ホンダ 中国で希望退職を募集

ホンダと中国国有大手の広州汽車集団との合弁会社「広汽ホンダ」が5月か...

ホンダは、中国での車の販売の落ち込みを受け、現地の合弁会社の工場で希望退職を募集し、人員削減を行うことを明らかにしました。一方、中国では、EV＝電気自動車の専用工場を年内に稼働させる計画で、中国事業の見直しを進める方針です。

【広州=田辺静】ホンダが中国の販売低迷を受けて、現地正社員の希望退職の募集を始めたことがわかった。対象は工場の生産業務に携わる社員で、既に現地合弁会社の14%にあたる約1700人が応募した。

ホンダは、中国で現地メーカー2社との合弁で主にハイブリッド車を生産していますが、販売の落ち込みを受けてこのうち1社との合弁会社について、工場での生産業務を行う正社員を対象に希望退職を募集し、人員削減を行うということです。これまでに全体の14％程度にあたるおよそ1700人が応募したとしています。

ホンダの昨年度の中国での販売台数は122万台余りと、ピークだった2020年度からおよそ3割減少し、工場の稼働率の低下に対応するためとみられます。一方、会社は中国で、EV＝電気自動車の専用工場を年内に稼働させる計画で、EVを強化する形で中国事業の見直しを進める方針です。