ドル円、強い米雇用統計でも152円に届かず!この先の戦略は?(今日から来週のFX)2024/4/5

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ドル円、強い米雇用統計でも152円に届かず!この先の戦略は?(今日から来週のFX)2024/4/5
 

最新のドル円相場を解説

動画の内容 ポイントまとめ

強い米雇用統計が発表され、ドル円相場は上昇する展開となった。非農業部門就業者数が市場予想を大きく上回り、失業率も改善したことから、ドル買いが強まっている。

しかし、直近のドル円相場を見てみると、151円台でのレンジ相場が続いている。今回の上昇でも、151.80円付近の上値抵抗に阻まれる形となっている。つまり、152円の大台突破には至っていないのが現状だ。

この151円台のレンジ相場が続く中で、取引戦略としては、高値では利食いの売りを、安値では押し目買いを検討するのが望ましいと考えられる。ただし、152円を突破した場合は、上昇に弾みがつく可能性があるため、損切りラインを意識しつつ、タイミングを見計らって買い入れるのがよいだろう。

来週以降の相場を見渡すと、10日に発表される米CPIが注目点となる。米雇用統計の結果から、労働市場の強さが確認されたが、インフレ動向次第では、FRBの利下げ姿勢にも変化が出る可能性がある。

CPIが高止まりしていれば、利下げ観測の後退から、ドル高圧力が高まることが予想される。そうなれば、152円台への再挑戦も視野に入ってくるだろう。一方で、インフレの改善がみられれば、利下げ期待が高まり、ドル売りに傾くことも考えられる。

全体としては、152円の攻防が引き続き焦点となりそうだ。ただし、上値の重さが強く、一気の突破は難しい状況にあるため、値動き分析と機動的な取り組みが求められる展開となりそうだ。

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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。

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[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル ドル円、強い米雇用統計でも152円に届かず!この先の戦略は?(今日から来週のFX)2024/4/5

ドル円は119円を挟んでもみ合い

キプロスに加え、イタリアの政局不安が治まらないことでドル円は94円近辺まで円高が進む。それでも株高を背景としたリスク志向が続いていることから円買いの流れも限定的。94円台半ばまで値を戻して引ける。 ユーロドルは一段安。イタリアでは連立政権の枠組みが決まら ...

ドル円は失業保険申請件数が15年ぶりの低水準だったことで上昇。株式市場も3日ぶりに大幅な反発を見せたこともあり、118円50銭までドル高が進むが、上値の抵抗帯と見られる118円80銭を試すには至らず。ユーロドルは一進一退。これまでのような1.1を目指す動きは...

ドル円は連休明けの株価が上昇したことや、長期金利の上昇にドル買い安心感が広がり119円68銭までドル高が進む。先週末の雇用統計の結果や、この日のNY連銀総裁の言葉などから利上げ観測が後退したことも材料に。ユーロドルは小動き。ドル円で、円が売られた割に...

ドル円は東京時間に110円09銭までドル高が進み。節目である110円を達成したこともあり、その後は軟調な展開に。ISM製造業景況指数が予想を下回ったことや、株価の大幅下落、さらに長期金利の低下などを受けて一時108円87銭まで円が買い戻される。ドル円では円の...

あすの東京外国為替市場のドル円相場は、ニューヨーク市場の動向に左右されそうだ。予想レンジは1ドル=119円30~120円50銭。この日は日経平均株価の上昇を受け一時、120円45銭まで買われる場面があったが、夕方にかけ再度、120円を割り込む展開となった。

ドル円は102円台半ばを上値に徐々に下落。日経平均株価が1万5000円を割り込んだこともあり102円30銭辺りまでドル安が進む。海外市場でも102円20銭近辺まで下げたがそこから反転し、102円35銭近辺で引ける。 ユーロは一段と下落。東京時間では1.3590近辺で小...

ドル円はアジア時間の早朝に122円を割り込んだが、その後はドル買いが勝ってジリ高に。NYでは122円90銭までドルが上昇したがギリシャ情勢が不透明なことからドル買いも続かず、122円55-65銭で取引を終える。ユーロドルも国民投票で緊縮策を否決した後のギリシャ...

大納会にかけて日経平均株価が9営業日続伸するなど高値を模索する中、ドル円は今年1月2日の海外市場で105.45円をつけた。 ... その内容のうち最も重要な部分は、「特にインフレ率の見通しが2%というFOMCの長期目標を下回り続け、長期的なインフレ期待が十分抑制された状態にとどまる...

あすの東京外国為替市場のドル円相場は、きょう発表の米経済指標や欧州中央銀行(ECB)理事会の結果などに左右されそうだ。予想レンジは1ドル=119円00~120円00銭、1ユーロ=125円50~127円30銭。この日は、前日発表の米3月小売売上高が市場予想に達し...

ドル円は119円を挟んでもみ合い。中東の地政学的リスクや株価が意識されたが、118円台半ばを試すには至らず119円前後で引ける。 ユーロ圏のCPIが予想に届かなかったことを受け、ユーロ売りが強まりユーロドルは1.0711まで下落。ユーロ円も約8ヶ月ぶりに127円台...

NY市場 ドル円は104円台が重く、ドル売りに押されながらも底堅い展開。消費者信頼感指数など、経済指標が軒並み良好だったことから104円17銭まで上昇し、104円台で引ける。 ユーロドルは約1年振りとなる1.3164まで下落。ユーロ圏と米国との景気の違いが明らかだ...

ドル円は東京市場の夕方に113円まで買われる場面もあったが、NYでは経済指標の悪化に112円台前半まで押される。その後ドルは連銀総裁の発言に再び112円90銭まで反発し、高値圏で引ける。(イメージ写真提供:123RF) 【続きを読む】...

ドル円は東京タイムが終わると徐々に下落し、小売売上高が市場予想を大きく下回ったことで、122円92銭までドルが売られる。その後は株価が上げ幅を拡大したことからドルも反発し、123円30-40銭まで戻して引ける。ユーロドルは、ギリシャ情勢が小康を保っている...

ドル円はイエレンFRB議長の発言や、CPIの上昇を受けて、121円57銭まで上昇。約2ヶ月ぶりのドル高水準を記録し、年初来高値を試すとの見方が強まる。ドル高の流れが加速したことから、ユ-ロドルでもユーロを売ってドルを買う動きが強まる。ユーロドルは約1ヶ月ぶり...

1月の雇用統計が市場予想を上回った上、昨年11月と12月の雇用者数も大幅に上方修正されたことでドル円は急伸。約4週間ぶりに119円台前半までドル高が進み、119円台を維持して引ける。ユーロドルもドル高の流れにユーロ売りが活発となり、1.14台半ばから1.1312まで...

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