【見通し】NY株見通しー重要イベントを控えもみ合いか 決算発表はキャタピラー、ファイザーなど

FXブログ
【見通し】NY株見通しー重要イベントを控えもみ合いか 決算発表はキャタピラー、ファイザーなど

今晩はもみ合いか。昨日は前週までの大幅安で売られ過ぎが意識され主要3指数がそろって大幅に上昇した。中東情勢の緊迫化が続く中、原油相場が大きく反落したことも安心感につながった。水曜日に結果が公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の据え置きが確実視され、利上げサイクルの終了期待が高まったことや、金曜日に発表される米10月雇用統計で非農業部門雇用者数の減少が見込まれることも買い戻しの動きを後押しした。先週金曜日に高値から10%超下落し「調整相場」入りとなったS&P500は1.20%高と4日ぶりに反発し、「調整相場」を脱したものの、10月月初来ではダウ平均が1.73%安、S&P500が2.83%安、ナスダック総合が3.25%安とそろって3カ月続落ペースとなった。

 月末の取引となる今晩はもみ合いか。昨日は主要3指数がそろって1%上昇したものの、今晩は、翌日のFOMCや、木曜日引け後のアップルの決算発表、金曜日の米1月雇用統計などの重要イベントを控えた様子見姿勢が強まりそうだ。キャタピラーなどの決算発表や、原油相場、米10年債利回りの動向などをにらんだ神経質な展開となりそうだ。

 今晩の米経済指標・イベントは8月ケースシラー住宅価格指数、10月消費者信頼感指数など。企業決算は寄り前にキャタピラー、GEヘルスケア、アムジェン、ファイザー、マラソンペトロリアム、引け後にアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、ファースト・ソーラーなどが発表予定。(執筆:10月31日、14:00)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 【見通し】NY株見通しー重要イベントを控えもみ合いか 決算発表はキャタピラー、ファイザーなど

見通し NY株見通しー重要イベントを控えもみ合いか 決算発表はキャタピラー

ただ、S&P500の今後の見通しをめぐっては、再び決算発表が波乱を起こす可能性がある。米国の株式市場では、23日にテスラ(TSLA)が7-9月期決算を発表。さらに29日にはアルファベット(GOOGL)、30日にはメタ・プラットフォームズ(META)とマイクロソフト(MSFT)の決算発表が続く。アマゾン・コム(AMZN)とアップル(AAPL)の決算発表は31日だ。7月にはテスラとアルファベットの4-6月期決算発表が悪材料となって大手ハイテク株の急落につながっただけに、S&P500の見通しが晴れ渡っているわけではない。

米国の株式市場では15日に伝わったオランダの半導体製造装置大手ASMLホールディング(ASML)の2024年7-9月期決算発表の内容が重荷となって、半導体大手NVIDIA(エヌビディア、NVDA)をはじめとする主要な半導体株がそろって下落する波乱があった。しかし17日に発表された台湾積体電路製造(TSMC、TSM)の7-9月期決算発表は成長見通しをつなぎ、半導体株の見通しに安心感を与えている。

こうした中、エヌビディアの株価は16日以降は3日続伸となって最高値付近にもどってきた。ASMLと同業のアプライド・マテリアルズ(AMAT)も18日は4日ぶりに反発している。4月にTSMCが2024年の半導体市場の見通しを引き下げ、世界の半導体株が急落した際のような大混乱は避けられたようだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました