欧州中銀 6月以降の利下げ検討

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欧州中銀 6月以降の利下げ検討
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欧州中銀 6月以降の利下げ検討

欧州中央銀行(ECB)は11日、定例理事会を開き、主要政策金利を5会合連続で据え置くことを決めた。ユーロ圏20カ国の物価上昇(インフレ)率はECBの中期目標である2%に近づいているが、賃上げなどによるインフレ再加速の懸念が拭えないため、利下げを見送った。ECBは欧州各国の賃金データを見極め、次回6月会合以降に利下げを検討する。

さらに、ECBが3月に発表した経済見通しでは今後のインフレ率のさらなる低下が示されており、ヘッドラインインフレ率は2025年に2.0%、2026年に1.9%と予想されている。基本的に、インフレ率は中期的にはすでに目標に達しており、6月にはさらなる下方修正が行われる可能性が高い。

ECBは利下げを先送りし続けることもできるが、それはせいぜい24年7月の理事会までであり、あるとしても欧州圏独自の情勢によってのみで米国とは関係ないとABでは見ている。ECBの発言者(タカ派からハト派まで)は、6月が開始点となる可能性が高いと述べている。3月の理事会後の記者会見で、ラガルドECB総裁は、理事会はすでに引き締め的な金融政策スタンスを縮小する議論を始めていると述べた。利下げの先送りはハト派理事からの強い反発を招き、低迷するユーロ圏経済に打撃を与え、中期的にインフレ率が目標の2%を大きく下回るリスクとなる可能性がある。

したがって、ECBが6月に利下げを開始するために必要なマクロ経済的条件は、今後数カ月ですべて満たされると考える。

【ロンドン共同】欧州中央銀行(ECB)は11日に理事会を開き、政策金利を維持すると決めた。据え置きは5会合連続。インフレ率が2%の目標に向けて着実に鈍化しており、物価を左右する賃金動向などを踏まえて利下げに踏み切る時期を慎重に模索する。

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