[全般]ドル高で介入入らず

前日ドル円は160円台に乗せたところで大規模介入が入り154円54銭まで下落。その後は156円後半でのもみ合いが続いた。介入規模は約5.5兆円、ドル換算で約350億ドルと予想される。1日のドル円の取引量が約700億ドルとされ、かなりの規模となる。
それも日本が祝日ということもあり薄商いの中で効果は通常よりも大きかったとみられる。
しかし、昨日のNY時間に発表された米1‐3月四半期雇用コスト指数が1.2％と予想の1.0％を上回り1年ぶりの高い水準となったことでドル全面高。ドル円は157円後半まで上昇したが介入は見られなかった。
結局ドル買いが強まる段階では介入は入りにくいということになる。
今日は米ISM製造業やJOLTSが発表されるがそれよりも明日未明のFOMC会合での声明とパウエル議長の発言に注目。雇用コスト指数などここにきてインフレ再燃を示すものが多いことから利下げに慎重な姿勢が示されるとみられる。
予想通りであればドル一段高となりドル円は再び160円を試す展開が予想されるが、その時に介入が入るのか、入ったとしてどこまで効果があるのか試される。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) – ジャンル:株式・投資・マネー