以後になることは決定的だが、高市氏が首相に指名されない可能性すら出てきている。衆議院定数465議席の中で自民党議席は196議席、公明党が24議席、この220議席に維新35議席か国民民主27議席が加われば過半数(233議席)を獲得できたが、公明党が離脱したことで連立の見通しが立たなくなった。自民、維新、国民民主の大連立ではない限り過半数に達しない。 一方で野党も立憲148議席+公明24議席+国民民主27議席でも過半数には届かないなど、どのような連立が実現するかが全く読めない状況だ。現時点で首相選挙が行われた場合は1回目で過半数を獲るものがいないと思われ、上位2名の決選投票が行われるだろう。その場合はれいわ新選組9議席、共産党8議席、などがキャスティングボードを握る可能性も出てくるかもしれない。このような複雑化した政局は、日本人ですら今後の展開が読めない状況で、海外勢には更に理解ができず、一方的に円のポジションを傾けにくいだろう。高市氏が首相になれないリスク(高市トレードの終了)による株売り・円買い戻しに市場は動くのか、日本の政治的混迷を嫌気して円売りに動くのかの判断が非常に難しい状況だ。・想定レンジ上限 ドル円の上値めどは、これまでの本日高値153.27円。その上は節目の154.00円。・想定レンジ下限 ドル円の下値めどは、昨日安値152.14円。その下は8日安値151.74円。

金融市場にとって、サプライズ続きだった2024年も残すところあと僅(わず)かとなった。ドル円相場は140円台に始まり、7月には161円台後半を示現。その後は9月に140円ちょうどを割り込んだかと思えば、10月に再び153円台まで上昇するなど、激しい相場展開となった。

最初の焦点は、先週ドル円の上昇を止めた1月の高値と4月安値の半値戻しの水準149.38レベルの突破となろう。だが、参院選で自公大敗(シナリオ①)となれば、このテクニカルラインと心理的節目のライン150.00レベルを突破し、一気に151.00のラインを目指す可能性がある。

ドル円(USD/JPY)については、参院選の結果だけでなく米利下げの動向も重要な材料である。

週間の予想レンジの上限:151.60レベル 今週のドル円(USD/JPY)について筆者はシナリオ①および②の可能性を意識している。この点は通貨オプション市場も示唆している。リスクリバーサルの動向を見ると、1週間のそれがドルコールの状況にある。1ヶ月のドルコールを視野に上昇基調にある。シナリオ①を意識する動きと考えられる。

8月以降はドル円の1カ月物インプライド・ボラティリティーは平均で12.5%と高止まりしているが、ボラティリティーの高さの背景には、3つの不透明要因、①日米金融政策、②日米の政治、③地政学リスク、があるとみている。2025年の為替相場を予想するにあたり、この3点を軸に考えてみたい。

シナリオ①:自公過半数割れかつ大敗、悪い金利の上昇で円安が加速 20日の参院選で自民党と公明党合わせて改選議席数が50を下回る場合は、国内の政局不安が高まるだろう。その不安の強さは、獲得議席数に左右されるだろう。

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