[全般]サプライズのCPI

昨日のNY時間に発表された米3月CPIは3.5％と予想の3.4％を上回りCPIコア指数も3.8％と予想の3.7％を上回ったことでドルは全面高。FRBの利下げ時期が後退するとの見方から米長期金利も23年11月以来の4.56％台に上昇。ドル円は152円の節目を上抜けると153円22銭まで上昇。懸念されていた介入も聞かれなかった。
ドル円は上昇の勢いが強いことから収まるまでは介入が控えられる可能性が高い。
しかし介入警戒感がドルの他通貨に対しての上値が抑えられたことでクロス円は全面安となっている。
FRBの6月利下げ観測の可能性が低下し年3回の利下げ観測も2回との見方に変わっている。
FOMC議事要旨でも「ここ数か月のインフレ指標は期待外れで利下げはまだ適切ではない」など、タカ派的な内容が示された。

今日は米3月PPIが発表されるがドル買いの勢いが強まる中で予想を下回ったとしてもドルの下値は限られるとみる。
行き過ぎたものはいずれ調整が入ることも確かではあるものの今はまだ流れに逆らわない方がよさそうだ。

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